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横浜羽沢駅(よこはまはざわえき)は、神奈川県横浜市神奈川区羽沢町にある日本貨物鉄道(JR貨物)・東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅。東海道本線に属し東海道貨物線(羽沢線)上にある。
元々貨物専用駅として開設されたが、国鉄分割民営化を前に、今後旅客営業を行う可能性があるという理由で、形式上旅客営業も行う駅という扱いとなった。しかし、実際には旅客設備はなく、現在まで一般旅客営業された事はない(同様の駅に、東京貨物ターミナル駅や仙台貨物ターミナル駅がある)。東海道線のライナーの一部は当駅経由で運行されているが、全列車通過ということになる。
また、当駅に隣接して相模鉄道(相鉄)の羽沢横浜国大駅の建設が進められており[1]、JRの直通列車の経由地となる予定である。なお、相鉄・JR直通線開業後のJR東日本としての横浜羽沢駅の処遇は発表されていない。
Contents
歴史
横浜羽沢駅の開業前は、横浜市内のコンテナは保土ヶ谷駅や高島駅で取扱っていた。
- 1979年(昭和54年)10月1日 - 横浜市神奈川区羽沢町字天屋に開業[2]。貨物と小荷物を取扱う一般駅。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 小荷物の取扱を廃止、書類上旅客営業開始[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により日本貨物鉄道・東日本旅客鉄道の駅となる。
今後の計画
取扱う貨物の種類
駅構造
2面3線のコンテナホームがある。ホームは長いが、実際にホームとして使用されているのは東側約300メートルのみである。ホームの北端には駅の入口や駅舎がある。ホームの南側には仕分け線が数本あり、それらや荷役線からトンネルへ向かう引上げ線1本が伸びている。引上げ線からは、着発線に繋がる線が分岐している。
- Yokohamahazawa 02.JPG
貨物ホームを望む
- Yokohamahazawa station no1.JPG
旧・荷物ホームを望む。
- Yokohamahazawa 03.JPG
旧・荷物ホーム
駅構内はホーム側から順に、ホーム、荷役線2本、ホーム、荷役線1本、仕分け線群、着発線群、下り本線、上屋付きホーム1面2線、着発線群、上り本線となっている。着発線の一部と上下本線はJR東日本の管轄で、残りの側線はJR貨物の管轄である。JR東日本管轄線にある荷物ホームは現在使用されていない。
丘陵地にあり、駅は地上、東側は高架線、西側はトンネルになっている。構内の一部も高架になっており、高架下をジェイアール東日本物流が横浜支店や倉庫として使用している。
なお、駅の業務は神奈川臨海鉄道が受託している。
利用状況
近年の年間発着トン数は下記の通り。
年度 | 年間貨物取扱量[5] | |
---|---|---|
発送(トン) | 到着(トン) | |
1998年 | 208,582 | 209,782 |
1999年 | 209,337 | 201,567 |
2000年 | 201,347 | 193,438 |
2001年 | 210,722 | 204,727 |
2002年 | 225,879 | 214,363 |
2003年 | 233,782 | 239,847 |
2004年 | 215,147 | 225,531 |
2005年 | 214,640 | 242,761 |
2006年 | 225,853 | 234,390 |
2007年 | 223,877 | 231,412 |
2008年 | 197,768 | 217,462 |
2009年 | 168,714 | 188,975 |
2010年 | 164,216 | 190,716 |
2011年 | 151,312 | 182,564 |
2012年 | 159,505 | 166,840 |
2013年 | 181,296 | 170,660 |
2014年 | 186,233 | 167,145 |
駅周辺
- 第三京浜道路
- 良生寺
- 佐川急便横浜北支店
- 聖ヶ丘教育福祉専門学校附属育和幼稚園
- 横浜国立大学常盤台キャンパス
- 医療法人社団のう救会脳神経外科東横浜病院
- 横浜市立市民病院
相模鉄道 羽沢横浜国大駅
隣接して建設中の旅客駅については、羽沢横浜国大駅を参照。事業計画の詳細は、神奈川東部方面線を参照。
隣の駅
脚注
- ↑ “相鉄・JR直通線 新駅名称を「羽沢横浜国大駅」に (PDF)”. 相模鉄道株式会社 (2017年12月11日). . 2017閲覧.
- ↑ 1979年(昭和54年)9月21日日本国有鉄道公示第82号
- ↑ 1986年(昭和61年)10月30日日本国有鉄道公示第140号
- ↑ JR貨物 中期経営計画「ニューストリーム2011」による
- ↑ 横浜市統計ポータル(運輸) http://www.city.yokohama.lg.jp/ex/stat/index2.html#46