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新白河駅(しんしらかわえき)は、福島県西白河郡西郷村字道南東(どうなんひがし)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。
東北新幹線と、在来線の東北本線が乗り入れており、接続駅となっている。日本の新幹線の停車する駅としては唯一村に所在するが、西郷村と白河市の境界部に位置し、新幹線ホームの北側部分は白河市にかかっている。
歴史
- 1944年(昭和19年)
- 1959年(昭和34年)4月7日:駅に昇格、磐城西郷駅(いわきにしごうえき)として開業。
- 1982年(昭和57年)6月23日:東北新幹線が開業。同時に新白河駅に改称。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物の駅となる。
- 1990年(平成2年)3月10日:専用線を発着するコンテナ貨物の取扱を開始。
- 1994年(平成6年)12月3日:貨物列車の設定がなくなる。
- 2001年(平成13年)4月1日:管轄が東京支社から仙台支社に変更。
- 2006年(平成18年)3月1日:指定席券売機設置。
- 2017年(平成29年)10月14日:黒磯駅構内の電力設備改良工事に伴い、東北本線の郡山 - 黒磯駅間の上下線で、当駅を始発着とする運用を開始(詳細は後述)。
駅構造
新幹線は相対式ホーム2面2線を有する高架駅で、通過線2線がある。在来線は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅である。
直営駅(駅長・助役配置)で、管理駅として白坂駅 - 矢吹駅間の各駅を管理している。
みどりの窓口(営業時間 6:00 - 20:20)、近距離自動券売機、指定席券売機、新幹線自動改札機、NewDays(JR東日本リテールネット営業)が設置されている。Suicaは新幹線のモバイルSuica特急券としては利用できるが、タッチでGo!新幹線としての利用や在来線の利用は区域外のため出来ない。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
新幹線 高架ホーム | |||||
1 | ■ 東北新幹線 | 上り | 東京方面 | ||
4 | 下り | 郡山・仙台方面 | |||
在来線 地上ホーム | |||||
5 | ■東北本線 | 上り | 黒磯・宇都宮方面 | 白河方面からの直通および一部の当駅始発 | |
6 | 当駅始発 | ||||
7 | 下り | 白河・郡山方面 | |||
8 | 黒磯方面からの直通のみ |
- 2・3番線は新幹線の通過線であるため、のりば(ホーム)はなく、欠番となっている。
- 東北本線(在来線)の上り本線は5番線、下り本線は8番線であり、6番線は黒磯方面から、7番線は郡山方面からの当駅折り返しの列車が停車する。かつて6番線は通過列車の待避と白河方面からの折り返し列車に使用されていたが、2017年に6番線の中程に車止めが設置され、そこを境に黒磯側を6番線、郡山側を7番線としており、同時に旧7番線を8番線に改番した。これは、2017年度内に黒磯駅構内の架線が直流化され(従前は、直流・交流の地上切り替え方式)、直流電化と交流電化の境目(デッドセクション)が黒磯駅 - 高久駅間に移設されるため、701系などの交流電車が黒磯駅構内に進入できなくなったことによる。このため、2017年10月14日のダイヤ改正から黒磯~新白河駅の間をE531系交直流電車とキハ110系気動車(一部の列車)で置き換えて運行し、6・7番線ホームで新白河駅までの運行となる交流電車と同一ホームで乗り換えとなった。これに伴い、5番線ならびに8番線は、1往復のみ運行される白河駅発着列車と、送り込み回送されてから営業運転に入る列車が使用する以外は、専ら貨物列車の通過線となった。
- かつて、在来線ホームの自動放送には、隣の白坂駅と同様沢田敏子の音声(上野型放送)が使用されていた。この接近放送は「列車」の部分の出だしが欠けており、「○番線に汽車が参ります」と言っているかのように聞こえていた(現在は永楽型放送に変更)。
- Shinshirakawa station 6・7bansen platform.jpg
新白河駅7番線ホームから車止めを介して6番線ホームを見る、左隣にあるホームは5番線ホーム。
- Shinshirakawa station 6bansen platform.jpg
新白河駅6番線ホームに停車中の折り返し黒磯行きのキハ110系。
- Shinshirakawa station 7bansen.jpg
新白河駅7番線ホームに停車中の折り返し郡山行きの701系。
- Shinshirakawa station 5bansen an information sign.jpg
新白河駅の5番線ホームに向かう階段は閉鎖されている。
貨物取扱
2012年現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着はない。貨物設備はなく、専用線も当駅には接続していない。
かつては、駅から分岐し三菱製紙白河工場へ至る専用線があった。この線は紙製品や工場燃料の石油、化学薬品などの輸送に使用されていたが、工場の減産に伴い1994年4月ごろに廃止された。紙製品輸送は、コンテナや有蓋車を用いていた。
利用状況
2017年度の一日平均乗車人員は2,997人である[1]。福島県の駅では郡山駅、福島駅、いわき駅に次いで第4位である。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 | 新幹線 |
2000 | 2,824 | |
2001 | 2,799 | |
2002 | 2,807 | |
2003 | 2,801 | |
2004 | 2,808 | |
2005 | 2,799 | |
2006 | 2,761 | |
2007 | 2,856 | |
2008 | 2,899 | |
2009 | 2,759 | |
2010 | 2,724 | |
2011 | 2,504 | |
2012 | 2,807 | 2,014 |
2013 | 2,894 | 2,044 |
2014 | 2,879 | 2,041 |
2015 | 2,994 | 2,131 |
2016 | 2,999 | 2,115 |
2017 | 2,997 | 2,118 |
駅周辺
駅周辺は西郷村と白河市の範囲である。東口が白河市側、西口が西郷村への玄関口となっている。
- 新白河駅東口(正面口・白河市側)
- 新白河駅周辺は隣の白河駅周辺と並んで白河ラーメンの店が多数立地し、駅構内にも出店している。
- 新白河駅西口(高原口・西郷村側)
バス路線
- 新白河駅バス停留所
- 1番のりば
- 2番のりば
- 3番のりば
- 4番のりば
- 桜交通
- 夜行便 新宿行
- 桜交通
- 新白河駅高原口バス停留所
- 福島交通
- 勝負沢行
- 北部循環山下・役場回り
- 北部循環羽太・役場回り
- 南部循環大平・役場回り
- 南部循環西原・役場回り
- 原中経由太陽の国行・下芝原行
- 原中経由川谷行行
- 原中経由綱子行
- 白河厚生総合病院行
- 白河駅前行
- 真名子行
- 追原経由川谷行
- 追原経由由井ヶ原行
- 高原ホテル前行
- 西郷村住民バス(福島交通運行受託)
- ※西郷村市街地(西郷村役場)へは福島交通バスに乗り換え
隣の駅
脚注
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員
- ↑ 稀に「白河高山店」と表記されることもある。
- ↑ ヤマダ電機HPテックランド白河店店舗からのお知らせ