ロサンゼルス国際空港
ロサンゼルス国際空港(ロサンゼルスこくさいくうこう、英: Los Angeles International Airport)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市にある国際空港。IATAコードはLAX。アメリカ西海岸の主なゲートウェイ(玄関口)となる空港の一つ。航空旅客数は約5900万人(2008年)で世界第6位(アメリカ第3位)である。
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空港データ
乗降客数 | 約5900万人(2008年) |
離着陸回数 | 62万2378回(2003年) |
ターミナル
LAX にはU字型に配置された9つの旅客ターミナルがあり、それぞれをシャトルバスによって連絡している。その他、200万平方フィート (18万6000平方メートル)の貨物施設、ブラボー航空によって運用されているヘリパッドがある。
トム・ブラッドレー国際線ターミナル(TBIT)
1984年のロサンゼルスオリンピックの際に建設された。施設更新のために2007年から大規模な改装工事を行い、2010年5月に完了した。最新のセキュリティシステムの導入や通路の拡充、エアバスA380の乗り入れに対応した大型ゲートの導入などが行われた。現在は国際線専用ターミナルとして使用されているが、以前にはタワーエアの国内線にも使用されていた。さらに2010年2月22日より西側に離接する新しいビルの建設も始まり、2013年9月18日に開設された。
国際線は、エア・カナダやアエロメヒコなどのアメリカ近辺国からの国際線やカタール航空などを除き、ほぼ全ての国際便がトム・ブラッドレー国際線ターミナルに発着する[1]。トム・ブラッドレー国際線ターミナルから国内線へ乗り継ぎの場合、国内線ターミナルに応じてシャトルバスの利用または徒歩(ターミナル3、4、5は徒歩の方がバスより短時間)など、乗り継ぎ時間に注意を要する[2]。なお、近年の拡張によりカタール航空、KLMオランダ航空、ニュージーランド航空も同ターミナルからの発着に変わっている。
他の施設
LAX にはいくつかの航空貨物施設が設けられている。 膨大な航空交通量を抱えるLAXは、ターミナル管制エリア(通称:TCA ターミナルコントロールエリア)が設けられ、小型機の進入を制限している。
就航航空会社と就航都市
旅客
貨物
航空会社 | 就航地 |
---|---|
センチュリオンエアカーゴ | アンカレジ サンフランシスコ 成田 |
ABX航空 | |
フェデックス・エクスプレス | ハワイ含む米国内・カナダ各都市 成田 中部 関西 仁川 北京 台北 香港 バンコク クアラルンプール ペナン シンガポール |
UPS航空 | 同上 |
アトラス航空 | 同上 |
Mas Air | メキシコシティ |
日本貨物航空 | 成田 |
大韓航空カーゴ | 仁川 |
アシアナ航空カーゴ | 仁川 |
エバー航空カーゴ | 台北 |
チャイナエアラインカーゴ | 台北 |
中国貨運航空 | 北京 |
中国東方航空貨物 | 上海浦東 |
揚子江航空 | 上海浦東 |
キャセイパシフィックカーゴ | 香港 |
シンガポール航空カーゴ | シンガポール |
カタール航空カーゴ | ドーハ |
カーゴルックス航空 | ルクセンブルク |
CAL航空 | テルアビブ |
ルフトハンザカーゴ | フランクフルト |
エールフランスカーゴ | パリ・ドゴール |
エアブリッジカーゴ | モスクワ |
新規乗入予定航空会社
航空会社 | 就航地 |
---|---|
イラン航空 | 新機材導入後にテヘランから乗入予定 |
ガルーダ・インドネシア航空 | 2017年11月ジャカルタから成田経由で乗入予定 |
過去に乗り入れていた航空会社
- 1991年12月運行停止
- デルタ航空へ統合のため
- ユナイテッド航空へ統合のため
- 2001年アメリカン航空へ統合のため
- 2013年アメリカン航空へ統合したため
- 1989年8月に現在のフェデックスへ統合のため
- 2001年エアカナダへ統合したため
- 破綻
- 破綻
- 1986年に自社導入をした747-3H6Mで運航したことから始まる。経由地は成田。クアラルンプールから週3便で乗り入れていた。これが同社で初のアメリカ路線であった。その後は747-400に変更をしていたが1998年頃からは経由地を台北に変更していた後2012年からは777-2H6ERで再び成田にしたもののMH370便消息不明(後にレユニオン島付近で墜落した模様)とMH17便撃墜などの事件・事故により2014年で運休。同時にアメリカ路線消滅。
- ロサンゼルスでは3都市目。これまでのシアトルとダラスから変わるかたちで乗り入れを開始した。こちらも経由地は成田。1992年ボーイングMD-11で乗り入れたことから始まりわずか2ヶ月で輸送増強のため747-4D7にした。が1993年で経由地をソウル金浦空港に変更。また台北に変更するなど激しい転換の後2015年、アメリカではカテゴリー引き上げによりタイ国籍乗り入れは不可能となったため廃止。が、787ドリームライナーの導入から安全面が確認され次第直行便で再開予定[4]。
- エセイサ国際空港からリマ、メキシコシティ経由で乗り入れていたがアルゼンチンでの政情不安と1992年の集団コレラ食中毒事件でブエノスアイレス(エセイサ国際空港)発リマ(ホルヘ・チャベス国際空港)経由ロサンゼルス行386便が経由地のリマで搭載された機内食のエビからコレラ菌が検出された。この事件で後日1名が死亡した。この事件を受けて乗り入れが禁止されたなどで1998年に廃止。
- 同国最大の航空会社としてリオデジャネイロ、サンパウロから3通り(カーゴ含めて4通り)あった。まずは高需要路線として日伯区間成田発着での中継空港としての機能な役割。リオデジャネイロ-サンパウロ-ロサンゼルス-成田。サンパウロ-リマ-ロサンゼルス-成田。以上が日本路線。サンパウロ-ロサンゼルスの折り返し。カーゴはリオデジャネイロ-サンパウロ-ロサンゼルス。以上4路線で運用していた。このため同空港でRG機を見ることは最大で3機あった。機材の動きも激しかった。707だったのがDC-10-30、747-200B、747-300M、747-400、MD-11と推移していったが2001年のアメリカ同時多発テロで日本人は対象外だがブラジル国籍者、アメリカ国籍者などはトランジットビザ取得が原則となってしまい欧州通過が主となったため廃止。会社自体も消滅した。
- 破綻
- 破綻後は現在のスイスインターナショナルエアラインズが引き継いでいる。
交通アクセス
- 各ターミナル間は無料のシャトルバスで結ばれている。
- タクシー
- レンタカー
- 乗り合いシャトルバン
- バス FlyAway など
- 鉄道 各ターミナルから無料シャトルバス "G" で、アヴィエーション/ラックス駅まで乗車、グリーンラインに乗り継ぐ
- 各ターミナルを結ぶ LAX Train が建設中であり、en:Aviation/96th Street station で en:Crenshaw/LAX Lineに乗車できる[5]。
関連項目
補注
- ↑ Airline Location Los Angeles World Airports
- ↑ ロサンゼルス国際空港乗り継ぎ 日本航空
- ↑ ユナイテッド航空、ロサンゼルス〜シンガポール線を10月27日開設 アメリカ発着最長路線Traicy 2017年6月5日
- ↑ タイ国際航空 バンコク-シアトルまたはサンフランシスコでアメリカ復活か?
- ↑ Crenshaw/LAX Transit Project - LA Metro
外部リンク
- Los Angeles International Airport(英語)
- Los Angeles World Airports(英語)
- ロサンゼルス国際空港 (LAX) - ロサンゼルス観光局(日本語)
- FAA Airport Status page for LAX(英語版)