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稲沢市(いなざわし)は、愛知県の北西部、濃尾平野中央部にある市である。
旧中島郡の一部。
市が掲げるキャッチコピーは「自然の恵みと心の豊かさ 人が輝く文化創造都市」。植木・苗木の産地として全国的に知られる。また、旧祖父江町は全国一の銀杏の産地である[1]。かつては旧国鉄の操車場があることでも知られた。
名古屋市へのアクセスが良いため、ベッドタウンとしての発展がめざましく、交通の便のよさからソニーグループや豊田合成などの工場が数多く立地する。
尾張大国霊神社(国府宮神社)や矢合観音、善光寺東海別院は、尾張地方の人々から広く崇拝を集めている。
Contents
地理
江戸時代に美濃路の稲葉宿が置かれて以来、現在に至るまで交通の大動脈が通る。
隣接する自治体
人口
稲沢市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
市内の地名
稲沢市の地名を参照のこと。
歴史
- 大化の改新(645年)の後、尾張国の国府が置かれた。
- 奈良時代には、聖武天皇の命により、国分寺・国分尼寺が建立される。尾張大国霊神社が尾張国の総社と定められる。
- 江戸時代は、稲葉村と小沢村の2村で脇街道美濃路の稲葉宿を構成していた。
- 1875年(明治8年) 稲葉村と小沢村が合併して稲沢村となり、明治の大合併で町制が施行されて稲沢町となった。
- 1906年(明治36年) 5月10日 中島郡稲沢町・一治村・国府宮村・山形村・下津村・中島村の一部・稲保村の一部・大江村の一部が合併し、新たに稲沢町が成立。
- 1947年(昭和22年) 4月5日 戦後初の第一回の府県知事・市区町村選挙においては、山田文七が稲沢町の初代町長として就任した。
- 1955年(昭和30年) 4月15日 中島郡稲沢町・大里村、千代田村、明治村が合併し、再び新たな稲沢町が成立。
- 1958年(昭和33年) 11月1日 県内で22番目の都市として市制を施行し、稲沢市となった。
- 1982年(昭和57年) 4月1日 市章を制定する[2]。
- 2005年(平成17年) 4月1日 中島郡平和町・祖父江町を編入。
- 2007年(平成19年) 11月に、翌年の市政50周年にあたり、マスコットキャラクターを『いなッピー』[3]に決定。
- 2011年(平成23年) 12月に、大里西地区のまちづくり推進協議会発足30周年を記念してゆるキャラ『サトピー』作成。
- 2013年(平成25年) 11月1日に、ご当地アイドルである『ラヴィーナサーティ』[4]が稲沢市PR大使に委嘱される。
行政
議会
稲沢市議会
- 定数:26人
- 任期:2015年10月1日 - 2019年9月30日[5]
- 議長:川合正剛(誠和会)
- 副議長:六鹿順二(創生会)
会派名 | 議席数 | 議員名 |
---|---|---|
創生会 | 9 | 服部礼美香、大津丈敏、東野靖道、六鹿順二、木村喜信、長屋宗正、杉山茂和、出口勝実、野村英治 |
誠和会 | 6 | 津田敏樹、吉川隆之、平野寛和、網倉信太郎、服部猛、川合正剛 |
市民クラブ | 4 | 志智央、木全信明、遠藤明、魚住明 |
公明党 | 2 | 加藤孝秋、杤本敏子、 |
日本共産党 | 2 | 渡辺ちなみ、渡辺幸保 |
計(欠員3) | 23 |
2013年10月31日、当時市議だった桜木琢磨(会派:行動優先夢会議)が中国広東省の空港で覚醒剤を所持していたとして身柄を拘束された(その後逮捕)。「懲役15年以上から死刑」を求刑されたものの判決は9度延期され、2017年10月現在も桜木は身柄を拘束されている[6](中国では最高裁判所の判断で判決言い渡しが延期出来る)。
愛知県議会
- 選挙区:稲沢市選挙区
- 定数:2人
- 任期:2015年4月30日 - 2019年4月29日
氏名 | 会派名 | 当選回数 |
---|---|---|
久保田浩文 | 自由民主党愛知県議員団 | 6 |
鈴木純 | 新政あいち県議団 | 3 |
衆議院
議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|
長坂康正 | 自由民主党 | 3 | 選挙区 |
岡本充功 | 国民民主党 | 5 | 比例復活 |
公共施設
医療
警察
消防
文化施設
- 稲沢市民会館(名古屋文理大学文化フォーラム)
- 稲沢市図書館
- 稲沢市中央図書館
- 稲沢市祖父江の森図書館
- 稲沢市平和町図書館
- 稲沢市荻須記念美術館
産業
主な企業
- ユニー 本社
- アイコクアルファ 本社
- 東新住建本社
- 藤桂京伊本社(酒ゃビック)
- 日本貨物鉄道(JR貨物) 東海支社・稲沢機関区・愛知機関区
- 三菱電機 稲沢製作所
- ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ 稲沢サイト
- 明治(旧・明治乳業) 稲沢工場
- オリエンタル 稲沢工場
- 豊田合成 稲沢工場・平和町工場
- 日本軽金属 名古屋工場
- シヤチハタ 生産本部
- 王子マテリア 祖父江工場
- サカエ理研工業 稲沢工場・祖父江工場
- 山田ドビー 稲沢工場
- 日本メナード化粧品 稲沢工場
- サンセイアールアンドディ 稲沢工場
- ダイコー (産業廃棄物処理業者)(2016年3月倒産)
- 生鮮館やまひこ
- 岩本製菓
- 稲沢シーエーティーヴィ
- 名鉄急配
商業施設
- アピタタウン稲沢 - 1996年(平成8年)10月4日に「アピタ稲沢店」として開店し[7]、2000年(平成12年)6月30日に大規模な増床を行って「アピタタウン稲沢」として新装開業した[8]。
- 稲沢パールシティ
- 稲沢ハーモニーランド
- アクロスプラザ稲沢(トップモール稲沢から2014年6月6日付けで改称)
- ニッケタウン稲沢
- ヨシヅヤ新稲沢店
- リーフウォーク稲沢 - 2009年(平成21年)3月28日に開業[9]。
姉妹都市・友好都市
海外
- 両市とも古い歴史を持ち遺跡や文化財が多いこと、古代オリンピックと「国府宮はだか祭り」がともに裸で行われていたこと、両市とも平和を願い非核平和都市宣言をしていることを縁として、オリンビアのヘラ神殿前で調印が行われた。
- 1985年、赤峰市側の経済考察団が稲沢市の植木産業を視察した際に提携を提起。両市の招待訪問など準備を進め、赤峰市で調印実現。
- フレンドシップ相手国
2005年に開催された愛知万博で、愛知県内の市町村(名古屋市を除く。)が120の万博公式参加国をそれぞれ「一市町村一国フレンドシップ事業」としてフレンドシップ相手国として迎え入れた。[13]。
日本国内
過去に提携していた自治体
教育
大学
私立
短期大学
私立
高等学校
公立
- 愛知県立稲沢高等学校
- 愛知県立稲沢東高等学校
- 愛知県立杏和高等学校 (2005年に祖父江高と平和高を統合)
私立
かつて存在していた高等学校
- 愛知県立祖父江高等学校 (2007年3月まで県立杏和高校地に併存)
- 愛知県立平和高等学校 (2007年3月で廃校、跡地は愛知県立いなざわ特別支援学校)
特別支援学校
- 愛知県立いなざわ特別支援学校(2014年4月開校)
中学校
小学校
交通
鉄道
JTB時刻表によると、市の代表駅はJR稲沢駅で、市の東部にあり、市役所の最寄り駅は名鉄国府宮駅である。JR名古屋駅・名鉄名古屋駅からJR稲沢駅・名鉄国府宮駅までの所要時間や運賃はJRが有利であるが、JR稲沢駅は通過する列車も多い一方、国府宮駅に全列車が停まるなど、停車本数及び利用者は名鉄の方が多い。
- 東海旅客鉄道(JR東海)
路線バス
旧祖父江町内を運行していた稲沢市巡回バスは、2008年6月30日に廃止後に稲沢コミュニティバスに統廃合。
道路
高速自動車国道
- 名神高速道路(最寄は一宮インターチェンジ)
一般国道
主要地方道
一般県道
名所・旧跡・観光スポット
- 尾張大国霊神社
- 矢合観音
- 善光寺東海別院
- 稲沢市荻須記念美術館
- 稲沢操車場跡
- ワイルドネイチャープラザ(木曽三川公園)
- 尾張国分寺
- 性海寺(あじさい寺)
- 萬徳寺
- 長福寺
- 長光寺
- 布智神社
- 明治なるほどファクトリー愛知
- 稲沢市観光協会の史跡・文化財一覧
文化財
- 国の重要文化財23件
- 県指定文化財32件
- 市指定文化財111件
国の重要文化財23件は、県内では名古屋市、岡崎市に次いで3番めに多い[14]。
城
祭事・催事
- 国府宮はだか祭り(旧暦正月13日)
- 稲沢さくらまつり(4月初旬)国府宮神社参道
- いなざわ植木まつり(4月20日 - 29日)国府宮神社参道
- 稲沢あじさい祭(6月上旬)大塚性海寺歴史公園
- 稲沢夏まつり(8月)稲沢グランドボウル
- 稲沢まつり(10月)国府宮神社参道
- 稲沢サンドフェスタ(10月)祖父江砂丘
- そぶえイチョウ黄葉祭り(11月) 祖父江町山崎地内
- 稲沢市観光協会のイベント一覧
スポーツ
出身有名人
武将
軍人
- 大角岑生 (海軍大将)
政治家
- 日比野寛(政治家、マラソン指導者)
官僚
実業家
文化人
学者
宗教家
スポーツ選手
- 綾瀬川山左エ門 (元大関 出生は大阪市説もあり)
- 金田正一(元ロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)監督、日本プロ野球歴代最多勝利投手)
- 高木浩之(元プロ野球選手、埼玉西武ライオンズ内野手)
- 伊藤準規(プロ野球選手、中日ドラゴンズ投手)
- 森越祐人(プロ野球選手、阪神タイガース内野手)
- 田中秀和(プロレス・リング・アナウンサー)
- 坂田亘(格闘家)
芸能人
アナウンサー
市外局番
- 旧祖父江町を含めた市の大部分の地域で0587を使用している。
- 一宮市に近い横野町・生出町・西島町(フジミインコーポレーテッド稲沢工場周辺)等の一部の地域では一宮市と同じ0586を使用しているが、0587地域とは市内料金で通話できる。
- 旧平和町では0567(津島市などと同じ)を使用しているので、他の地域との通話は市外料金となる。
関連項目
脚注
- ↑ 1.0 1.1 飯田憲、花岡洋二、高木香奈(2014年11月21日). “イチョウ:ギンナンにおい、困った 秋の風物詩なのに、邪魔者扱い 名産地の愛知・稲沢は達観、黄葉まつり”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ↑ 図典 日本の市町村章 p134
- ↑ いなッピー(マスコットキャラクター)
- ↑ ラヴィーナサーティ公式ホームページ
- ↑ 稲沢市|稲沢市議会議員名簿
- ↑ “元愛知県市議の判決また延期=11回目、拘束3年半-中国”. 時事通信. (2017年6月16日) . 2017閲覧.
- ↑ “ユニー、本拠地に「アピタ稲沢店」10月4日開店”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (1996年9月27日)
- ↑ “ユニー「アピタタウン稲沢」開店”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2000年7月1日)
- ↑ “ユニー、大型モール6号店「リーフウォーク稲沢」オープン”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2009年4月6日)
- ↑ “姉妹都市:オリンピア市(ギリシャ)”. 稲沢市. . 2012閲覧.
- ↑ 11.0 11.1 “姉妹提携情報”. 自治体国際化協会. . 2012閲覧.
- ↑ “姉妹都市:赤峰市(中国・内蒙古自治区)”. 稲沢市. . 2012閲覧.
- ↑ 「あいちフレンドシップ交流アルバム」(あいちフレンドシップ交流アルバム)
- ↑ 文化財INDEX