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2018/8/17/ (金) 16:17時点における版
厚真町(あつまちょう)は北海道南部、胆振総合振興局管内勇払郡にある町。
Contents
地理
胆振総合振興局管内東部にある。夕張山地から太平洋へと南流する厚真川の流域をほぼそのまま町域としており、南北に長い。中心市街地である本町は厚真川中流付近にある。鉄道や国道は太平洋沿いの浜厚真地区を通過する。浜厚真地区の海岸はサーフィンに適しており、訪れるサーファーの人数は北海道内でも屈指の多さとなっている。
気候
厚真町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1月の平均気温は-7.3度、8月の平均気温は20.2度、年平均気温は6.5度、最低気温極値は-27.5度(1996年1月24日)、最高気温極値は34.1度(2007年8月15日)
隣接している自治体
歴史
町内からは約14,500年前の細石刃核も発掘されており、この地区での人々の生活は旧石器時代から確認され早かったようだ。その後、縄文人やアイヌの人々が定住しており、厚真川上流域での発掘調査で数多くの考古学的発見がある。縄文時代では約6,000年前から富良野盆地周辺域との内陸交通のルートが開かれていたことが判明し、約5,100年前には豊かな山の資源も加わり大型住居跡や「シカ塚」を伴う集落が形成されている。約850年前の擦文文化期においては宇隆1遺跡より愛知県常滑窯の壷が発見されており、奥州藤原氏との関係のある地域として注目されている。また、富里地区ニタップナイ遺跡ではシャクシャインの戦い(1669年)前後のコタン(集落)跡が発掘調査され、当時の大名や豪商が使う酒器も出土しており、この地域の力強いアイヌ民族の姿が見えてきている。1800年(寛政12年)に南部藩士・森田勘十郎らが浜厚真に移住したのが和人入植の最初とされる。本格的な開拓が始まったのは1870年(明治3年)に新潟県人が入植してからで、この時をもって現在の農業の町 厚真町の始まりとしている。町名はアイヌ語の「アットマム」ar-tomam(向こうの・湿地帯)に由来するとする説と、「アトマプ」at-oma-p(オヒョウニレ・ある・もの・場所)とする説などがあるが、古い地名であり、特定は困難な状況である。
- 旧石器時代より栄えた。
- 1669年(寛文9年) シャクシャインの戦い
- 1800年(寛政12年)南部藩士・森田勘十郎らが浜厚真へ移住。
- 1870年(明治3年) 新潟県人・青木与八らが浜厚真に入植
- 1880年(明治13年) 勇払郡役所の管轄となる
- 1889年(明治22年) 苫小牧外16カ村戸長役場の管轄区域となる
- 1897年(明治30年) 本町に戸長役場を置く
- 1906年(明治39年) 二級町村制施行、厚真村
- 1913年(大正2年)10月1日 - 苫小牧軽便鉄道厚真駅(あづまえき、現JR北海道 日高本線 浜厚真駅)開業。
- 1915年(大正4年) 一級町村制施行
- 1922年(大正11年)1月18日 - 早来軌道(後の早来鉄道、現あつまバス)が早来 - 知決辺(チケッペ、後に厚真と改称、幌内まで延長)間を開業。
- 1951年(昭和26年)3月27日 - 早来鉄道線全線廃止(早来-厚真間)、バス転換。
- 1960年(昭和35年) 町制施行、厚真町に
行政
経済
産業
浜厚真・上厚真地区は苫小牧東部工業地域に続く地域として1980年(昭和55年)以降開発が進んでいる。苫小牧市との境に苫小牧東港が作られたほか、道内最大規模の火力発電所北海道電力苫東厚真発電所や石油備蓄基地(国家・民間備蓄量は国内最大)が置かれている。
- 農業は稲作が中心で、胆振管内では随一の作付面積を誇っている。
- また、稲作以外では、ハスカップが日本一の作付面積となっている。
立地企業
- 日本ホワイトファーム株式会社札幌事業所(日本ハムグループ)
農協・漁協
- とまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域)本所・厚真支所
- 鵡川漁業協同組合厚真支所
金融機関
- 苫小牧信用金庫 厚真支店
郵便局
- 厚真郵便局(集配局)
- 上厚真郵便局(集配局)
- 軽舞郵便局
宅配便
公共機関
警察
- 苫小牧警察署厚真駐在所・上厚真駐在所
姉妹都市・提携都市
国内
地域
人口
厚真町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
- 出生数が死亡数を下回る自然減が続いているが、近年は町へ転入して来る人の数が町から転出して行く人の数を上回る社会増となる年もある(北海道の中では雪が少なく穏やかな気候であること、苫小牧市・千歳市・新千歳空港に比較的近いこと、選択の幅がある分譲販売宅地があること、手厚い子育て支援や移住支援等があること等が要因となっている可能性がある)。
教育
- 高等学校
- 北海道厚真高等学校(道立)
- 中学校
- 2校(厚真、厚南)
- 小学校
- 2校(厚真中央、上厚真)
交通
空港
- 新千歳空港(千歳市)
※ 空港から中心市街までは車で35分ほど
鉄道
※ 中心市街からは室蘭本線の早来駅(安平町)が最寄りとなる。
バス
タクシー
- あつまハイヤー
道路
船舶
- 苫小牧東港
- 新日本海フェリー(フェリーターミナル所在地:勇払郡厚真町字浜厚真17-6)
※定期航路では最大規模のフェリーが入港
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
厚真町文化財
- 獅子頭 - 幌内神社
- 丸木舟
- 鰐口 - 浜厚真神社
- 御輿 - 厚真神社
- 振老用水路記念碑
- 青木与八記念碑 - 浜厚真神社境内
- 松浦武四郎之碑 - 富里地区
- ねつ送り及び太鼓 - 軽舞地区
- 幌内神楽 - 幌内神楽保存会
- 正楽寺の樹林
文化・スポーツ施設等
- こぶしの湯あつま
- あつまスタードーム
- 厚真町スポーツセンター
- 軽舞遺跡調査整理事務所(郷土資料展示室)
祭事・催事
- 田舎まつり(6月)
- 海浜まつり(7月)
- ランタンまつり・スターフェスタ(2月)
名産品
マスコットキャラクター
- あつまるくん
- 町民による公募と選挙を実施し決定した、当町の公式キャラクター。2013年8月18日に開催された町民体育祭「集まリンピック」で、着ぐるみの初お披露目がおこなわれた。町の魅力宣伝部長(まちづくり推進課主事待遇)という肩書きを持ち、頭には作付面積が日本一のハスカップ、胸のおにぎりで名産のお米を、背中にはサーフボードを背負って道内屈指のサーフポイントである浜厚真を、と全身で厚真町をアピールしている。
出身の有名人
脚注
外部リンク
- 厚真町 公式サイト (日本語)