ゼゼラ(Biwia zezera)はコイ目コイ科カマツカ亜科ゼゼラ属の淡水魚である。
琵琶湖の膳所付近で発見されたことからゼゼラの名がついた[1]。種小名の zezera もこれにちなんでいる。
日本固有種[1]。琵琶湖、淀川水系のワンド、濃尾平野、山陽地方、九州北部に生息している。関東地方はコアユの放流に伴う移入分布。
全長8cm[1]。底性であるが砂の中にもぐることはない[1]。吻は丸く、ひげはない[1]。
イトミミズやデトリタス、藻類などを好んで食べる。
2010年に、琵琶湖・淀川水系のゼゼラは別種であるとされ、ヨドゼゼラ (B. yodoensis) として新種記載された[2]。