西遊記 (1978年のテレビドラマ)

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本項では、1978年にかけて日本テレビで放送されたドラマ西遊記』、および、1979年に同じく日本テレビで放送されたドラマ『西遊記II』を取り扱う。厳密には。放送当時、シリーズ化も検討されたが、製作費の高さとキャストの多忙により実現しなかった。

併せて1993年3月28日に放送された日本テレビ開局40年記念ドラマ『西遊記』についても本項で説明する。なお、開局40年記念ドラマの好評を受けて製作され1994年に放送された連続ドラマの平成版西遊記については『新・西遊記』を参照のこと。

製作は日本テレビと国際放映。特撮はパート1では円谷プロダクションが、パート2では東宝映像が協力した。1978年から全26話が放送され、好評をうけて1979年にパート2(全26話)が製作された。いずれも日曜日の20時から放送。

タイトルの通り、中国で16世紀前後に書かれた古典小説『西遊記』を題材としており、芥川隆行が各話の結びで語る「それはまた次回の講釈で」は原作の文言をもじったものであるが、大半の内容は『西遊記』や『平妖伝』などの複数の古典から翻案したもので、オリジナルドラマである。

国内・国外にて何度も再放送が行われ、音楽を担当したゴダイゴとともに人気を博した。2006年9月27日に『西遊記 DVD-BOX 1』、同年11月22日に『同 DVD-BOX 2』が発売された。イギリスでは英語版DVDがリリースされている。

西遊記(1978年)

内容

石から生まれた猿・孫悟空の生い立ちから始まる。天界から追放されて500年後、三蔵法師沙悟浄猪八戒との出会いを経て天竺への取経の旅をするという冒険活劇。旅中に遭遇するさまざまな厄難とそれに伴う三蔵一行の絆や成長を描く1時間の連続特撮ドラマ。

短気だが明るく人情味あふれる悟空、心美しく3人の弟子の良き指南役である三蔵、ニヒルで飄々とした悟浄、大喰いで女性に滅法弱いが愛嬌のある八戒などの演者の個性に合わせたキャラクター設定と、軽妙な掛け合いが人気を博す。本来男性である三蔵法師を女性である夏目が演じる事で、高貴で中性的な三蔵法師像を演出した。しかしながら、(主に低年齢層の視聴者は)三蔵法師が女性だと勘違いした、あるいは本作中において三蔵法師は女性と設定されていると勘違いした視聴者もいた[注 1][注 2]。後にドラマ化された『西遊記』でも三蔵役を女優が演じるというパターンが踏襲されている。

最終回は「到着したのはニセ天竺だった」という展開であり、再び天竺への旅を開始するところで終わっている。このときは必ずしもパート2の制作を意識してはおらず[注 3]、製作側が視聴者に天竺の神秘的なイメージを持たせることを狙った演出であった。

企画・制作

日本テレビ開局25年記念番組として企画・制作[1]1978年日中平和友好条約が調印された年であり、当時としては画期的な中国ロケが中華人民共和国中央広播事業局の協力のもと行われた。

放送枠は、NHK大河ドラマと同じ日曜夜8時であり、ひけをとらないようにと当時の金額で10億円の予算が投じられた[1]

前年1977年10月からTBSではコメディ人形劇『飛べ!孫悟空』が始まっており、1978年4月にはフジテレビでアニメ『SF西遊記スタージンガー』もスタートしていた[注 4]こともあり、子供層を中心に『西遊記』に関心が集まっていたこの年はいわば『西遊記』の当たり年であり、その流れで満を持して日本テレビが実写版『西遊記』の製作に踏み切ったわけである。

日本テレビは本作の5年前に開局20年記念番組として『水滸伝』を放送しており、『水滸』に続く中国古典ということで『西遊記』のドラマ化との企画になった。

後年DVD-BOXとしてソフト化された際の特典映像の中で、岸部シローが「記念番組ということでギャラが普通のドラマよりも少し割り増しだった」と回想している。なお、夏目雅子は当時の大河ドラマ黄金の日日』にも出演している。

映画監督の内藤誠によれば、もともとは若山富三郎が映画として企画したものであり、悟空は若山、三蔵法師は坂東玉三郎、八戒は高見山大五郎、沙悟浄は仲代達矢が考えられていたという[2]。三蔵法師役は初め坂東玉三郎にオファーされたが即断で断られ、そのために思い切って女優の男役というアイデアになったという話は堺正章なども語っている[3][4]

視聴率

平均視聴率は約19.5パーセント。最高視聴率は最終回の27.4パーセント。

当時から国民的人気を誇っていたNHK大河ドラマの裏で放送されていたにも関わらず、最終回で27.4パーセントを記録したのは当時としては異例であった。同日のNHK大河ドラマ『草燃える』の視聴率は27.6パーセントであり、ほぼ同じ数字を記録している。これは当時の民放番組としては異例のことであった。両者は熾烈な視聴率争いをしており、NHKの関係者が本作の撮影現場にどういうドラマ作りをしているのか見学に来たこともあったという。

日本国外での反響

1979年11月から翌年の2月まで毎週金曜午後6時にイギリスBBCで英語吹き替え版が放送された。その後英語版はオーストラリアニュージーランド香港でも放送されている。中華人民共和国の中央放送局である中央電視台でも放送された。英語版では、タイトルが『Monkey 』とされ、悟空がモンキー、八戒がピグシー、悟淨がサンディ[注 5]、三蔵はトリピタカ[注 6]と呼ばれている。日本国外でのドラマの人気も非常に高く(日本同様に)1970年代のカルト的ドラマとなった。BBCが英語吹き替えの声優陣も個性的なベテランメンバーで堅めたことが、この英語圏での成功につながったようである。イギリスやオーストラリアなどでは現在もこの声優陣が日本のキャスト同様にファンからは愛されている[5]

特に初回放送時は子供達の圧倒的な支持をえて、ファンレターは日本にまで届けられた。ただ昔のBBCにおける放送形態として、いくつかのエピソードを飛ばして放送しており、欠番となっていた。これらは日本に先駆けてBBC版がDVD化されたことで、補完された。その際に一部のエピソードは旧声優陣でアフレコが行われている[注 7]

後年、岸部が外国でインタビューされている時、途中で相手から「あなたはサンディでは?」と尋ねられた。「そうだ」と答えると相手の目の色が変わり、同僚らに「サンディがいるぞ!」と呼びかけ、彼らが岸部に駆け寄ったという。

一方で中国においては、三蔵法師を女性にした事は、許し難い原作の改竄であるという評価もあった。もちろん本作においては三蔵法師を女性と設定した訳ではなく、女優が男性を演じたに過ぎないので、誤解であるのだが。

レイ・パークが『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』においてダース・モールを演じた際、ダブルブレード=ライトセーバーを用いたアクションにおいて、本作の孫悟空の如意棒を使ったアクションを参考にしたという。

制作裏話

  • 赤坂プリンスホテルで行われた番組製作発表の記者会見では、キャストが勢揃いし、三蔵役に決まった夏目雅子の断髪式のポーズで写真をとったが実際には髪を切らず、ドラマでは帽子ないしカツラを使用した。
  • 撮影の休憩中でも出演者である堺・西田・岸部・夏目の4人は常に共に行動していた。しかし、夏目以外の男性陣3人は、どうにかして夏目と二人きりになろうと互いに抜け駆けを企みそれを阻もうと帯同し常に牽制しあっていて本番より緊張感があったという。また、我先に夏目に食事をおごろうとしたり、着替えてる時間を惜しみ、着替えてる間に自分を差し置いて食事に出てしまうかも知れないという疑念も生まれいつも撮影の衣装のままで外に出ていたという。
  • 堺・西田・岸部の3人が酒の席で知り合った女性の家に行った際、タイミング悪くその女性の恋人が帰ってきてしまったため、堺と岸部は偶然その時風呂を借りていた西田を置き去りにして逃げ出した(2008年5月22日放送の『うたばん』にて堺により詳細が話され、恋人に見つかり、二人はなんとか誤魔化したが、西田は風呂場で見つかり、「出てってくれる?!」と裸と思われかねない格好で追い出されたと言う。ちなみに堺は岸部のことを「河童」、西田のことを「豚」と呼んでいた)。
  • 多忙だったキャストは、堺正章の部屋で昼休みに点滴で栄養剤を入れて元気を回復した。堺、西田、岸部の三人は「日本点滴会」を結成し、堺が会長、西田が副会長だった。
  • 撮影のロケ地にはトイレがなかった。男性の俳優たちは野原ですませたが、西田敏行は大便中に間近を自衛隊の戦車が通過したという体験をしている。また堺正章は夏目雅子の体調[注 8]を考慮して自費でキャンピングカーを購入し、そのトイレを彼女はロケでは利用した。このキャンピングカーは俳優が全員乗って朝早くからのロケへの移動にも使用された。
  • 第20話「猛吹雪! 三蔵狂乱」の撮影前、西田敏行は夏目雅子に福島弁(東北弁)を個人レッスンした。愛らしい彼女と二人っきりでとっても幸せな時間だったと西田は回想している。
  • 撮影時の衣装は、孫悟空用が上から下まですべて皮で200万円、ウール中心の西田・八戒用と木綿でまとめた三蔵用、沙悟浄用はともに100万円で、当時のお金で計500万円かかっている。またメーク時間は、カツラのある夏目雅子が2時間、豚耳のある西田敏行が40分、堺正章が30分。そして岸部はただかぶるだけなので15分だった[6]
  • 1978年のパート1では中国ロケは行われていない。中国へ背景用の映像をクルーが撮りに行ったのみだった。
  • 本作の主なロケ地は千葉県鋸山か静岡県御殿場、セットは東京世田谷(国際放映撮影所)など。ドラマパートはすべて日本で撮影され、しかも関東近辺、当時ほかのドラマ作品でも使われていた撮影場所で撮影されている。

特撮

  • 高野宏一鈴木清円谷プロダクション出身のスタッフが特撮を担当した[1]。『スターウルフ』の制作を終えた佐川和夫も特撮監督として参加している。
  • オープニングで繰り返される「石猿の誕生」シーンはわずか60秒だが、撮影に2か月間、1500万円かかっている。飛び出すシーンと、顔のアップは別撮りである。飛び出すシーンではスタントマン・二家本辰巳が猿の着ぐるみを着て、ピアノ線で引っ張られている。顔のアップシーンでは、堺正章に3時間かけて毛を植える特殊メイクを施した後で、「おぎゃー」というだけの5秒ワンテイクであった。
  • パート1の第2話に登場した白竜は原寸大の30メートルのモデルを製作し、3メートルと90センチと30センチのミニチュアモデルも加えて、合計で850万円の製作費をかけた[7][8]

音楽

本作の使用曲はゴダイゴのアルバム『MAGIC MONKEY(西遊記)』にまとめられた。アルバム冒頭には「Monkey Magic」が、オープニングのナレーションのバックに流れるインストルメンタル曲と合わせて1トラックの「THE BIRTH OF THE ODYSSEY〜MONKEY MAGIC」として収録されている。

純粋なサントラ盤ではなく、あくまでゴダイゴのアルバムという位置づけから、全曲英語ボーカル入りで「THE BIRTH OF THE ODYSSEY」以外のインストゥルメンタル曲、日本語歌詞版の「ガンダーラ」、堺正章の持ち歌である挿入歌「SONGOKU」など4曲[注 9]の楽曲は未収録である。

パート1放映時に発売されたので、パート2の主題歌「ホーリー&ブライト」は未収録である。ドラマの大ヒットも受け、オリコンの年間アルバムチャートで1位に輝いた。アルバムの詳細は西遊記 (サウンドトラック)を参照。

しみじみとしたシーンでかかるバラード(インストゥルメンタルを含む)はファンの心を捕らえた。(パート1&2の)主題歌三曲やパート2の挿入歌「SONGOKU」以上に、この曲が印象深いという人も多く、裏テーマ曲ともいえよう。しかし、実はこの曲はゴダイゴがこれ以前に音楽を手がけた映画『キタキツネ物語』のために用意した楽曲であった。タケカワユキヒデが唄う英語バージョンのタイトルは「THANK YOU, BABY」といい、『MAGIC MONKEY(西遊記)』ほかゴダイゴのベスト盤に収録されている。堺正章が唄うこの歌の日本語バージョンのタイトルは「この道の果てまでも」で、堺正章のシングルまたは『しんぐるこれくしょん』に収録されている。堺版は、第11話「昼と夜の妖怪夫婦」、第15話「鳥葬!悪魔の生贄」などで使用された。

第15話「鳥葬!悪魔の生贄」では、堺正章のもう一つの挿入歌である「今では遅すぎる」も孫悟空が破門されるシーンで使用された。

同じ日本テレビで、同じくミッキー吉野が音楽を担当した子供向け特撮番組『小さなスーパーマン ガンバロン』から、ジングルなどが流用されている(本作のサブタイトルブリッジは、『ガンバロン』の主題歌の一節)。

本編のゲスト出演者が極端に少ない第15、16話では、エンディングに「ガンダーラ」1番の歌詞が表示され、それが終わってから出演者・スタッフのクレジット表記が行われる型式となっている。

豆知識

  • 堺が孫悟空を演じたのは本作が初めてではなく、前年のファミリーミュージカル『マチャアキのそんごくうの大冒険』で孫悟空を演じていた。その時、三蔵を演じていたのは女性歌手の堀江美都子だった。
  • 最初に『西遊記』という題名が出るメインタイトル部分では、タイトルが消えたあとも「Monkey Magic」のインストゥルメンタルが流れ続け、その画面にスポンサークレジットが表示されていた(『西遊記II』も同様)。再放送やDVDではその部分がカットされているが、1985年ごろの日本テレビほかの再放送では、その部分に再放送時のスポンサークレジットが表示されていた。また、広島テレビでの再放送は、時期によりスポンサークレジットを空欄にしてメインタイトルを流したことがある(ブルーバックでロゴのみ表示した時期もあった)。
  • 第1話のオープニングでは、孫悟空が岩から飛び出した(誕生した)後に両手と顔のアップに加え、「おぎゃー」という声を発して「石猿 誕生す」というサブタイトルが出るのと同時に短いブリッジ曲が流れていたが、第2話から第5話までは、岩から飛び出した後は顔のアップのみでタイトルは入らず、「おぎゃー」という声やブリッジ曲は流れなかった。しかし第6話からは再び第1話と同じ形に戻り、悟空の顔のアップに再度『西遊記』というメインタイトルがブリッジとともに出るようになった。また総集編では第2話から第5話の形にもどり、次の砂漠のカットの上に『只今人気絶頂!! 西遊記 総集編』というビデオテロップが入った。
  • 同局で同時期に放送されていたアニメ『ルパン三世』の第67話「ルパンの大西遊記」では、三蔵一行を演じたルパン一家の衣装のデザインが、本作品のものを使用したパロディだった。
  • 放送終了翌週には「悟空誕生から天竺まで」と題した『西遊記 総集編』(構成・台本:田上雄、構成・演出:青木敏)が2時間スペシャルとして放送されている。再編集に応じた芥川隆行によるナレーションも新たに録音された。このスペシャルは夏目雅子が亡くなった1985年に追悼番組として日本テレビにおいて再放送されているが、その際には本放送当時の字幕スーパー素材を用い、当時と同じテロップ(悟空の特殊能力の説明やスタッフクレジットなど)を重ねて放送していた。
  • 2011年4月よりホームドラマチャンネルにおいて、初のHD放送で『西遊記』、『西遊記II』が続けて放送された(2012年4月終了)。
  • 2016年7月18日より時代劇専門チャンネルの平日深夜に期間限定で放送される「時専25時」の25時(深夜1時)枠にて放送される他、土曜日深夜0時枠にも毎週1話ずつ放送される予定(8月末までの放送を予定。ちなみに平日深夜2時枠に放送されるのは『仮面の忍者 赤影』で、毎日2話ずつ放送)。
  • 番組の企画段階では音楽担当には冨田勲の起用が想定されていた。(NHKラジオのラジオ深夜便でのタケカワユキヒデ氏の回想談による)。

登場人物・キャスト

スタッフ

(本編スタッフ)

  • 撮影:矢田行男
  • 照明:前原信雄
  • 録音:宮永晋金子昌平(宮永サウンド)
  • 美術:加藤雅俊
  • 音楽:ミッキー吉野
  • 演奏・唄:ゴダイゴ
  • 編集:平木康雄
  • 選曲:山川繁
  • 効果:宮田音響
  • 整音:豊田博
  • 助監督:青木敏
  • 制作主任:西島孝恒
  • 衣裳デザイン:真木小太郎
  • 時代考証:唐順棋
  • 番組宣伝:山口晋(日本テレビ・PR室)
  • 監督助手:花田深、一倉治雄、小林のぞみ
  • 撮影助手:園田勝秀、寺山勝信
  • 照明助手:上村英二郎、岡本吉郎、柴田信弘
  • 録音助手:浜勝堂、黒川英男
  • 美術助手:金子幸雄
  • 装飾:岸部啓二、板村一彦
  • 小道具:西川達男、伊藤伸吾
  • 衣装:山本英二、原田勝美(京都衣装)
  • 美粧:横井君夫(川口カツラ)
  • 記録:板垣久恵
  • 編集助手:沢村宣人、橋本和彦、井上孝子
  • スチール:村田のり子(テシコ)
  • 擬斗:宇仁貫三
  • 演技事務:勝又馨
  • 制作進行:茂木喜徳、山本貢

(特撮スタッフ)

(制作協力)

(協賛)

  • 中華人民共和国・中央広播事業局(台本に記述なし)

放送リスト

サブタイトル 脚本 監督 特撮監督 妖怪・妖仙 主なゲスト 出演
1 石猿誕生す 佐々木守
沖島勲
渡邊祐介 高野宏一 混世魔王
(演:松崎真
カルーセル麻紀
乙姫[注 10]役)
丹阿弥谷津子新藤恵美三角八郎、、岡田英次堺左千夫小笠原弘鮎川浩幸田宗丸村雲敦子西田良嶋崎伸夫平尾仁山口晃須賀良ひろみどり新井梨枝子吉田はるみ佐藤悦子西山水木乃川順子松村達雄高峰三枝子
2 長い旅の始まり 佐々木守 福田純 黒風大王
(演:大前均
東野英心
(恵岸行者 役)
中村敦夫勝呂誉東野英心平田昭彦谷口香梅津栄長谷川弘高松政雄国原杏子草間光行殿山泰司、高峰三枝子
3 三兄弟・天竺への誓い 安倍徹郎 山崎大助 黄風大王
(演:柳谷寛
ハナ肇
(烏巣禅師 役)
津山登志子平泉征増田順司上野綾子灰地順松沢千恵平田由美小高節子加藤茂雄夏木順平都家歌六谷口奈緒美沢井桂子
4 妖怪夫婦・金角、銀角 布勢博一 金角
(演:内田良平
銀角
(演:三条泰子
天本英世
(老奶奶 役)
多宮健二山口譲新村ひでや新村えつや、、田中幸四郎浅田善行
5 反抗期の妖怪 永井素夫 聖嬰大王[注 11]
(演:大門正明
服部妙子山本昌平外山高士船渡伸二酒井昭穴原正義松尾文人佐野光洋大村千吉勝呂誉
6 悟空破門!三妖怪の罠 赤袍怪(演:片桐竜次
青袍怪(演:根岸一正
黄袍怪(演:高橋長英
斉藤恵子入江正徳村上幹夫小寺大介邦創典国原杏子木下ゆず子竹井亮介森さとみ大島光幸岸本照雄伊奈貫太土屋嘉男
7 日照り妖怪の子守唄 ジェームス三木 田中康隆 鈴木清 日照り妖怪[注 12]
(演:桑山正一
赤座美代子和久井節緒近松敏夫暮林修黄培基熊谷卓三小池幸次大平佳奈子真山恵子町田幸夫夏木順平森塚敏
8 悟空危うし!鱗青魔王の逆襲 田中康隆 鱗青魔王
(演:中尾彬
池波志乃
(麗燕 役)
酒井靖乃(和泉ちぬ)、加藤茂雄、門脇三郎宇留木康二久本昇、伊奈貫太、大貫幸雄新井一夫、大島光幸、大竹義夫二家本辰巳有馬明良荻原紀K&U
9 危うし三蔵!!妖女地湧夫人 田上雄 福田純 地湧夫人
(演:堀井永子
池田秀一
(英舜 役)
御木本伸介沢井桃子堀部隆一内堀和晴村田則男田中耕二長克巳柿木恵至、伊奈貫太、新井一夫鹿島研、荻原紀、二家本辰巳
10 哀しき王妃 二人の玄奬 佐川和夫 道士
(演:中庸介
谷啓
(太上老君 役)
大塚国夫福田公子佐藤仁哉藤江リカ、、鹿島信哉林道紀江原正士築地博原田千枝子松本七美、伊奈貫太、新井一夫、鹿島研、荻原紀、二家本辰巳
11 夜と昼の妖怪夫婦 柴英三郎 山崎大助 唯昼怪(演:高杉玄
唯晩怪(演:町田祥子
泉じゅん猪浦宏昌大田黒武生市東昭秀小島孝夫、松沢千恵、桜井恵美子山崎千里森岡隆見有馬明良藤田康之清水忠一、伊奈貫太、荻原紀、二家本辰巳、新井一夫、大島光幸
12 御三家妖怪 追放作戦 石森史郎 虎力大仙(演:曽根晴美
鹿力大仙(演:潮建志
羊力大仙(演:五木暁
嶋めぐみ木田三千雄早川研吉久保田鉄男だるま二郎穴原正義日高ゆりえ、大村千吉、三沢ともこ、徳弘夏生森岡隆見、大島光幸、北斗太郎、伊奈貫太、荻原紀、二家本辰巳、新井一夫、矢沢裕紀
13 恋地獄 なめくじ妖怪 ジェームス三木 渡邊祐介 鈴木清 なめくじ妖怪
(演:沼田爆
田坂都
(海明 役)
北川陽一郎新城美奈子石崎洋光村上久勝岩本照雄藤田康之、荻原紀、森岡隆見、伊奈貫太、甲斐武長谷川幹樹長谷川真由美木村祐子K&U大井小町
14 地震妖怪!なまず魔王の謎 田坂啓 鯰震魔王
(演:天津敏
百面怪
多々良純
(善智上人 役)
大山いづみ天草四郎、新井一夫、矢沢裕紀、久本昇、荻原紀、森岡隆見、伊奈貫太、甲斐武、鹿島研、藤田康之、二家本辰巳、K&U
15 鳥葬!悪魔の生贄 ジェームス三木 池広一夫 道順(演:花沢徳衛 勝呂誉
16 独角大王・結婚行進曲 古田求 独角大王(演:長門勇
李彪(演:三角八郎)
松岡由利子林泰文うえだ峻
17 幻妖術師 青竜将軍 布勢博一 黒田義之 青竜将軍
(演:工藤堅太郎
賀原夏子
(老婆 役)
平松慎吾川端真二山本廉市東明秀元木丈陽高橋義之武田倫一吉中六、伊奈貫太、新井一夫、鹿島研、荻原紀、二家本辰巳、矢沢裕紀、松沢千恵、K&U、NAC
18 バッタ女王・消えた幻の湖 尾中洋一 バッタ女王(演:緑魔子 富山真沙子長尾深雪植木悦子中村七枝子立沢雅人福田信昭、伊奈貫太、新井一夫、鹿島研、荻原紀、二家本辰巳、大島光幸、岸本照雄、森岡隆見、北斗太郎、有馬明良永井秀和
19 意外!吸血鬼三蔵 田上雄 福田純 中野昭慶 侍従長(演:大下哲矢
王妃(演:黒沢のり子
平田昭彦黒木真由美晴海勇三和気ますみ伊藤真奈美森田美友紀峰秀一加藤みはる、堺左千夫、森幹太
20 猛吹雪!三蔵狂乱 ジェームス三木 なし 柳谷寛岡真佐子北川たか子若原初子岩瀬裕美、加藤茂雄、都家歌六門脇三郎築地博、松沢千恵、桜井恵美子阿部裕子、伊奈貫太、新井一夫、鹿島研、荻原紀、二家本辰巳
21 豚教国 翠蓮王女いざ出陣! 古田求 青木敏 神沢信一 賽太歳
(演:田中浩
岸本加世子
(翠蓮 役)
富田浩太郎奥村公延笹入舟作平田ルミ子柿木恵至築地博、加藤茂雄、、草間璋夫、門脇三郎、夏木順平那須のり子志村幸江清水忠一、新井一夫、鹿島研、荻原紀、二家本辰巳
22 快楽の館 悟浄白骨の恋 布勢博一 広良
(演:蟹江敬三
島本須美
(美宝 役)
泉晶子日向亜希、新井一夫、北斗太郎、松坂四郎、森岡隆見、鹿島研、荻原紀、村上久勝、二家本辰巳、清水忠一有馬明良藤田康之石崎洋光岩本照雄
23 女人国 八戒が妊娠!? 古田求 福田純 中野昭慶 如意真仙
(演:北城寿太郎
大泉滉 桜むつ子植木まり子中村龍史大泉滉北城寿太郎佳島由季黒木由美泉よし子、伊奈貫太、新井一夫、鹿島研、荻原紀、二家本辰巳
24 火焔山!! 芭蕉扇の愛 山根優一郎 羅刹女(演:児島美ゆき
牛魔王(演:小島三児
加山麗子山口あきら樋口のり子、新井一夫、北斗太郎、武藤英司、森岡隆見、鹿島研、荻原紀、村上久勝、二家本辰巳
25 妖怪帝国 突破大作戦 ジェームス三木
山下六合雄
池広一夫 鈴木清 妖怪大王(演:大久保鷹 梅津栄大前均、新井一夫、戸塚孝柿木至恵白石のり子、松沢千恵、NAC、森岡隆見、鹿島研、萩原紀、村上久勝、二家本辰己、沖田駿一市村昌治
26 あれが天竺 大雷音寺だ! 芝英三郎 鉄砂大王
(演:南利明
高峰三枝子、渡辺やよい丘ゆり子牧よし子北九州男、森岡隆見、鹿島研、萩原紀、村上久勝、二家本辰己、榊原舞踊団榊原帰逸、K&U、NAC
日本テレビ系列 日曜20時枠
前番組 番組名 次番組
西遊記
(1978年版)

西遊記II

内容

『西遊記II』は、パート1が予想を超える大好評であったことから約半年後にスタートした続編である[8]。パート1の流れを基本的には踏襲しながらも、猪八戒役が西田敏行から左とん平に変更[注 13]、三蔵の愛馬となった竜の化身である玉竜役・藤村俊二を新しくレギュラーに加え、新たな味付けが施された。

製作側が刷新を意図したことから、パート1以上にバラエティーに富んだ内容になり、孫悟空や敵の妖怪が巨大化したりと特撮色が高まった一方で、京劇のアクションを入れるというのが裏テーマで、新しくなったオープニングに中国の京劇俳優が出るのはそのため[注 14]。パート2では、原作「西遊記」に出てこない妖怪の登場等、原作にないオリジナル要素が多く取り入れられ、平妖伝、日本の童謡や映画(シェーンなど)などのモチーフが増える。

最終話については、パート3の製作を視野に入れていたため天竺への到着を結末にせず、ナレーションでも続編を予告するような言葉を付して物語を閉じている。

平均視聴率は約16.5パーセント。最高視聴率は第13話の21.1パーセント。

2007年1月24日に『西遊記II DVD-BOX 1』、同年3月21日に『同 DVD-BOX 2』が発売された。

特撮

  • ドラマ用に製作された如意棒の小道具は、10センチから2.5メートルのものまで6種類。悟空が通常のシーンで持っているものは長さが1.8メートルである。特撮シーン用に製作された各キャラクターのミニチュア人形は、9センチから30センチ大のものまで4種類。(当時の特撮技法で)小さな人形はあえてデフォルメして頭や手足の比が太めに作ってある。なかにはモーターで動くアクション人形もあった。
  • 觔斗雲は大小10種類が用意された。赤い豆電球の付く光る觔斗雲や、空中戦で使われた機関銃付きのものなど、シーンによって改造されている。雲の材料はポリエチレンであった。

中国ロケ

中国ロケはパート1が終了し、パート2が始まる準備期間内に行われた。これは日本のテレビとしては初の中国ロケであったが、まだ台本がなく、無音声[注 15]でいくつかのシチュエーションが取られた。このロケでの映像の一部がパート2のオープニングで使用されている。OPの後ろ姿の三蔵は夏目ではなく別人が演じている。三蔵が正面を向いた次のカットは日本で撮影され、編集でつなぎ合わされた[注 16]

ただしここで撮影されたシーンは劇中では使用されていない。オープニングにクリップ映像として挟まれているだけである。当時は外国ロケは極めて希であり、共産圏となると皆無で、この程度でも中国ロケは快挙といわれた。この宣伝にごまかされてドラマが中国で撮影されたシーンがあると誤解されることがあるが、ドラマ部分はすべて日本(千葉県、静岡県、東京世田谷など)で撮影されている。

1970年代後半までにシルクロードでは、中国政府がウィグルで地上での核実験を繰り返し行なっていたため、夏目雅子が本ドラマの7年後に白血病を発病したことの原因がシルクロード現地ロケにおける被曝であった可能性があると、2009年に理学博士の高田純が論文としていくつかの雑誌で発表した[9][10][11]。しかし実際にはそうした事実はなく、このドラマではシルクロードで俳優をつかったロケ撮影は行われなかった。また、当時売れっ子になっていた夏目はスケジュールの都合上、中国ロケにそもそも参加できなかった。参加したのは堺正章、左とん平、岸部シロー、藤村俊二の四名で、中国ロケは1週間ほど行われたが、多くの時間は撮影よりも中国との親善目的で中国党幹部による歓迎会に費やされた[注 17]。シルクロード現地ロケなるものは存在せず、オープニング以外で中国ロケで撮影されたシーンは使用もされておらず、ドラマシーンには中国での撮影シーンはないため、核実験と夏目の白血病との因果関係はない[12]

豆知識

  • パート1では、堺正章と西田敏行は、台本をほとんど読まず、アドリブでのやり取りが多かったが、パート2では左とん平、藤村俊二も加わり、現場はこれからどう動くのだろうという良い緊張で和気藹々として撮影された。しかし決定稿のセリフとは全く異なるため、完成台本の記録係は、出演者のアドリブを書き留めて整理するのに大変だったという。吹き替えを入れるころには、出演者はアドリブの内容を忘れていることが多かった。
  • 白馬が口を利く、もしくは玉竜となるという設定は、パート1の企画段階からあり、パート2で初めて実現した。
  • 岸部シローのケチは当時から有名で、仲間内で食事をしても、先輩である左とん平や堺正章ばかりが勘定を払い、岸部はいつも急にトイレにいったりして、一度もお金を払うことがなかった。
  • パート2でテレビ番組としては初めて行われた中国ロケでのシーン撮影は、およそ一週間であった。このときはまだ台本ができておらず、音声なしで様々なパターンシーンが撮影されたが、実際には劇中には使われておらず、お蔵入りになっている。中国ロケでは白馬を農村で借りるなど行き当たりばったりだった。
  • 中国ロケでは、京劇のスターで孫悟空を演じて47年の大ベテラン・張松林と堺正章は意気投合し、如意棒の使い方を伝授されたという。堺は、如意棒のほか、剣戟などもその場で習って修得した。
  • 全編を通じて、ワンカメのみの長回しで撮影されている。パート2の撮影時期は真冬であり、ロケは早朝が多かったため、白く吐く息が写っており、逆にスタジオ撮影だとドライアイスで煙をつくるとの理由から締め切った環境で行われ、照明の熱で40℃以上の室温だったという。
  • パート1とパート2の両方において、ゲスト出演している女優の多くは日活ロマンポルノの出演者である。本作出演以前にヌードになっていた女優と、『西遊記』放送後にヌードになったものがいるが、『西遊記』での出演場面では濡れ場は全くない。

登場人物・キャスト

スタッフ

(本編スタッフ)

  • 撮影:小泉一大岡新一
  • 照明:小中健二郎
  • 録音:遠藤和生
  • 美術:加藤雅俊
  • 音楽:ミッキー吉野
  • 演奏・唄:ゴダイゴ、堺正章
  • 編集:平木康雄
  • 選曲:山川繁
  • 効果:宮田音響
  • 整音:豊田博
  • 助監督:花田深
  • 制作主任:西島孝恒
  • 衣裳デザイン:真木小太郎
  • 時代考証:唐順棋
  • 番組宣伝:山口晋(日本テレビ・PR室)
  • 監督助手:遠藤伸幸、小林のぞみ
  • 撮影助手:園田勝秀、服部英一
  • 照明助手:沖田秀則、下村芳樹、工藤護
  • 録音助手:芦原邦雄、黒川英男
  • 美術助手:木村光之
  • 装飾:岸部啓二、板村一彦
  • 小道具:西川達男、伊藤伸吾
  • 衣装:山本英二、原田勝美(京都衣装)
  • 美粧:横井君夫(川口カツラ)
  • 記録:土屋テル子
  • 編集助手:沢村宣人、橋本和彦、井上孝子
  • スチール:式田俊一
  • 擬斗:宇仁貫三
  • 演技事務:勝又馨
  • 制作進行:松本有史

(特撮スタッフ)

  • 撮影:関屋昌平
  • 照明:松丸善明
  • 美術:高橋昭彦(現・井口昭彦
  • 操演技術:白熊栄次岸浦秀一
  • 視覚効果:宮西武史
  • 助監督:松本清孝
  • 監督助手:山本真一
  • 撮影助手:神津和晴、松井由守、中島正利、野沢善夫
  • 照明助手:高野和男、木村武男
  • 美術助手:木目憲吾、小形忠、石戸雄二、長谷川麻理子、黒瀬弥生子、寺井雄二
  • 操演助手:渡辺欣治、畠山修
  • 光学助手:真野田嘉一(東宝映像)
  • 記録:杉原温子
  • 制作進行:大宮克之

(制作協力)

放送リスト

サブタイトル 脚本 監督 特撮監督 妖怪・妖仙 主なゲスト 出演
1 再出発 天竺への道 ジェームス三木
山下六合雄
福田純 鈴木清 熱子竜 中村敦夫井上孝雄新藤恵美平田昭彦児島美ゆき中村龍史 狩野勝彦 永谷悟一穴原正義 郷内栄喜 鈴木実 K&U高峰三枝子
2 恐怖!猿のワクチン 青木敏 凌雲
(演:砂塚秀夫
ポール牧
関武志
岐邑美沙子大橋一輝、永谷悟一、穴原正義、中瀬博文井口修一大貫幸雄清水忠一岡田勝根本泰明二家本辰巳、郷内栄喜、武田倫一築地博森本三郎尾崎八重川名美也子、K&U
3 賭博妖怪 ミイラ取りがミイラ 布施博一 太田昭和 佐川和夫 小天鬼(演:うえだ峻
黒風鬼(演:高杉玄
八木景子飛鳥裕子日高ゆりえ山本廉松沢千恵川島一平永田博文小島孝夫伊東しず子戸塚孝村上久勝岡本牧子高橋美恵子柿木恵至、大貫幸雄、石崎洋光、鈴木実、K&U
4 落ちこぼれの恐怖 分数妖怪 ジェームス三木
山下六合雄
高瀬昌弘 分数妖怪
(演:佐藤オリエ
堺左千夫磯村千花子西川和孝清水康晴鹿島信哉村上久勝荻原紀木村正則森靖彦、根本泰明、志村幸江、井口修一、高橋正昭、郷内栄喜、K&U、小栗一也
5 妖異 太陽が二つの国 古田求 青木敏 鈴木清 混世魔王
(演:山本昌平
藤巻潤
(二郎真君 役)
早川絵美中里ひとみ福原秀雄三上剛広田正弘甲斐武、根本泰明、郷内栄喜、松坂四郎星野晃森健太郎、鈴木実、藤岡一也、二家本辰巳、K&U
6 オカルト!悪霊の棲む館 田上雄 福田純 羊頭魔王 根上淳
(陳尚文 役)
石田信之多宮健二鈴木美江栗田八郎戸塚孝、郷内栄喜、森健太郎、甲斐武、根本泰明、井口修一、荻原紀、高橋正昭、藤岡一也、八神聡竜咲勇人、K&U
7 夢の妖怪 幽鬼将軍 ジェームス三木
山下六合雄
太田昭和 佐川和夫 幽鬼将軍
(演:八名信夫
大貫幸雄、石崎洋光村上久勝、藤岡一也、荻原紀、星野晃、二家本辰巳、郷内栄喜、中瀬博文森健太郎、八神聡、高橋正昭、井口修一、根本泰明、大竹義夫戸塚孝矢沢裕紀、K&U
8 女だらけの化け猫騒動 古田求 青木敏 (憑依霊のみ) 根岸とし江
(九天玄女 役)
横山あきお川平京子、郷内栄喜、甲斐武、中瀬博文、星野晃、渥美博川渕豊喜、根本泰明、大貫幸雄、柿木恵至、井口修一、八神聡、K&U、NAC姫ゆり子
9 地獄極楽宙ぶらりん ジェームス三木
山下六合雄
太田昭和 川北紘一 なし 小林重四郎
(是空和尚 役)
嶋めぐみ保科三良元木文陽相原巨典中島元大山豊安田裕治村上幹夫荒瀬寛樹近松敏夫小池幸次大川万裕子山川弘乃五十嵐美鈴沢柳迪子向殿あさみ浦山紀子宇佐美多恵子、中瀬博文、村上久勝、荻原紀、新井一夫藤田康之
10 河童の国の悟浄の恋 古田求 青木敏 佐川和夫 九霊大仙
(演:峰岸徹
山口美也子
(翠玉 役)
入江正徳小笠原まり子堀田秀康堀田佳久、郷内栄喜、星野晃、大貫幸雄、大島光幸、柿木恵至、高橋正昭、渡部裕治、戸塚孝、根本泰明、凱慶泉趙雲涛、呉江、張松林
11 毒キノコ 集団記憶喪失 ジェームス三木 中野昭慶 なし 小松政夫 真夏竜小笠原弘東竜明島村卓志大前田武小倉雄三倉沢暎子船渡伸二、郷内栄喜、甲斐武、中瀬博文、柿木恵至、根本泰明、大貫幸雄、藤岡一也
12 術競べ 消えた悟空 古田求 黒田義之 川北紘一 蛋子和尚
(演:鈴木瑞穂
曽我町子
(天人老婆 役)
大久保鷹早川研吉、大貫幸雄、井口修一、深作覚高橋成悟、藤岡一也、郷内栄喜、甲斐武、中瀬博文、星野晃、渥美博、鈴木実、八神聡
13 人喰い妖怪 若返りの泉 ジェームス三木 青木敏 中野昭慶 迅雷
(演:根岸一正
莫蓮
(演:木内みどり
車だん吉
(蛇根 役)
早瀬久美子斉藤真、柿木恵至、西川敬三郎、星野晃、郷内栄喜、甲斐武、中瀬博文、大貫幸雄、藤岡一也、井口修一、工藤明子明石勤西川ひかる
14 鬼女妖怪 狙われた新婚夫婦 櫻井康裕 黒田義之 川北紘一 鬼女妖怪
(演:福田公子
村松英子
(千手観音 役)
服部妙子工藤堅太郎内田直哉倉吉朝子増田順司山口譲津路清子篠田薫山中康司高崎容子
15 黄金妖怪 婿どの買います 加瀬高之 太田昭和 黄金妖怪
(演:高木均
平泉征
(呂銀 役)
竹井みどり佐藤仁哉吉原正皓平沢公太郎中林義明永井雅春村上正次那須のり子、柿木恵至、星野晃、大貫幸雄、渡部裕治藤田康之深作覚福留幸夫、八神聡、高橋成悟
16 イカレた亭主の弟子入り志願 古田求 青木敏 鈴木清 胡黜児
(演:鈴木ヤスシ
左黜児
(演:うえずみのる
藤村有弘
(李国方 役)
江崎英子、大貫幸雄、松坂四郎渡部裕治、深作覚、井口修一、八神聡、高橋正昭、藤岡一也、柿木恵至、渥美博、有馬明良、矢沢裕紀
17 泣くな八戒!瞳の中の愛 田上雄 怒羅鬼
(演:中丸信
不亂劔
(演:松本敏男
中尾彬
(朱俊英 役)
村田みゆき、、町田幸夫大矢兼臣小寺大介村上幹夫橘田良江吉岡ひとみ、鈴木実、郷内栄喜、根本泰明、星野晃、加藤和夫
18 悟空叛乱 一人ぼっちの妖怪 古田求 池広一夫 なし せんだみつお
(卜吉 役)
鮎川浩加藤茂雄門脇三郎都家歌六夏木順平志村幸江岩瀬裕美吉田美雪、柿木恵至、鈴木実、八神聡、松坂四郎大竹義夫鹿島研古川隆、藤岡一也、岡田勝、高橋正昭、伊藤厚志清水忠一
19 偽西遊記 危機一髪 加瀬高之 偽三蔵(演:南利明
偽悟空(演:森川正太
偽八戒(演:三角八郎
偽悟浄(演:大友龍三郎
林弘造山田博行酒井郷博町田幸夫高山千草山﨑優子中摩麻美進藤幸熊谷卓三草間璋夫河合良子川名美也子那須のり子安田良智山口ひとみ和田瑞穂
20 燃えた屏風の七福神 ジェームス三木 なし 研ナオコ
(弁財天 役)
人見明逗子とんぼ竹田光裕西村淳二水橋和夫だるま二郎田山力哉森章二山﨑猛若原初子浅野礼子、大貫幸雄、星野晃、北斗太郎荻原純、郷内栄喜、根本泰明、中岡好春、深作覚
21 異説 鬼子母神由来記 布勢博一 青木敏 鬼子母
(演:和田アキ子
藤江リカ大和撫子多田幸男由起艶子本間文子中村万里渡部真美子館野玲佐藤淳一染谷仁奈加賀屋礼奈金井あすか泉よし子、星野晃、藤岡一也、井口修一、村上久勝、高峰三枝子
22 妖鬼の山 お転婆姫の恋 古田求 精細鬼
(演:松崎真
谷川みゆき内田善郎、柿木恵至、大貫幸雄、星野晃、二家本辰巳、鈴木実、高橋正昭、八神聡、深作覚、井口修一、郷内栄喜、松坂四郎、荻原紀、根本泰明、藤岡一也、北斗太郎、渡部裕治
23 妖術 石仏になった三蔵一行 ジェームス三木
山下六合雄
井上昭 (虫歯菌) 山田吾一
(熊山君 役)
上野郁己矢野間啓二水森コウ太岸本功常田青児原景子山田博之、星野晃、根本泰明、鈴木実、村上久勝、八神聡、中瀬博文、岡田勝、大貫幸雄、城野勝己、甲斐武、頭師孝雄三夏伸
24 青狼魔王 満月への遠吠え 田上雄 青狼魔王
(演:小林稔侍
西岡徳美 小川亜佐美小林憲一伊東平山兼松隆野口貴史、郷内栄喜、鈴木実、岡田勝、中岡好春由利勝郎松坂四郎伊藤厚志田辺清輝、藤岡一也、中瀬博文
25 虎竜魔王 悟空の慕情 加瀬高之 福田純 佐川和夫 虎竜魔王
(演:大前均
市毛良枝
(秋玉 役)
川辺太一郎近江信行栗田八郎永井雅春穴原正義加藤茂雄芦沢洋三、柿木恵至、井口修一、松坂四郎、高橋正昭、奈良場淳一、深作覚、湧川吉雄、藤岡一也、岡田勝、中岡好春、伊藤厚志、田辺清輝
26 母上は妖怪か?再び天竺へ 布勢博一 なし 中村敦夫、谷口香、星野晃、郷内栄喜、甲斐武、大貫幸雄、鈴木実、城野勝己、根本泰明、二家本辰巳、村上久勝、八神聡、由利勝郎、中瀬博文、平田昭彦、高峰三枝子
日本テレビ 日曜20時枠
前番組 番組名 次番組
西遊記II
(1979年版)

ネット局

系列は当時の系列。

放送対象地域 放送局 系列 備考
関東広域圏 日本テレビ 日本テレビ系列 制作局
北海道 札幌テレビ
青森県 青森放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
岩手県 テレビ岩手 日本テレビ系列 1980年3月まではテレビ朝日系とのクロスネット局
宮城県 ミヤギテレビ
秋田県 秋田放送
山形県 山形放送 第1作と西遊記2を1980年3月まで放送
山形テレビ フジテレビ系列 西遊記2を1980年4月から放送[注 18]
福島県 福島中央テレビ 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
山梨県 山梨放送 日本テレビ系列
新潟県 新潟総合テレビ フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
長野県 信越放送 TBS系列
静岡県 静岡けんみんテレビ テレビ朝日系列
日本テレビ系列
第1作のみ。現:静岡朝日テレビ
静岡第一テレビ 日本テレビ系列 西遊記2のみ
富山県 北日本放送
福井県 福井放送
中京広域圏 中京テレビ
近畿広域圏 読売テレビ
鳥取県
島根県
日本海テレビ 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
広島県 広島テレビ 日本テレビ系列
山口県 山口放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
徳島県 四国放送 日本テレビ系列
香川県 西日本放送 当時の放送エリアは香川県のみ
愛媛県 南海放送
高知県 高知放送
福岡県 福岡放送
長崎県 テレビ長崎 フジテレビ系列
日本テレビ系列
熊本県 熊本放送 TBS系列
大分県 テレビ大分 フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
宮崎県 テレビ宮崎
鹿児島県 鹿児島テレビ

西遊記(1993年)

1993年3月28日に放送された日本テレビ開局40年記念ドラマ。製作は日本テレビと松竹に変わり、撮影もフィルムからビデオに変更された[13]

概要

国際放映が製作した堺正章のシリーズのリメイク作品で、三蔵法師は同様に女優が演じている。宮沢りえの破局会見後初のドラマ出演作としても話題になった[14]。2時間30分の単発ドラマで、物語は天竺に到着せずに終わったが、視聴率は26.9パーセント(瞬間最高33.9パーセント)(関東地区・ビデオリサーチ調べ)[14]を獲得。好評のため、翌年に連続ドラマとして唐沢寿明牧瀬里穂主演で『新・西遊記』が製作された[13]。ビデオはバップからメイキングを映像特典にしたものが1994年に発売されていた。

旧シリーズが三蔵法師をあくまで美男子として描き通したのに対し、今作は女性の美しさを持つ男性でなおかつ、悟空の初恋の少女に似ているという設定にされている。そのため、男性であるはずの三蔵(実際は孫悟空が変身した姿)に猪八戒が体を迫ろうとするシーンがある。

悟空、八戒、悟浄は元は人間だった者が落ちぶれて妖怪の姿になった設定に変更されている。孫悟空は神通力を持ったが高慢なため猿に。猪八戒は、村の村長が妖怪の誘惑によって村を没落させて豚に。沙悟浄は、夢を見失った秀才が妖怪の誘惑により人殺しを重ねて河童にという設定である。

最強の敵は金角大王。旧作では改心するみこみのある妖怪以外は殺していたが、本作では殺生はしてはならないという三蔵の信条により、金角大王とその息子の銀角大王は瓢箪に封印され、それ以外の妖怪は二人が封印された後、逃げ去ったので、敵も味方も誰一人死んでいない。ただし、三蔵の所持品やお供の二人を殺した山賊は後に悟空によって殺害された。

登場人物・キャスト

孫悟空 - 本木雅弘
三蔵の一番弟子。本来は人間のガキ大将(原作と前作では石から生まれた石猿)で、子供の時から頭が良く、様々な術を体得して、混世魔王との戦いで如意棒を得る。しかしながら、高慢さのために猿になる。筋斗雲に乗って釈迦に勝負を挑むが、負けを認めなかったために五百年間、五行山に封印されてしまう。三蔵に解放されて緊箍児を頭にはめられて以降、天竺までの旅のお供をすることになる。高慢な性格で人を馬鹿にしたような態度を取るが、本来は観世音菩薩の言うように義侠心の強い持ち主でどのような状況に置かれても決して挫けず、師匠であり自分の初恋の少女の面影を持つ三蔵のことをいつも心配している。
玄奘三蔵法師 - 宮沢りえ
長安で人間に化けた銀角大王と白麗の正体を見破ったことから、太宗皇帝の信頼を得た旅の僧。観世音菩薩のお告げにより、天竺まで取経の旅に出ることを決意し、皇帝から三蔵法師の法名を与えられる。旅の途中で悟空、八戒、悟浄をお供にする。人間に化けた妖怪の正体をばらす法力を持ち、銀角大王、白麗、金角大王の正体を見破った。また醜い妖怪の姿と化した悟空、八戒、悟浄の姿を出来る限り人間に近い姿に戻す力も持つ。釈迦に対する信仰心は強く、見たこともない釈迦の顔を実物に近い形で想像出来る程である。「殺されても殺すな」という無殺生の精神が信条。男性であるにもかかわらず、女性のような美しさと色気を持つ。悟空の初恋の少女に似ている。
猪八戒 - 河原さぶ
三蔵の二番目の弟子。元々は豊かな村の村長であったが、銀角大王と白麗の誘惑に乗って、村を没落させてしまった。その代償として、自身も醜い豚の妖怪になってしまう。観世音菩薩のお告げにより、三蔵の弟子となり、人間に近い姿に戻ると同時に猪八戒の名前も与えられた。しかし、女好きな部分だけは直らず、きっかけ一つですぐに醜い姿に戻ってしまう。江戸っ子口調で調子の良い性格で前作同様、熊手を武器に戦う。
沙悟浄 - 嶋田久作
三蔵の三番目の弟子。元は沙水浄という名の長安のエリート学生だったが、銀角大王と白麗の誘惑に乗って、人殺しを重ねて醜い河童の妖怪になってしまった。観世音菩薩のお告げにより、三蔵の弟子となり、頭の皿以外が人間に近い姿に戻ると同時に沙悟浄の名前も与えられた。前作よりも控えめで大人しい性格で女性に弱い。前作同様、宝杖を武器に戦う。

スタッフ

脚注

注釈

  1. 他にも作中では、釈迦如来を女優、観音菩薩を男優が演じ、一般に流布された印象とは異なる性別の配役がなされている。ただし仏教においては性別を超越した存在であり、釈迦如来が男性、観音菩薩が女性という認識のほうが誤りといえる(ただし釈迦如来の前世であるゴータマ・シッダッタは男性であるが)。
  2. 音楽を担当したゴダイゴも当初、同様の勘違いをしていた。タケカワユキヒデの楽曲「愛のフィーリング(Don't want to say I love you)」は、三蔵法師が女性であることに気づいて孫悟空が恋をしてしまった場面を想定して制作され、そのような展開は絶対にあり得ないという理由で採用されなかったというエピソードが、同曲を収めたアルバム『レナ』のライナーノートで紹介されている。
  3. プロデューサー・熊谷健が、最初からパート2が意識されてはいなかったと証言している。
  4. さらにテレビ東京の前身・東京12チャンネルも元旦に1964年製の中国アニメ西遊記を放送した。
  5. 日本では河童として知られるが、原作を正しく理解すると沙悟浄は砂漠の妖怪であることから
  6. トリピタカとは三蔵を梵語で表現したものである。
  7. イギリスで未放送となったエピソードの英語音声の再録に際して、(日本では全く報道されなかったが)堺正章はイギリスに特別招待されインタビューを受け、得意の如意棒アクションを披露した。当時は日本でのDVDソフトは発売されておらず、イギリスのファンとの交流サイトをきっかけに話題になった
  8. 夏目雅子は腎盂炎をわずらっており、この病気は尿意を我慢していると発熱を起こすとの症状があって、適切な水分補給と、頻繁にトイレに行く必要があった
  9. 堺正章の4曲のうち「SONGOKU」と「この道の果てまでも」、「今では遅すぎる」は劇中でも使われたが、ゴダイゴの「HAVOC IN HEAVEN」の日本語版である「20億年の暗闇」は未使用曲である。
  10. 龍王の娘
  11. 牛魔王の息子、紅孩児
  12. 沙悟浄の前世の前世の父親
  13. 西田敏行のスケジュールの都合である[8]。売れっ子俳優として多忙であった西田の登場シーンは、パート1でも別撮りや代役のアフレコがしばしばみられた。
  14. ただし中国ロケシーンは多数のカットが用意されていたもののオープニング以外では使用されなかった。
  15. 当時はフィルム撮影のため音声はすべてのシーンでアテレコ別録。
  16. 他はドラマでは使用されずお蔵入りとなったが、このフィルムの一部がDVD-BOXの特典映像に収録されている。
  17. このドラマが中華人民共和国中央広播事業局の協賛となったのは、1978年に日中平和友好条約が両国で結ばれたことに関係がある。
  18. 山形放送のテレビ朝日系とのクロスネット局化に伴いテレビ朝日系番組の同時ネットへの変更に伴う移行。山形テレビにおける日曜20時台は1993年3月まで(『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の途中まで)日本テレビ系同時ネット枠となり、フジテレビ系番組は遅れネットとなった。

出典

  1. 1.0 1.1 1.2 岩佐陽一、大久保一光『日テレドラマ半世紀』日本テレビ、2005年、p.157
  2. 坪内祐三「酒中日記 第三六回」『小説現代』2010年2月号、p.479
  3. 『西遊記 DVD-BOX I』特典ディスク「西遊記スペシャル対談 前編」における堺正章が語る場面。および『西遊記 DVD-BOX II』解説・金澤誠の記事
  4. 夏目雅子伝刊行会『夏目雅子 27年のいのちを訪ねて』まどか出版、2001年、p.99。小達一雄の話として掲載
  5. Nolan, Micheal (2004年8月), “Monkey Magic”, Black+White (74号): pp.24-28, http://www.studiomagazines.com/blackandwhite/main.htm 。このオーストラリアの雑誌では日本からは西田敏行、イギリスからは孫悟空の英語吹き替え担当デイビッド・コリンズ(David Collings)などがインタビューに答えている
  6. 「西遊記の舞台ウラ」『週刊TVガイド』1978年11月25日 - 12月2日号
  7. 月刊「QA」編集部編著『よみがえれ!TVヒーロー』平凡社、1989年、pp.113-120
  8. 8.0 8.1 8.2 全怪獣怪人』下巻、勁文社、1990-11-30。C0676。ISBN 4-7669-1209-8。
  9. 高田純「中国共産党が放置するシルクロード核ハザードの恐怖」『正論』2009年6月号、産経新聞社
  10. 高田純「被災害学の専門家が寄稿 被害者100万人以上のシルクロード『核の砂漠』」『宝島』2009年7月号、pp.55-56
  11. 高田純「シルクロード『核汚染』を隠蔽し続けるNHKの大罪」『週刊新潮』2009年7月16日号、pp.44-47
  12. 週刊TVガイド』の1978年11月25日-12月2日号の「西遊記の舞台ウラ」、そして『西遊記DVD-BOX II』の金澤誠執筆による解説記事、および『西遊記II DVD-BOX II』の特典ディスク「堺正章を中心に当時のスタッフが集う同窓会」のなかで証言されるなど、様々な資料で夏目が中国ロケに参加していないと記されている。
  13. 13.0 13.1 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「画報」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  14. 14.0 14.1 [数字の裏]「西遊記」26.9%、日本TVニンマリ読売新聞、1993年4月1日付東京夕刊、テレビ面。(インターネットアーカイブのキャッシュ)

参考文献

  • 西遊記・孫悟空と三蔵法師 発行:日本テレビ 発売:読売新聞社

関連項目

テンプレート:堺正章