ニジェール
- ニジェール共和国
- République du Niger
- 国の標語:Fraternité, Travail, Progrès
(フランス語: 友愛、労働、進歩)
公用語 | フランス語[1] |
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首都 | ニアメ |
最大の都市 | ニアメ |
独立 - 日付 | フランスより 1960年8月3日 |
通貨 | CFAフラン (XOF) |
時間帯 | UTC (+1)(DST:なし) |
ISO 3166-1 | NE / NER |
ccTLD | .ne |
国際電話番号 | 227 |
ニジェール共和国(ニジェールきょうわこく、フランス語: République du Niger)、通称ニジェール
アフリカ大陸中西部の内陸国。北はアルジェリア,リビア,東はチャド,南はナイジェリア,ベナン,西はブルキナファソ,マリに国境を接する。中部の牧畜可能なステップ地帯,南部の農耕可能なサバナ地帯を除くと国土の大半はサハラ砂漠。年平均気温は地域により最低-2~16℃,最高 46~50℃。 14世紀頃からガーナ,ソンガイ,マリ,ハウサなどの諸王国が栄えたが,18世紀末からヨーロッパ人が進出,1890年イギリスとフランスによる植民地分割の協定の結果,最終的に 1904年に現在の国境が定められた。当初はフランス領スーダン (現マリ) に属したが,1922年フランス領西アフリカの一部,1946年フランス海外領,1958年フランス共同体内の自治国となり,1960年独立。農業と牧畜を主とし,人口が集中する南部では,ハウサ族などがラッカセイ,ワタ,自給用の穀物などを栽培。中部,北部はプール族 (フルベ族 ) ,ベルベル族 (ベルベル人 ) ,トゥアレグ族などがヤギ,ウシを主とする遊牧を営む。しかし 1970年代以降,干魃やイナゴの害に悩まされ,食糧自給は達成されていない。中北部のアルリトなどアイル山地でウラン,スズを産し,スズはナイジェリアへ,ウランはフランス,イタリア,ドイツ,日本へ輸出。ほかの主要輸出品はラッカセイ,綿花,皮革製品,家畜など。鉄,タングステンなどの鉱脈も有望で,開発が期待されている。輸出はベナンのコトヌー港と結ぶ鉄道・道路輸送に依存。ウラン採掘には日本の企業も参加している。住民はハウサ族が約 50%,ほかはジェルマ=ソンガイ族,プール族,トゥアレグ族など。大部分がイスラム教徒。公用語はフランス語であるが,ハウサ語,ジェルマ語も広く用いられる。
外部リンク
- ニジェール共和国政府 (フランス語)
- ニジェール大統領府 (フランス語)
- 日本外務省 - ニジェール (日本語)
- ニジェール政府観光局 (フランス語)(英語)