ウシオ電機
ウシオ電機株式会社(ウシオでんき、英文名称:USHIO INC.)は、東京都千代田区丸の内に本社を置き、産業用光源をはじめとした光応用製品ならびに産業機械を扱うメーカー。東京証券取引所一部上場。
企業概要
本社は、東京都千代田区丸の内 丸の内北口ビルディング。 1916年、現在の関西電力・中国電力の電球製造部門が独立して姫路電球株式会社となり(後のウシオ工業株式会社)、ここから1964年に産業用光源メーカー、ウシオ電機として独立し創立された。 実質的な創業者であり現会長の牛尾治朗は経済同友会代表幹事などを歴任し、りそな銀行の成立に立ち会っている。
主力製品・事業
ハロゲンランプのトップメーカーとしてが、実際はその他産業用特殊光源・機器が事業の中核をなしている。IC回路パターン焼付け用の露光ランプや、医療機器用ランプ、プロジェクター用高輝度ランプ、殺菌用低圧UVランプ、スキャナー・コピー機・レーザープリンター用ハロゲンランプ、デジタルシネマプロジェクター、電子部品用露光装置、光学式洗浄装置、紫外線硬化装置などで。
露光光源 世界シェア75% エキシマUV光源 世界シェア85% デジタルシネマプロジェクタ 世界シェア40% シネマプロジェクタランプ 世界シェア55% 産業用ランプ世界首位。 液晶・半導体向けは露光用ランプに加え各種装置を取り扱う。
1992年(平成4年)にアメリカの映写機メーカーであるCHRISTIE INC.(現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS社)を傘下に収め、デジタルシネマ事業に進出した。 2015年にはアメリカのコロンビア大学と手術部位などの感染を防ぐための狭帯域スペクトル紫外線技術の独占ライセンス契約を締結し、メディカル分野への進出も積極的に進めている。 兵庫県姫路市で創業され、グループ最大規模の研究開発・生産拠点を現在も置いていることから、JR姫路駅前には大型ネオンサインがある。
沿革
- 1916年(大正5年)11月 - 中国合同電気(現在の関西電力・中国電力)の電球製造部門が独立、姫路電球株式会社を創立。
- 1932年(昭和7年) - 日本電球株式会社に改称。
- 1951年(昭和26年) - 日本真空工業株式会社に改称。
- 1952年(昭和27年) - 牛尾工業株式会社に改称。
- 1962年(昭和37年) - ウシオ工業株式会社に改称。
- 1964年(昭和39年)4月 - ウシオ工業の産業光源製造部門が独立、ウシオ電機株式会社を創立。
- 1970年(昭和45年)5月 - 東京証券取引所第2部上場。
- 1971年(昭和46年)8月 - 本社を東京都に移転。
- 1974年(昭和49年)4月 - 大阪証券取引所第2部上場。
- 1980年(昭和55年)9月 - 東京証券取引所・大阪証券取引所第1部上場。
- 2010年(平成22年)1月 - 大阪証券取引所上場廃止。
事業所
関連会社
- ウシオライティング(業務・一般用照明の製造販売)
- ジーベックス
- マックスレイ
- アドテックエンジニアリング
- CHIRISTIE DIGITAL SYSTEMS(デジタルシネマ)
- BLV LICHT-UND VAKUUMTECHNIK GmbH
ほか