「蔡英文」の版間の差分
ja>Hruygo |
細 (1版 をインポートしました) |
(相違点なし)
|
2018/8/11/ (土) 16:30時点における最新版
蔡英文 | |
---|---|
職業: | 学者、政治家 |
各種表記 | |
繁体字: | 蔡英文 |
拼音: | Cài Yīngwén |
注音二式: | Tsai Ing-wen |
閩南語白話字: | Chhoà Eng-bûn |
和名表記: | さい えいぶん |
発音転記: | ツァイ・インウェン |
ラテン字: | Tsai Ing-wen |
蔡 英文(ツァイ・インウェン、さい えいぶん、ウェード式: Ts'ai Ing-wen、1956年8月31日 - )は、中華民国(台湾)の政治家。現在、中華民国総統(第14代)、民主進歩党主席(第12-13・15代)。同国行政院副院長(副首相に相当)などを歴任した。
経歴
生い立ち
蔡英文の祖父は屏東県枋山郷楓港の客家の旧家であり、祖母は獅子郷のパイワン族の末裔である[1]。
蔡英文の父・蔡潔生は枋山郷出身の豪商。『商業周刊』の報道によれば、蔡潔生は四人の女性と家庭を持ち、蔡英文の母は張金鳳。子供は合わせて十一人で蔡英文は末子[2]。ジャーナリストで政治評論家の周玉蔻は、著書で蔡潔生は五人の女性がいて、蔡英文は五人目の女性が生んだと主張しているが、この説は蔡潔生の家族の確認を得られてはいない[3]。父親について蔡英文は「とても凄い」と自嘲していた[4]。
蔡潔生は18歳の時に 日本軍による南洋作戦への徴用を避けるために中国大陸に渡り、満州国の満州機械学校で飛行機修理を学んだ[5]。太平洋戦争で日本が降伏した後に台湾に戻り、自分で事業を起こし、貨物運送所を開設。後に台北市に移って自動車整備工場を開設して輸入車整備業務に参入し、駐台米軍と外国人顧問の相手を専門にして事業を営み、60歳近くになって不動産業、建築業及びホテルビジネスに参入。中山区の中山北路と新生北路一帯に少なくない不動産を購入して富を得た。2011年12月下旬の中央選挙委員会の財産申請資料によれば、蔡英文は土地4ヶ所、建物2ヶ所、ニュー台湾ドルで1805万元の預金、担保等を所有していた[6]。
蔡英文のパイワン族名は「Tjuku」[7][8]で、畜生という意味である[9]。家系図によれば本来は「蔡瀛文」と命名されるはずであったが、父親の蔡潔生は「瀛」は画数が多過ぎるので、名前を「蔡英文」へと変更した[10]。
学歴
父親の勧めで法学を学び[11]、1978年に台湾のトップ名門大学である国立台湾大学法学部を卒業後、1980年にアメリカのコーネル大学ロースクールで法学修士、1984年にイギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで法学博士を取得[12][13]。帰国後、国立政治大学及び東呉大学の教授に就任[14]。専門は国際経済法。
行政院
国民党政権下の1990年代に、行政院経済部の国際経済組織首席法律顧問、経済部貿易調査委員会委員、行政院大陸委員会委員、行政院公平交易委員会委員、公正取引委員会委員、著作権委員会委員などを務め[14]、1999年に李登輝総統が発表した中台関係の新定義、いわゆる「二国論」(「特殊な国と国の関係」論)にも深く関わった[15][16]。民進党が政権を獲得した2000年5月、中台関係の政策を受け持つ行政院大陸委員会の主任委員に就任。
民主進歩党
2004年には民主進歩党に入党し、同党から立法委員選挙に出馬し当選[17]、2006年1月から2007年5月まで行政院副院長(副首相)を務め[18]、同時に消費者保護委員会委員を務めた。退任後はバイオテクノロジー企業タイメッド生物製剤の社長に就任するが、国民党から「行政院副院長時代に同社に優先的に外注した見返りの天下り」として批判を受けるが、この疑惑は事実無根であることが証明されている[19][20][21]。
党主席
民進党が下野した直後の党主席選で対抗馬の辜寛敏や蔡同栄に圧勝し、2008年5月21日、第12代主席に就任した[22]。代理で就任した人物を除くと、民進党初の女性党首である。同年11月に民進党選出の元総統陳水扁が資金洗浄疑惑で逮捕された際には党主席として国民に謝罪し、「党は陳に関する疑惑を隠蔽することはない」と述べた[23]。国民党の馬英九政権の親中政策への批判が高まる中、蔡の下で民進党は2009年中華民国地方選挙で党勢を盛り返した[24]。2010年5月、第13代主席に再選。11月に実施された地方選挙の一つとして行われた新北市初代市長選挙に出馬するも、国民党の朱立倫に惜敗した。
2012年1月14日実施の2012年総統選の民進党公認候補として、再選を目指す国民党の現職の馬英九と次期総統の座を争ったが敗れ、投開票が行われた14日夜に党主席辞任を表明[25]、3月1日付での辞任を了承された[26]。後任の代理主席は、陳菊高雄市長。
2014年3月15日、党主席選挙への立候補を表明した[27]。現職の蘇貞昌と有力候補の謝長廷がひまわり学生運動の影響を受け立候補を取り下げたため、党主席に選出された[28][29]。2014年中華民国統一地方選挙での躍進により党内基盤を確立し、2015年2月15日に次期総統選候補者に選出される[30]。6月には米紙『タイム』アジア版の表紙を飾り、独占インタビューも掲載された[31]。10月、日本を訪れ、日本国政府高官や与野党幹部らと会談を行った。
2016年1月16日、2016年総統選で中国国民党の朱立倫・無所属の王如玄、親民党の宋楚瑜・民国党の徐欣瑩を破り、初当選を果たした。得票数2位の朱立倫に300万票以上の大差をつけての圧勝であり、台湾初の女性総統となる[32]。
中華民国総統
2016年8月1日、「原住民族の日」に政府を代表して原住民に日本統治時代の同化・皇民化政策や戦後の中華民国政府の方針について謝罪した[34][35]。
2016年8月16日に「対外経済戦略会談」を開き、東南アジア諸国や南アジア、ニュージーランド、オーストラリアとの関係を強化する「新南向政策綱領」を採択した[36][37]。
2016年12月2日、アメリカ合衆国次期大統領のドナルド・トランプと、電話会談を行った[38]。電話会談が公になるのは、1979年にアメリカが中華民国と断交して以来初めて。その後も蔡は再会談の可能性を示唆したが[39]、大統領就任後のトランプは習近平中国国家主席(党総書記)と「個人的な良好な関係を築いた」として応じない意向を示した[40][39]。
2017年1月にアメリカ合衆国経由で中央アメリカの4か国を歴訪した。1月7日、台湾桃園国際空港を出発[41]。同日、アメリカ合衆国のヒューストンに到着[42]。1月9日、ホンジュラスでフアン・オルランド・エルナンデス大統領と会談[43]。同日、ニカラグアに到着し、ダニエル・オルテガ大統領と会談[44]。1月11日、グアテマラでジミー・モラレス大統領との首脳記者会見を開催[45]。1月13日、エルサルバドルを訪問し、サルバドール・サンチェス・セレン大統領と会見[46]。1月15日に帰国[47]。
招待状が届かなかった2017年5月の世界保健機関の年次総会(WHA)に関して、12回のTwitter投稿を行った[48]。
2017年5月25日、中国共産党軍の奇襲上陸を想定した演習を視察し、「(陸空海)三軍の統帥として、わたしは中華民国軍最大の後ろ盾となる」と決意を見せた[49]。
2017年10月28日、太平洋諸島諸国訪問に出発[50]。経由地のハワイで昼食会に出席[51]。10月30日午後にマーシャル諸島に到着し、翌31日にマーシャル諸島の国会で演説[52]。11月1日正午にツバルに到着し5時間滞在[53]。11月2日にソロモン諸島の国会で演説[54]。11月3日正午に経由地のグアムに到着し、11月4日に帰国[55]。
人物
2008年7月、台湾の主要政治家10人の支持率について行われた世論調査(中国国民党寄りとされるテレビ局TVBSが実施)では支持率49%の1位となり、馬英九総統の30%(7位)を大きく上回った。「台湾のライス」と呼ばれるなど学者出身で清廉なイメージがある。2012年総統選に立候補し、2011年4月の世論調査では現職の馬英九総統と互角の支持率を出している。
短髪・眼鏡の風貌から日本のブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』に登場する「霧島」に似ているとされ、現地においても「霧島小英」と称されている[56]。2015年11月14日には、「霧島」のねんどろいどが蔡英文の選挙事務所に届けられている[57]。
蔡英文の批判者は、その政策が抽象的で曖昧、なおかつ揺れ動くとして蔡を「空心菜」または「空心蔡」と呼んでいる。この渾名は2011年8月から出現し始めた[58][59][60]。当時、蔡英文は既に民進党総統選候補者であったが、民進党内部のある人物は蔡の政策に公開質問を始めていた。先ず、民進党前立法委員郭正亮は、蔡英文の両岸政策が余りにも抽象的であるとし[61][62]、続いて陳水扁オフィスの前主任陳淞山はその「十年政綱」もまた「空心政見」であると断言した[63][64]。この後、「空心菜」のレッテルがずっと蔡英文に伴い、2015年の第二回目の総統選挙参戦時も依然として両岸政策は「空心」だと疑問を挟まれていた[65][66][67]。
政治的立場
「二つの中国」問題
急進的な台湾独立には反対しており、 中華民国を認めない一方で陳水扁のようなラジカルな独立運動とも距離を置いている。
急進的な独立活動家からは「立場を曖昧にして中国国民党を利している」という批判がある。
両岸関係
政治的立場は穏健な現状維持派とされ[68]、中華人民共和国とは圧力に屈しない新思考の交流を呼びかけている[69]。2008年11月の中国海峡両岸関係協会の陳雲林会長の訪台をめぐって「訪台を歓迎しない」「台湾史上、最も暗い1週間」と踏み込んだ発言を行い、急速な対中接近を図る馬英九政権を強く牽制した。2010年4月25日には馬英九と共にテレビ討論会に出席し、両岸経済協力枠組協議について「安価な中国製品が大量に輸入され、台湾の産業が圧迫された結果、独立性を失い中国の寄生虫になる」として馬を批判し、世界貿易機関の下で中国と交渉するべきと主張した[70]。
国歌斉唱について
2015年10月10日に行われた国慶日祝賀大会では、ライバル政党で与党の中国国民党の党歌であり、中華民国の国歌でもある中華民国国歌の歌詞のうち「吾党」(元々は「中国国民党」を指す意味)の部分だけ、歌うのを拒否した[71]。
しかし、2016年5月20日に中華民国総統に就任した際には、中華民国国歌の「吾党」を唱和した。中華民国のメディアでは「吾党」を歌うのかが、注目の的となった。
2017年1月1日の国旗掲揚式で、問題とされている歌詞「吾党」も口を動かし、斉唱した[72]。
原発・再生エネルギー
2012年総統選に立候補後、2025年までに原子力発電全廃を目指す目標を表明、民進党結党以来の党是の一つである「脱原発」を鮮明に打ち出した。
2016年3月12日に台北市内で台湾の電力政策の見直しを求める反原発デモが行われ、蔡英文は台湾第1、第2、第3原発の運転延長はせず、建設が凍結されている第4原発は計画を中止とする民進党の方針を強調。環境配慮や再生可能エネルギーの推進に取り組むとし、放射性廃棄物の処理については、「今こそ超党派で向き合う時だ」と団結を訴えた[73]。
同年5月、気温上昇による電力供給問題の解決の為として、台湾電力が17か月停止している台湾第一原子力発電所1号機の再稼働を6月に考慮していることに対し、経済部長・李世光は「2025年原発全廃」は「今日原発全廃」ではないと表明した[74]。綠色消費者基金会董事長・方儉は蔡総統が約束をたがえたと考えており、法に依って台湾第一原子力発電所を監視せずに経済部や行政院原子能委員会に1号機の再稼働を認めるのは大規模な無差別殺人行為のようなものだと表明した[75]。
同年10月には当初の通り2025年に「原発ゼロ」にすることを目指し、行政院は再生エネルギー事業への民間参画を促す電気事業法の改正案を閣議決定したと朝日新聞に報じられた[76]。
2016年3月には、福島第一原子力発電所事故後の中華民国による日本産食品の輸入禁止に対し、禁止対象の福島県・茨城県・栃木県・群馬県・千葉県の5県幹部は規制解除を要請し[77]、同年11月7日には衛生福利部が福島県産以外は一部を除き輸入を再開する方案を立法院に提出したが、不十分な資料や民進党の議論に応じない態度により、台湾の民間団体から批判の声が上がった[78]。
同年11月10日、行政院は同月12日から14日にかけて3日間、全台湾10か所の公聴会を告知し[79]、公聴会が開催されたが、野党・国民党や市民、民間団体等の反発を受け、各地で大荒れとなった[80]。
2017年1月11日、2025年までに原子力発電所の全廃を目指す、アジア初の脱原発法を成立させた[81]。
同年8月15日、台湾の600万世帯で起きた大規模停電で、蔡英文が謝罪して閣僚が辞任する事態となり、脱原発政策に批判が集まった[82]。
少子化
台湾の少子化は日本より進んでいるが(2014年時点で日本の出生率1.4に対して台湾は1.1)[83]、2015年5月26日には嘉南薬理大学の講演で少子化現象について触れ、「現在の若者は18歲で良く準備しなければならず、以後は一人が二人分の働きをして70、80歲まで努力しなければならない」と語った[84]。同年12月5日には基金を作って少子化現象の対策にあたる考えを示した[85]。
既得権益との対決
国民党の資産を調査する「不当党産処理委員会」を設置するなど国民党の資産没収に積極的であり[86]、国民党の支持基盤でもある軍人・公務員・教師(軍公教)の年金優遇策の見直しにも着手してこれに抗議する政権発足後初の大規模デモも起きてる[87]。
同性愛・同性婚
同性愛及び同性婚に対して賛成の立場をとっている。実現すればアジア初の同性婚合法化となる法案も推進している[88]。2015年8月20日、台湾でのバレンタインデーに相当する七夕に、「祝全天下所有的情人,七夕情人節快樂!」(全国全ての恋人に、七夕恋人の日おめでとう!)の題名で、3組の同性愛者を含むビデオクリップを公式サイトに掲載[89]。同年10月31日、台北市内で同性愛者など性的少数者(LGBT)のパレードが開かれ、Facebookで「愛の前では全ての人が平等」と述べて、同性婚への支持を表明した[90][91][92]。
2016年10月29日、台北市内性的少数者(LGBT)パレードの日に、去年と同様に同性婚への支持を表明し、「身分は(総統に)変わったが、私の信じる価値は変わらない」と強調した[93]。
台湾基督長老教会との関係
蔡英文は台湾基督長老教会が運営する台北雙連幼稚園に通ったこともあり[94]、度々台湾基督長老教会の行事に参加している。2015年6月21日には長老教会150周年南部地区感謝礼拝に高雄市長陳菊、屏東県長潘孟安、前行政院長張俊雄ら民進党の関係者と出席し、「長老教会の台湾に対する無私の奉献に感謝します」と挨拶した[95]。
2015年12月5日には中央教会と共に台湾基督長老教会が主体となって当時の総統候補・蔡英文と副総統候補・陳建仁の為の「全国基督徒後援会」が結成された[96]。
2016年1月19日、台湾基督長老教会は蔡英文の総統当選を祝賀する公告を出し、聖書の言葉を引用して称賛の意を示した [97]。
死刑廃止
死刑廃止を主張しているが、2015年7月17日に台湾大学で「死刑廃止には2つの条件が必要で、1つ目は社会のコンセンサス、2つ目は完全に整った体制があることだが、この2つの条件は、今台湾ではまだ完全に整っていないし、存在しない」と語っている[98]。
南シナ海について
2016年7月12日、常設仲裁裁判所が南沙諸島とスカボロー礁にあるすべてのリーフは法的には排他的経済水域および大陸棚を生成しない「岩」と結論した南シナ海判決の際には「裁定は台湾の権利を傷つけるもの」などと猛反発し[99]、軍艦(康定級フリゲート迪化)を派遣した[100]。立法院も「どんな国際的仲裁裁判に基づく一方的決定も中華民国は一切認めない」とし、「中国の台湾当局」という表現が判決文にあることにも抗議している[101]。また、日本との紛糾を避けて7月に予定していた日台海洋協力対話を延期した[102]。
2016年7月19日の国家安全ハイレベル会議で「国際法に基づいた平和的解決」「多国・地域間協議に台湾を加えること」「関係各方面には南シナ海における航行と飛行の自由を守る義務があること」「中華民国(台湾)は、争議の棚上げと資源の共同開発による紛争の解決を主張すること」などの「4つの原則」を提示した[103][104]。
対北朝鮮制裁
2017年9月15日、台湾は国際連合の非加盟国であるにも関わらず、蔡は「国連安保理決議の制裁に全力で協力する」と表明して22日に北朝鮮との貿易を全面的に禁止する経済制裁措置を実施した[105]。自国の密輸業者への制裁発動と身柄拘束[106][107]、制裁対象船の入港拒否や臨検なども行ってる[108]。
経済・雇用政策
日本との関係
2008年10月、週刊東洋経済のロング・インタビューを受けた[109]。この中で、対日関係について「日本と友好的関係、協力的関係を維持することは、最も良い政策的な選択肢だ」と述べた。さらに、かつて日本語を3年間勉強したこと(ただし、本人いわく「あまり上手ではない外国語」)、よく日本を観光で訪問したことなどを明かした。日本統治時代については「日本人には誤りもあったが、台湾に対する貢献もあった」と評価。尖閣諸島(釣魚台)問題については「台湾の領土」との立場を強調しつつ、経済利益は双方が共同で享受することを提唱している[110][111][112][113]。
2017年1月28日の春節(旧正月)に際して、Twitter上で日本語と英語で新年の挨拶をしたところ、中国大陸から批判が殺到し、その批判に日本や台湾から反論がなされるなど、インターネット上で物議を醸した[114]。
訪日
2009年3月には民進党の党首として初めて訪日し、自由民主党幹事長の細田博之や、日華議員懇談会の会長である平沼赳夫[115]、民主党代表の小沢一郎[116]らと会談した。
2015年10月に再度訪日し、日本政府高官などと非公式に会談を行ったほか、与党・自民党の細田博之幹事長代行とも会談した[117]。また、野党・民主党の枝野幸男幹事長や日華議員懇談会メンバーらとも会談を行った[118][119]。この訪日の際、安倍晋三首相とも非公式に会談を行ったとみられている[注釈 1]が、菅義偉官房長官は否定しており、蔡自身も、台湾との窓口に当たる交流協会の大橋光夫会長に会っていたとしている[121][注釈 2]。蔡は出発前、この訪日について「今回の訪日は民進党の対日関係重視を表すものだ。日本の各界と意見交換し将来の協力の方法を探したい」と述べていた[123][124]。
尖閣諸島について
尖閣諸島については、「中華民国固有の領土である」との立場を採っている。
2008年10月に東洋経済新報社からインタビューを受けた際は、「釣魚台(尖閣諸島)の問題については、民進党が政権を担当して以来、非常に明確な政策がある。釣魚台は台湾に属している、ということだ」と述べた。一方、「このこと(日台互いに領有権を主張していること)が短期内に解決できないのであれば、領土の概念から導き出される経済利益について共同で発展させることができるはずだ」とも述べ、こうした前提の下で相互に討論することが可能であるとの認識を示し、「領土の問題については、それぞれが各自に主張する。しかし領土の概念から引き出される経済利益は、双方が共同で享受する。これが我々の基本的な理念だ」とした[112]。
総統選を控えた2015年9月23日には、「釣魚台列島(尖閣諸島)は台湾のもの。これは我々の一貫した立場だ」と述べ、改めてその立場を表明した[125]。
2016年1月16日、総統選勝利後の記者会見で「釣魚台(尖閣諸島)は、台湾に属しています」と再び明言した。一方、「日本との関係は非常に重視しており、この主権上の争いを関係発展に影響させることは希望しない。我々の間には主権やその他の論争が存在するが、我々は日本との関係強化を継続する」とも述べ、従来通り日本との関係強化を図る意志も表明した[126][127]。
沖ノ鳥島・海洋協力について
2016年4月に台湾の漁船が沖ノ鳥島周辺の排他的経済水域で日本の海上保安庁に拿捕されてから馬英九中国国民党政権は、沖ノ鳥島について排他的経済水域を設定できない『岩』との認識を示していたが、蔡英文が5月20日に総統に就任して間もない5月23日に「法律上の特定の立場を取らない」として扱いを修正した[128][129]。また、馬政権時代、台湾側が求めていたにもかかわらず、実現しなかった海洋協力対話を同年7月までに実施する方向で調整していることが明らかになった[130]。しかし、この決定に対して国民党ばかりでなく民進党や時代力量からも異論が出ている[131]。
台湾人従軍慰安婦問題
慰安婦問題では、リベラルな立場から、問題の風化に反対している。
政権での知日派の登用
2016年に発足させた政権では重要ポストに対する知日派の登用が目立った。
対日窓口機関とされる亜東関係協会の会長には、知日派とされ自身の側近でもある邱義仁を起用した[132][133]。
また、駐日大使に相当する台北経済文化代表処駐日代表には、「知日派の重鎮」と評される謝長廷を起用した[134][135]。元行政院長(元首相)が駐日代表に起用されるのは初めてのことであり、この異例の人事は蔡の日本重視の表れだと言われている[136][137]。
著書
- 蔡英文 (著), 前原 志保 (監訳), 阿部 由理香, 篠原 翔吾, 津村 あおい (翻訳) 『蔡英文 新時代の台湾へ』 白水社。2016年5月。ISBN 978-4560092484
脚注
注釈
出典
- ↑ 林修卉 (2011年8月7日). “蔡英文也有原住民血統 祖母是獅子鄉「排灣族」” (zh-tw). 今日新聞網 . 2011閲覧.
- ↑ “解密 富商之女蔡英文”. 商業周刊. (2015年11月25日)
- ↑ “周玉蔻新書 揭蔡英文父娶5妻”. 蘋果日報網. (2011年11月11日)
- ↑ “歷經4段感情生11子女 蔡英文自嘲:父親很厲害”. 自由時報. (2015年11月25日)
- ↑ “小英父親修個飛機也被罵「漢奸」專家:在當時相當普遍”. 三立新聞網. (2015年6月18日)
- ↑ 總統候選人財產申報 馬存款奪冠、蔡墊底,東森新聞,2011年12月21日
- ↑ “總統候選人蔡英文第三場電視政見會 第一輪政見發表全文”. 點亮台灣 LIGHT UP TAIWAN. (2016年1月8日)
- ↑ “送溫暖給我們的啾谷(Tjuku)-蔡英文”. 台灣原住民族部落行動聯盟. (2016年1月15日)
- ↑ “Tsai’s campaign stop to woo indigenous support attracts former KMT members”. 民視新聞. (2011年12月29日)
- ↑ 蔡英文、劉永毅 (2011年). 洋蔥炒蛋到小英便當:蔡英文的人生滋味. 臺北市: 圓神出版社. ISBN 9789861333861.
- ↑ Chen, Hsin-yi (2012年7月). “A Woman of Many Parts: Tsai Ing-wen”. Taiwan Panorama . 2016閲覧.
- ↑ “Profile: Tsai Ing-wen”. BBC. (2012年1月12日) . 2015閲覧.
- ↑ “Ing-Wen Tsai: Executive Profile & Biography - BusinessWeek”. Bloomberg Business. . 2015閲覧.
- ↑ 14.0 14.1 (2012) The KMT Returns to Power. Lexington Books. ISBN 9780739174784.
- ↑ “Tsai Criticizes "One Country, Two Areas" Now, But Used To Advocate "One Country, Four Areas"”. United Daily News (Koumintang News Network). (2012年3月26日) . 2014閲覧.
- ↑ Tsai, Ing-wen; Wortzel, Larry (2002年1月14日). “A New Era in Cross-Strait Relations? Taiwan and China in the WTO”. Heritage Foundation . 2014閲覧.
- ↑ “About Democratic Progressive Party presidential candidate Tsai Ing-wen”. Taiwan News. (2015年9月23日) . 2016閲覧.
- ↑ 蔡英文 『蔡英文 新時代の台湾へ』 白水社、2016年。ISBN 978-4-560-09248-4。
- ↑ “Taiwan DPP presidential candidate Tsai Ing-wen strongly defends integrity in biotech investment case”. Taiwan News. (2011年12月16日) . 2015閲覧.
- ↑ Wang, Chris (2011年12月22日). “2012 ELECTIONS: Yu Chang papers altered twice: DPP”. Taipei Times . 2015閲覧.
- ↑ Chang, Rich (2012年8月15日). “Tsai cleared of Yu Chang allegations”. Taipei Times . 2015閲覧.
- ↑ “民進党が蔡英文氏を党主席に選出”. 台湾週報. (2008年5月19日) . 2012閲覧.
- ↑ Bruyas, Dimitri (2008年8月16日). “Disgraced Chen quits the DPP”. China Post . 2015閲覧.
- ↑ “Taiwan: DPP sweeps both seats in legislative by-elections - Taiwan News Online”. . 2016閲覧.
- ↑ “蔡氏、民進党主席辞任を表明…総統選敗北で”. 読売新聞. (2012年1月15日) . 2012閲覧.
- ↑ 2012年1月16日産経新聞
- ↑ “Taiwan's Tsai Ing-wen announces bid for DPP chairperson”. Xinhua News Agency (2014年3月15日). . 2014閲覧.
- ↑ Wang, Chris (2014年5月26日). “Tsai Ing-wen elected as DPP chair”. Taipei Times . 2014閲覧.
- ↑ Chang, Jung-hsiang; Hsu, Elizabeth (2014年5月25日). “Tsai Ing-wen wins DPP chair election (update)”. Central News Agency . 2014閲覧.
- ↑ Loa, Iok-sin (2015年2月15日). “Tsai Ing-wen declares candidacy”. Taipei Times . 2015閲覧.
- ↑ 『TIME』誌アジア版の表紙に蔡英文・民進党総統候補 日本李登輝友の会
- ↑ “台湾総統選、民進党の蔡英文主席当選…初の女性 : 国際”. 読売新聞. (2016年1月17日) . 2016閲覧.
- ↑ “台湾 蔡英文総統が就任 演説へ”. NHK (2016年5月20日). . 2016閲覧.
- ↑ “蔡英文総統、先住民に謝罪 平等な国家建設呼びかけ/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2016年8月1日). . 2016閲覧.
- ↑ “<先住民>総統府に専門委員会設置へ 地位向上や問題解決目指す/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2016年8月2日). . 2016閲覧.
- ↑ “台湾、中国大陸依存からの脱却目指す「新南向政策」綱領採択”. 中央社フォーカス台湾 (2016年8月18日). . 2016閲覧.
- ↑ “新南向政策綱領を採択、中国大陸との対話も=総統府”. 台北駐日経済文化代表処 (2016年8月17日). . 2016閲覧.
- ↑ “蔡総統、トランプ氏と電話会談 関係強化に期待 断交後初/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2016年12月3日). . 2016閲覧.
- ↑ 39.0 39.1 “蔡総統が米大統領との再会談希望、米側は否定的”. エヌ・エヌ・エー (2017年5月1日). . 2017閲覧.
- ↑ “トランプ氏、台湾の蔡英文氏と再度の電話に慎重 対北強調で中国に配慮か”. 産経新聞 (2017年4月28日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡総統、中米4カ国歴訪に出発 米国経由で 「国交強化が任務」/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2017年1月7日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡英文総統、米ヒューストンに到着 現地の華僑らと交流/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2017年1月8日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡総統、ホンジュラス大統領と会談 良好な関係強調/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2017年1月10日). . 2017閲覧.
- ↑ “ニカラグア大統領、台湾の国際機関参加支援を明言 蔡総統と会談”. 中央社フォーカス台湾 (2017年1月10日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡総統、グアテマラ大統領と勲章を相互授与”. Taiwan Today (2017年1月12日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡総統、エルサルバドル共和国から叙勲”. Taiwan Today (2017年1月16日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡英文総統、中米から帰国 「着実な外交・互恵互助」を改めて表明/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2017年1月16日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡英文総統「WHOの原則に反する」 総会招待状届かず/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2017年5月10日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡英文総統、澎湖で演習視察 「わたしは国軍最大の後ろ盾」/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2017年5月25日). . 2017閲覧.
- ↑ “オセアニア歴訪に出発の蔡総統、与野党団結呼び掛け/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2017年10月28日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡総統「台湾は米国の頼れるパートナー」 外遊経由地のハワイであいさつ”. 中央社フォーカス台湾 (2017年10月30日). . 2017閲覧.
- ↑ “オセアニアの友好国6カ国をビザ免除に 蔡総統マーシャル訪問/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2017年10月31日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡英文総統、ツバル訪問 両国の連携促進に意欲”. 中央社フォーカス台湾 (2017年11月2日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡英文総統、ソロモン諸島で国会演説 台湾の国際参加への支持に感謝”. 中央社フォーカス台湾 (2017年11月2日). . 2017閲覧.
- ↑ “蔡総統、オセアニア歴訪終える 経由地グアムで中華民国国旗はためく”. 中央社フォーカス台湾 (2017年11月4日). . 2017閲覧.
- ↑ 終於知道那是什麼!霧島小英現身讓動漫迷好瘋狂 - 民報(Taiwan People News)、2016年1月30日。
- ↑ “受贈超萌公仔 網友笑道「請小英放過艦娘」” (zh-tw). 自由時報. (2015年11月16日)
- ↑ 王崑義 (2011年9月30日). “蔡英文是否“空心菜””. 中國評論新聞網. . 2016閲覧.
- ↑ 之光海潮 (2011年8月15日). “蔡英文被諷“空心菜””. 海峽都市報
- ↑ “台媒:蔡英文如何甩掉“空心蔡”的封號?”. 台海網. (2011年8月13日)
- ↑ 郭正亮 (2011年8月9日). “蔡英文不能迴避ECFA善後主張”. 美麗島電子報
- ↑ “郭正亮:兩岸經貿蔡英文政策抽象”. 美麗島電子報. (2011年8月10日)
- ↑ 陳淞山 (2011年8月11日). “蔡英文兩岸罩門的矛與盾”. 台灣e新聞
- ↑ “陳淞山“補一槍”:蔡英文十年政綱空心政見”. 中評網. (2011年8月12日)
- ↑ 王思羽 (2015年2月16日). “蔡英文兩岸政策虛無縹緲“空心菜”依舊“空心””. 中國台灣網
- ↑ 王思羽 (2015年2月16日). “蔡英文兩岸政策虛無縹緲“空心菜”依舊“空心””. 中國台灣網
- ↑ 馥馨 (2015年4月24日). “兩岸無論述蔡英文依舊難脱“空心””. 華夏經緯網
- ↑ “蔡英文総統の「現状維持」に苦言、期待の裏返し”. 産経新聞. (2016年11月17日) . 2017閲覧.
- ↑ “新思考の交流を=中国に呼び掛け-台湾総統”. 時事通信. (2016年12月31日)
- ↑ “Taiwan president and opposition debate China deal”. Bloomberg BusinessWeek (Bloomberg). (2010年4月25日) . 2010閲覧.
- ↑ 呂欣ケイ (2015年10月10日). “次期総統有力の蔡英文氏、国歌に“拒絶反応” その理由とは/台湾”. フォーカス台湾 . 2015閲覧.
- ↑ 呂欣ケイ、劉麗栄 (2017年1月1日). “蔡英文総統、国旗掲揚式で国歌斉唱 “国民党”言及の部分も/台湾”. 中央社フォーカス台湾 . 2017閲覧.
- ↑ “震災5年 台湾で反原発デモ 蔡英文次期総統「2025年に原発廃止」”. フォーカス台湾. (2016年3月13日) . 2016閲覧.
- ↑ “台電重啟核一違背廢核承諾?經長:不是今天就要廢核”. 風傳媒. (2016年5月27日) . 2016閲覧.
- ↑ “核一1號機重啟?李世光挨告”. 聯合報. (2016年5月30日) . 2016閲覧.
- ↑ “台湾「2025年に原発ゼロ」 再生エネで代替 閣議決定”. 朝日新聞. (2016年10月23日) . 2016閲覧.
- ↑ “台湾次期政権に食品輸入規制の解除要請 福島など5県幹部”. 産経ニュース. (2016年3月21日) . 2016閲覧.
- ↑ “日本産食品の輸入解禁にまっしぐらの台湾政府、「余計なこと言うな」の強権的姿勢に民間から怒りの声—台湾メディア”. Record China. (2016年11月8日) . 2016閲覧.
- ↑ “政院召開日本食品輸臺公聽會 傾聽各界意見”. 中華民國行政院 新聞傳播處. (2016年11月10日) . 2016閲覧.
- ↑ “日本食品の輸入規制めぐる公聴会、各地で大荒れ 緩和に足かせ/台湾”. フォーカス台湾. (2016年11月13日) . 2016閲覧.
- ↑ “台湾、25年に全原発廃止 アジア初、法案を可決”. 中日新聞. (2017年1月12日) . 2017閲覧.
- ↑ “台湾で大規模停電、蔡総統が謝罪-脱原発姿勢や対処能力に批判高まる”. ブルームバーグ. (2017年8月16日) . 2017閲覧.
- ↑ “蔡政府重大課題 少子化、高齡化拖垮台灣生產力”. nownews.com. (2016年5月19日) . 2016閲覧.
- ↑ “談少子化現象 蔡英文:現在的年輕人一個要當兩個用”. nownews.com. (2015年5月26日) . 2016閲覧.
- ↑ “蔡英文:支持陸生納保 但非修改兩岸條文”. 風傳媒. (2015年12月5日) . 2016閲覧.
- ↑ “国民党資産没収へ調査本格化 政府委が発足”. 毎日新聞. (2016年8月31日) . 2017閲覧.
- ↑ “台湾:年金改革に反発、大規模デモ 蔡政権発足後、初”. 毎日新聞. (2016年9月3日) . 2017閲覧.
- ↑ “台湾、アジア初の同性婚実現へ審議大詰め 反対も根強く”. 朝日新聞. (2016年12月26日) . 2017閲覧.
- ↑ 祝全天下所有的情人,七夕情人節快樂! 蔡英文競選官網 2015.08.20
- ↑ “我是蔡英文,我支持婚姻平權」蔡英文正式表態力挺同性婚姻合法化”. 風傳媒. (2015年10月31日) . 2015閲覧.
- ↑ “台北でアジア最大のLGBTパレード 総統候補もエール/台湾”. フォーカス台湾. (2015年10月31日) . 2015閲覧.
- ↑ “「アジア最大」の“ゲイ”パレード 「こんなに同志が…」台北で性的少数者数千人が法改正訴え 総統候補も支持”. 産経ニュース. (2015年10月31日) . 2016閲覧.
- ↑ “台湾・蔡英文総統、同性婚への支持を再表明”. 産経ニュース. (2015年10月29日) . 2016閲覧.
- ↑ 台南中會婦女年會 蔡英文籲女性挺身而出 臺灣教會公報 2013-10-09
- ↑ “參加長老教會感恩禮拜 蔡英文:全心全意為台灣奉獻”. 風傳媒. (2015年6月21日) . 2015閲覧.
- ↑ “【陳建仁號召力 天主教徒參加英仁後援會”. 聯合報. (2015年12月5日) . 2016閲覧.
- ↑ “【論壇】長老教會祝賀蔡英文當選的失格文告”. 公民行動影音紀錄資料庫. (2016年1月20日) . 2016閲覧.
- ↑ “小英:廢死需2條件 台灣還不存在”. 自由時報. (2015年7月17日) . 2016閲覧.
- ↑ “【緊迫・南シナ海】蔡総統「裁定は台湾の権利傷つけた」 南シナ海に軍艦を派遣 ”. 産経新聞. (2016年7月13日) . 2016閲覧.
- ↑ “台湾、南シナ海に軍艦派遣”. AFP. (2016年7月13日) . 2016閲覧.
- ↑ “仲裁裁判決、「一切認めない」立法院が抗議声明/台湾”. 中央通訊社. (2016年7月16日) . 2016閲覧.
- ↑ “台湾側が日台海洋協力対話を延期、島めぐり対話紛糾避けたか”. 産経新聞. (2016年7月26日) . 2016閲覧.
- ↑ “<南シナ海問題>蔡総統、平和的解決など「4原則」提案/台湾”. 中央社フォーカス台湾 (2016年7月21日). . 2016閲覧.
- ↑ “蔡英文総統、国家安全上層部会議で南シナ海仲裁案”. 台北駐日経済文化代表処 (2016年7月20日). . 2016閲覧.
- ↑ “台湾も対北朝鮮制裁強化 貿易全面禁止へ”. 中央通訊社 (2017年9月23日). . 2017閲覧.
- ↑ “北朝鮮石油精製品密輸:密輸業者などに制裁発動”. 毎日新聞 (2018年1月14日). . 2018閲覧.
- ↑ “北の無煙炭密輸容疑、台湾検察が男を拘束”. 読売新聞 (2018年1月30日). . 2018閲覧.
- ↑ “台湾、対北制裁対象の船舶2隻の入港拒否 立ち入り検査も”. 産経新聞 (2018年1月20日). . 2018閲覧.
- ↑ 「台湾経済の最大の課題は内需拡大だ――蔡英文・台湾民進党主席」 週刊東洋経済、2008年10月27日。
- ↑ “台湾経済の最大の課題は内需拡大だ--蔡英文・台湾民進党主席(1/4ページ)”. 東洋経済オンライン. (2008年10月27日) . 2015閲覧.
- ↑ “台湾経済の最大の課題は内需拡大だ--蔡英文・台湾民進党主席(2/4ページ)”. 東洋経済オンライン. (2008年10月27日) . 2015閲覧.
- ↑ 112.0 112.1 “台湾経済の最大の課題は内需拡大だ--蔡英文・台湾民進党主席(3/4ページ)”. 東洋経済オンライン. (2008年10月27日) . 2015閲覧.
- ↑ “台湾経済の最大の課題は内需拡大だ--蔡英文・台湾民進党主席(4/4ページ)”. 東洋経済オンライン. (2008年10月27日) . 2015閲覧.
- ↑ 蔡英文総統が英語と日本語でツイート 内外に波紋毎日新聞 2017年1月29日
- ↑ 「日本は地域のバランス役を 訪日した台湾野党主席が会見」 MSN産経ニュース、2009年3月17日。
- ↑ 「小沢氏、台湾・民進党の蔡主席と会談」 NIKKEI NET、2009年3月17日。
- ↑ “【台湾・野党主席来日】蔡英文氏、会談相手は「答えられない」 派手な演出避け、日本からの“厚遇”勝ち取る”. 産経ニュース. (2015年10月9日) . 2015閲覧.
- ↑ “台湾民進党の蔡英文主席、枝野幹事長らと会談 民主党にエール”. FNN. (2015年10月8日) . 2015閲覧.
- ↑ “訪日中の民進党・蔡英文主席、日台の「絆」強調 国会議員との会談で”. フォーカス台湾. (2015年10月7日) . 2015閲覧.
- ↑ “安倍首相、台湾・次期総統最有力の蔡英文氏と非公式に接触か 政権交代見越し日台関係改善の兆し(2/2ページ)”. 産経ニュース. (2015年10月9日) . 2015閲覧.
- ↑ “安倍首相、台湾・次期総統最有力の蔡英文氏と非公式に接触か 政権交代見越し日台関係改善の兆し(1/2ページ)”. 産経ニュース. (2015年10月9日) . 2015閲覧.
- ↑ “台湾・蔡英文氏訪日と親中・親日をめぐる闘い”. ニューズウィーク. (2015年10月9日) . 2015閲覧.
- ↑ “【台湾・総統選】民進党の蔡英文主席が来日「対日関係重視を示したい」 安倍首相の地元・山口も訪問へ”. 産経ニュース. (2015年10月6日) . 2015閲覧.
- ↑ “【蔡英文氏訪日ルポ】台湾・次期総統に最も近い女性のプレ外遊は「ホームラン!」 でも安倍首相との“接触”は「捕風捉影」(1/7ページ)”. 産経ニュース. (2015年10月17日) . 2015閲覧.
- ↑ “民進党の総統候補「釣魚台は台湾のもの」 改めて立場表明”. フォーカス台湾. (2015年9月24日) . 2015閲覧.
- ↑ “「尖閣諸島は台湾領」と次期総統の蔡英文氏【台湾総統選】”. The Huffington Post (2016年1月16日). . 2016閲覧.
- ↑ “【台湾・蔡英文主席会見詳報】「尖閣は台湾側に主権があるが、日本との関係強化を続ける」 英語通訳のみ日米名指しで感謝(7/7ページ)”. 産経ニュース. (2016年1月18日) . 2016閲覧.
- ↑ 台湾新政権、沖ノ鳥島の「岩」扱いを修正 日本を重視朝日新聞 2016年5月23日
- ↑ 沖ノ鳥島、蔡政権「岩」主張を撤回…対立収束へ読売新聞 2016年5月24日
- ↑ 沖ノ鳥島めぐる方針撤回=蔡新政権、巡視船引き揚げ-台湾時事通信 2016年5月25日
- ↑ “台湾、「沖ノ鳥は岩」の主張取り下げ 与野党から異論続出”. フォーカス台湾. (2016年5月24日) . 2016閲覧.
- ↑ “台湾・対日窓口機関トップに蔡英文総統の腹心 新政権の日本重視姿勢を象徴”. 産経ニュース. (2016年5月24日) . 2016閲覧.
- ↑ “亜東協会会長に邱義仁氏=対日窓口トップ-台湾”. 時事通信. (2016年5月27日) . 2016閲覧.
- ↑ “台湾の駐日代表に謝長廷・元行政院長 知日派の重鎮”. 日本経済新聞. (2016年3月21日) . 2016閲覧.
- ↑ “台湾:駐日代表の謝氏着任 行政院長経験者で初”. 毎日新聞. (2016年6月9日) . 2016閲覧.
- ↑ “蔡英文総統、「知日派」の謝長廷氏を駐日代表に任命/台湾”. フォーカス台湾. (2016年6月3日) . 2016閲覧.
- ↑ “謝長廷氏の駐日代表任命発表 台湾総統府”. 東京新聞. (2016年6月3日) . 2016閲覧.
関連項目
外部リンク
- (英語)
公職 | ||
---|---|---|
先代: 馬英九 |
中華民国総統 第14代:2016年- |
次代: 現職 |
先代: 呉栄義 |
行政院副院長 2006年 - 2007年 |
次代: 邱義仁 |
党職 | ||
先代: 蘇貞昌 |
民主進歩党主席 第15代:2014年- |
次代: 現職 |
先代: 謝長廷(代理) |
民主進歩党主席 第13·14代:2008年-2012年 |
次代: 陳菊(代理) |