ウエスト (飲食店)
ウエストは、福岡県に地盤を置く飲食店。
概要
1966年に福岡県福間町(現・福津市)の1号店を皮切りに、うどんやカレー、焼肉、和食、中華料理(同社では「中国料理」と呼ぶ)、ラーメン、ファミリーレストランに加え、その他テナントも含めた様々な種類の料理の専門店を複合的に集めた「ウエスト味の街」として展開していたが、近年はうどん店と焼き肉店がメインで、その他は一部の数店舗でのみ営業している(現在レストランの営業はない)。また、うどん店は24時間年中無休の店が多く、その一号店はかつて「ウエスト味の街」であった佐賀県の基山店である(現在はうどん店のみ営業)。
1983年には同社の海外店舗として初めて和食レストラン「イースト」をニューヨークに開店。その後、寿司ジャパニーズファーストフード「テリヤキボーイ」、カラオケ「ジャパス」などニューヨークを中心にロサンゼルス、シカゴ、ラスベガスのアメリカ国内だけでなく、ジャマイカにも店舗展開している。
毎週水曜日と金曜日は各店でお得なメニュー、土曜日は各店舗ではお得な「均一価格メニュー」(いずれも一部店舗除く)を用意し、焼肉店では毎週金曜日に「ウエストの日」として食べ放題プランを設けている。また海外の店舗を含めた全店舗で使える「ウエストカード」を発行し、入会金3,240円を支払うと3,300円分の食事券と入会当日を含む1年間、食事代金から10%引き(クレジットカード決済は5%)の特典が受けられる(生そば あずまを除く)。
九州地方で流れている同社のCMでは、同じく九州出身(佐賀県相知町、現唐津市)の村田英雄が「生まれも育ちもまるまる九州たい〜♪ 忘れちゃならない うどん一本! うどんウエスト〜♪」と歌う「ウエストうどんの歌」が流れる。また、2013年からは地元福岡出身のバンド「CHEESE CAKE」(現・MOSHIMO)のオリジナル曲も使われていたが[1]、2015年5月からは同じく九州出身(福岡県久留米市)のバンド「KANIKAPILA」のオリジナル曲「WEST GO GO!」を使用している[2]。
社会文化活動
福岡を拠点に九州地方で芸能活動を展開する福岡よしもとへの協賛を行っており、テレビCMには同事務所に所属しているタレント・レモンティーを起用している(2016年12月時点)。他にも同事務所のチラシに広告を出稿したり、最大定期企画であるよしもと魂 in イムズでは抽選で無料食事券を配布している(2011年5月時点)。
東日本大震災の復興支援活動として、震災から1ヶ月後の2011年4月11日のウエスト全店の売上金約3,627万円を全額寄付している[3]。
出店ジャンル
現在
- 以下の店舗は、ウエストカードの割引対象外となる。
- 生そば あずま - 国内で店舗名にウエストと付かない初の形態[4]。
- 焼肉 AZUMA
- 立喰いそばすじ一
- 蕎麦処 てりそば
- ステーキハウス「ハッピーイースト」
過去
- サウナ
- ファミリーレストラン
- イタリアンレストラン
- ラーメン
- カレーライス
- 和食
脚注
- ↑ CHEESE CAKE の楽曲CMで起用! - ウエスト(2013年2月7日) 2013年3月20日閲覧
- ↑ 「ウエスト」 イメージCMソングに決定! - KANIKAPILA IFFICIAL WEBSITE(2016年10月7日閲覧)
- ↑ “約4190万円を義援金として寄付 ウエスト 特別営業日の売上金など”. ふく経ニュース (2011年4月26日). . 2011閲覧.
- ↑ ウエスト、手打ちそば専門店の展開加速 3年後に30店 - 日本経済新聞(2014年7月25日)2015年7月18日閲覧