上富田町
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上富田町(かみとんだちょう)は和歌山県西牟婁郡にある町である。
Contents
地理
和歌山県の南部に位置する。富田川が町を縦貫している。田辺湾が近くにあるが海には面しておらず、田辺市と白浜町に囲まれている。気候は黒潮の影響により温暖である。
人口
平成22年国勢調査(速報値)より前回調査からの人口増減をみると、0.22%増の14,807人であり、増減率は県内30市町村中3位。
上富田町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 市ノ瀬村(同日鮎川村のうち1 - 390番地の一部を編入)・岩田村が合併して上富田町が発足。
- 1958年(昭和33年)3月31日 - 富田川町と合併し、改めて上富田町が発足。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 「食糧物資支給制度」を設ける。「生活保護の認定は受けられないが極度に困っている」という家庭が対象で、米などの食料品を支給する。月2万円分が上限。町長が支給を決めると、担当職員がすぐに買い物へ行くことになっている[1][2]。
町政
- 議会 - 議員定数は12名である。定例会議は3月・6月・9月・12月に行われる。
経済
2001年10月の統計によると
- 第一次産業就業人数は701名、
- 第二次産業就業人数は1880名、
- 第三次産業就業人数は4362名
である。
産業
- ウメはみなべ、田辺に次ぐ主産地の一つ。ミカン、スモモなども盛ん。名産のひょうたんは、縁起物として熊野参詣者に親しまれた。
- シキボウリネン(繊維・紡績企業であるシキボウの子会社) - 白浜町や田辺市域に多い観光ホテル向けに、リネンを回収し一括して洗濯・乾燥を行なう(クリーニング業)。上富田町には朝来工場がある。
- 株式会社NTN紀南製作所 - NTNの子会社。軸受(ベアリング)を製造する。
- 古くから貝ボタン製造が地場産業として知られ、現在もユリア樹脂を使ったプラスチック製ボタン生産が盛んである。近年は輸入品に圧されがちであったが、ボタン製造技術を生かし、他の加工品生産を行っている企業もある。
日本郵政グループ
※上富田町内の郵便番号は「649-21xx」(上富田郵便局の管轄)となっている。
教育
町内に大学はない。
- 高等学校
- 和歌山県立熊野高等学校(上富田町朝来670番地)
- 中学校
- 上富田町立上富田中学校(上富田町岩田173番地)
- 小学校
- 上富田町立朝来小学校(上富田町朝来2750番地)
- 上富田町立生馬小学校(上富田町生馬1901番地)
- 上富田町立岩田小学校(上富田町岩田1750番地)
- 上富田町立岡小学校(上富田町岡638番地)
- 上富田町立市ノ瀬小学校(上富田町市ノ瀬604番地)
- 特別支援学校
- 和歌山県立はまゆう支援学校(上富田町岩田2150番地)
- 和歌山県立南紀支援学校(上富田町岩田1787-1番地)
交通
鉄道
町内にはJR西日本紀勢本線が走っている。紀伊田辺駅以南は新宮駅までは紀勢本線の単線区間ということもあり、町内域では2016年現在では特急と普通列車がそれぞれ約10本ずつ運行されている。鉄道駅は朝来のみで、この駅には普通列車のみ停車する。先を急ぐ人は、特急停車駅である紀伊田辺駅までは明光バスを使ったりして移動している。
路線バス
道路
- 高速道路
- 一般国道
- 県道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
観光
温泉
- 隣町白浜の温泉街が近く上富田町にもホテルなどが一部進出してきている。
イベント
- 紀州口熊野マラソン
熊野古道中辺路を走るマラソン大会。上富田町のほかに田辺市の旧大塔村、旧中辺路町域も通る。
上富田町出身の有名人
脚注
外部リンク
典拠レコード: