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福島駅(ふくしまえき)は、福島県福島市栄町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・阿武隈急行・福島交通の駅である。
Contents
概要
福島県の表玄関とも言うべきターミナル駅で、在来線が地上3面6線、新幹線が地上2面4線、私鉄および第三セクター路線共同のりばが地上1面2線を有しており、レンガ調の東口駅舎と新幹線乗り場に便利な西口駅舎が設けられている。1962年に竣工「東北の駅百選」認定駅および「エコステ」モデル駅でもある。事務管コードは▲231017[1]を使用している。
乗り入れ路線
JR東日本の新幹線・在来線各線(後述)と、阿武隈急行の阿武隈急行線、福島交通の飯坂線が乗り入れている。
JR東日本の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東北新幹線と、在来線における当駅の所属線である東北本線[2]、当駅を起点とする奥羽本線の3路線である。また当駅は東北新幹線から奥羽本線に直通するミニ新幹線である山形新幹線の分岐駅となっている。奥羽本線は新幹線と同じ軌間である1,435mmの標準軌に改軌されており、軌間1,067mmの東北本線との直通が不可能となっている。この奥羽本線の標準軌区間には在来線としての愛称として「山形線」が設定されている。
歴史
- 1887年(明治20年)12月15日:日本鉄道線 郡山から仙台間の開通時に開業。一般駅[3]。
- 1899年(明治32年)5月15日:官設鉄道が米沢駅まで開業[4]。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化[4]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、東北本線所属駅となる。
- 1918年(大正7年)4月14日:信達軌道線(後の福島交通飯坂東線)が駅前に乗り入れ。
- 1924年(大正13年)4月13日:福島飯坂電気軌道線(現在の福島交通飯坂線)が駅前から飯坂駅(現在の花水坂駅)まで開業(飯坂線の軌道としての開業日[5]。)
- 1942年(昭和17年)12月3日:福島交通が当駅に乗り入れ[5]。
- 1962年(昭和37年)未明:現在のJR福島駅東口駅舎が完成。
- 1971年(昭和46年)4月12日:福島交通飯坂東線廃止[6]。
- 1978年(昭和53年)6月24日:コンテナ・車扱貨物の取扱を東福島駅に移管し廃止。
- 1982年(昭和57年)6月23日:東北新幹線開業[7]。
- 1984年(昭和59年)1月15日:専用線発着の車扱貨物の取扱を廃止し、貨物の取扱を全廃(旅客駅となる)。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の旅客営業などは東日本旅客鉄道が継承[8]。
- 1988年(昭和63年)
- 1992年(平成4年)7月1日:新在直通新幹線として山形新幹線福島~山形間が開業[7]。
- 2001年(平成13年)4月8日:福島交通飯坂線福島駅で列車のブレーキが利かずに駅ビルに激突する事故が発生、2両が廃車(詳しくは福島駅駅ビル衝突事故を参照)。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)12月18日:JR福島駅東口が、改札の南側にあったみどりの窓口と北側にあったびゅうプラザを改札の南側に一体化するなど大幅にリニューアルする。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)3月15日:JR福島駅西口と新幹線・在来線ホームにエレベーター設置。
- 2006年(平成18年)2月20日:福島駅東口にホテルメッツ福島がオープン。JR福島駅の新幹線ホーム・在来線ホームの発車ベルを変更。この頃JR在来線ホーム南側にあった荷物運搬橋を撤去。
- 2007年(平成19年)12月:JR福島駅の在来線ホームの自動放送を変更。新幹線自動改札機を新型に交換。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2011年(平成23年)3月頃:エスパル改札口に自動改札機が設置される。
- 2012年(平成24年)1月7日:
- 2015年(平成27年)
- 西口が開設される。
- 西口の改札口が東北新幹線開通にともない1階から現在の2階の場所へ移動する。
駅構造
JR東日本
在来線は地上駅、新幹線は高架駅である。改札口は4か所にある。在来線側の駅正面(改札1階)にあたる東口と、新幹線側(改札2階)にあたる西口、及びS-PAL福島店の2階から東西連絡通路へ出入りできる「エスパル改札口」、在来線1番線ホーム北側から福島交通・阿武隈急行改札口へ行ける「連絡改札口」がある。
直営駅(駅長・管理助役・助役配置)であり、管理駅として東北本線の杉田駅 - 貝田駅間の各駅および奥羽本線の笹木野駅 - 赤岩駅間の各駅を管理している。
在来線ホーム
- 単式ホーム1面1線(1番線)・島式ホーム1面2線(2・3番線)・切欠きホーム1面3線(4・5・6番線)の計3面6線で構成される。 1 - 4番線を狭軌の東北本線が、5・6番線を標準軌の山形線がそれぞれ使用する。1番線と2番線の間に中線がある。
- 6番線は5番線山形方面を切り抜いたホームで有効長が2両分しかないため、「つばさ」の地平ホーム入線は5番線に限られる。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 - 4 | ■東北本線 | 下り | 伊達・白石・仙台方面 |
上り | 二本松・郡山・新白河方面 | ||
5・6 | ■山形線 | - | 庭坂・米沢方面 |
新幹線ホーム
- 島式ホーム2面4線を有する。副本線にホームが設けられ、中央の2線は通過線となっている。
- 14番線では「やまびこ」と「つばさ」の分割併合が行われる。上りと下りでホームが固定されている盛岡駅とは違い、配線の都合上、上下とも14番線でしか分割併合ができない。よって、「つばさ」と併結する「やまびこ」東京行は、下りの通過線と2回平面交差しなければならない。また「やまびこ・つばさ」は輸送障害時を考慮して福島駅での上下列車の間隔を大きく開ける必要性がある。そのため、当駅は東北新幹線のダイヤ上、大きなネックとなっている。
- 東京方面行きの電車は12番線と14番線の両方から発車するため、改札内コンコースの電光掲示板には左右を示す矢印が付いている。
- 12 - 14番線にはLED式乗車口案内表示機が設置されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
11 | (予備ホーム) | ||
12 | ■ 東北新幹線 | 上り | 宇都宮・大宮・東京方面 |
13 | 下り | 仙台・盛岡方面 | |
14 | ■ 東北・山形新幹線 | 上り | 宇都宮・大宮・東京方面 |
■ 東北新幹線 | 下り | 仙台方面 | |
■ 山形新幹線 | 山形・新庄方面 |
- 14番線は「つばさ」及び当駅で同列車と分割・併結する「やまびこ」が使用する。ただし、臨時「とれいゆつばさ」は5番線発着となる。
- 2017年3月現在、11番線を発着する定期旅客列車はない。
- 当駅の発車メロディは、在来線ホームは「高原列車は行く」(岡本敦郎)、新幹線ホームは「栄冠は君に輝く」(伊藤久男・コロムビア男声合唱団)が使用されている。これらは、福島市出身である古関裕而の生誕100年を記念して福島青年会議所が企画し、2009年4月11日から使用されているものである[12]。
- 当駅が大宮駅 - 仙台駅間で最大の駅舎設備を有しているのは、「奥羽新幹線」の分岐駅として建設されたことによる。現在は山形新幹線が奥羽新幹線のためのスペースを利用している。
- 通過列車待避としては珍しい形として、「つばさ」と「やまびこ」が14番ホーム上で連結・解結している間に、通過線を「はやぶさ・こまち」が通過追い抜きして行く場合がある。
配線図
※福島駅(標準軌)鉄道配線略図(表示巾800px、画像幅600px)を表示するには、右の [表示] をクリックして下さい。
改札口
東口
- 東口には新幹線専用改札がなく、在来線と共用の乗車券専用の自動改札機を通過し、東西連絡通路を経由して新幹線乗換口を通過する。つまり、福島駅東口で新幹線に乗降する場合には2度改札を通ることになる。出札・改札業務ともにJR東日本東北総合サービスに委託されている。
- ホテルメッツ福島、S-PAL福島店(駅ビル)などがある。
西口
- 福島市観光案内所、JR東日本福島支店、福島駅西口パワーシティピボットなどがある。
エスパル改札口
- エスパル改札口には、長らく自動改札機は設置されておらず、簡易Suica改札機が設置されていたが、2011年3月頃から自動改札機が設置された。但し改札利用時間は、エスパル営業時間の10時00分から20時00分まで。JR東日本東北総合サービスに委託されている。
- S-PAL福島店2階(駅ビル)に直結している。
- 福島駅(2006年12月23日) (8).JPG
東口改札口(2006年12月23日)
- 福島駅西口(2007年3月24日).jpg
西口改札口(2007年3月24日)。右側のNEWDAYSは閉店し、現在は福島市観光案内所となっている(現在のNEWDAYS福島西口とは別店舗)。
- 福島駅在来線ホーム.JPG
在来線ホーム
- Shinkansen Train Combing at Fukushima Sta.JPG
新幹線ホーム
阿武隈急行・福島交通
JR1番線北側に頭端式ホーム1面2線を持ち、東側を福島交通飯坂線、西側を阿武隈急行線が使用している。改札口は2社で共同で使用されている(入鋏は福交の駅員、集札・精算はそれぞれの駅員が行う)。JRとの連絡改札口があり、簡易Suica改札機が設置されている。
阿武隈急行線は当駅から矢野目信号場まで東北本線の複線区間を走るため、JRとの直通運転が可能な構造となっている。かつて存在した郡山方面への直通列車は、JR1番線発着であった。
改札外には、福島交通窓口、阿武隈急行窓口、自動券売機(福交3台・阿武隈急行2台)、トイレがあり、改札内には、簡易Suica改札機(連絡改札口)、自動販売機(飲料・タバコ)、ガシャポンなどがある。なお、阿武急は無人駅と槻木駅からの乗客向けに、企画乗車券(フリーきっぷなど)は到着時に改札口に申し出ると窓口で購入できるようになっている。
- FukushimaSt AbukyuIizaka.JPG
プラットホーム
- 福島駅(2006年12月23日) (11).JPG
福島交通・阿武隈急行改札口(2006年12月23日)
駅弁
ウェルネス伯養軒が新幹線改札内で販売する。主な駅弁は下記の通り[13]。
- 山菜釜めし
- 安積のとりめし
- 牛肉の味噌焼弁当
- ソースヒレカツ弁当
- 海苔のりべん
- おとなの幕の内
- 福島味づくし
- 四季の彩
- あつあつ牛めし
- ふくのしま豚の醍醐味
利用状況
- JR東日本 - 2017年度の1日平均乗車人員は、16,482人である[14]。福島県内では郡山駅につぎ第2位。
- 阿武隈急行 - 2016年度の1日平均乗車人員は、2,170人である[15]
- 福島交通飯坂線 - 2010年度の1日平均乗車人員は、2,200人である[16]。
- 近年の乗車人員は以下の通りである(いずれも1日平均)。
1日平均乗車人員推移[17] | |||
---|---|---|---|
年度 | JR東日本 | 阿武隈急行 | |
在来線 | 新幹線 | ||
1935 | 1,676 | ||
2000 | 16,396 | 2,427 | |
2001 | 16,132 | 2,422 | |
2002 | 15,868 | 2,353 | |
2003 | 15,504 | 2,263 | |
2004 | 15,262 | 2,175 | |
2005 | 15,274 | 2,170 | |
2006 | 15,033 | 2,184 | |
2007 | 14,983 | 2,128 | |
2008 | 14,932 | 2,156 | |
2009 | 14,781 | 2,099 | |
2010 | 14,161 | 2,036 | |
2011 | 14,380 | 1,724 | |
2012 | 15,869 | 7,301 | 2,151 |
2013 | 16,726 | 7,742 | 2,233 |
2014 | 16,378 | 7,598 | 2,238 |
2015 | 16,608 | 7,726 | 2,224 |
2016 | 16,536 | 7,740 | 2,170 |
2017 | 16,482 | 7,739 |
駅周辺
東口は官庁、金融機関、商業施設や宿泊施設などが建ち並ぶ昔からの繁華街である。しかし、駅周辺の商業ビルや商店街では空き店舗が目立ち、中心市街地の空洞化が顕著である。ここ数年は地価の下落などによって高層マンションの建設が盛んである。
西口は東北新幹線が開通してから開設され開発が行われた地区である。昭和50年代後半ぐらいまで、昭栄製糸(現在のイトーヨーカドー福島店)や協三工業などの工場が現在の西口駅前に立地していた。2000年代以降高層マンションやビジネスホテルなどがいくつか建設された。
東口から西口(西口から東口)へ直接移動したい場合は、駅構内の地下を通る「東西自由通路」を利用する。東西連絡通路(構内跨線橋)は改札内であるため入場券が必要となる。
東口
商業施設
- 中合福島店
- 福島東口駅前 アックス(AXC)
- アクティ21
- 曽根田ショッピングセンター(愛称・MAXふくしま)
宿泊施設
- ホテル辰巳屋(中合福島店と同じ建物にある)
- グリーンホテル福島館
- ザ・ホテル大亀
- 福島リッチホテル
- ホテルクラウンヒルズ福島
- 東横イン福島駅東口I
- 東横イン福島駅東口II
その他、個人経営やチェーンストアの飲食店が駅前に多数立地している。
その他
- 福島警察署駅前交番
- 東北電力福島支店
- ふくしまFM福島スタジオ・福島営業部
- NHK福島放送局・こむこむ(同じ敷地内に隣接している)
- 福島コミュニティ放送(FMPoco)
- 福島学院大学 福島駅前キャンパス
- 尚志高等学校 単位制・通信制課程 福島キャンパス
- チェンバおおまち
- 東邦銀行
- 福島駅前支店
- 本店営業部
- 福島銀行本店
- 福島信用金庫駅前支店
- みずほ銀行福島支店
- 七十七銀行福島支店
- きらやか銀行福島支店
- 北日本銀行福島支店
- 秋田銀行福島支店
- 常陽銀行福島支店
- 大東銀行福島支店
- 日本銀行福島支店
- 福島警察署(徒歩で約10分)
- 福島市立福島第一小学校(徒歩で約10分)
- 福島県庁(徒歩で約10分)
- 福島テルサ(徒歩で約10分)
- 福島市役所
- 福島中央郵便局(ゆうちょ銀行福島店併設)
道路・橋
- 吾妻通り
- パセオ470
- レンガ通り
- 福島県道3号福島飯坂線(通称飯坂街道)
- 福島県道70号福島吾妻裏磐梯線(通称高湯街道、スカイライン通り)
- 福島県道310号庭坂福島線(通称八島田街道、庭坂街道)
- 福島県道373号福島停車場線(通称駅前通り)
- 国道13号
- あづま陸橋
- 西町陸橋
西口
商業施設
宿泊施設
その他
- コラッセふくしま
- 福島民報社本社・ラジオ福島本社(同じ福島民報ビル内にある)
- 福島市立三河台小学校
- 福島市立岳陽中学校
- 東邦銀行
- 西福島支店
- ローンプラザ福島支店
- 福島銀行福島西支店
- 荘内銀行福島支店
- ジェイアールバス東北福島支店
道路・橋
- 福島県道70号福島吾妻裏磐梯線(通称高湯街道、スカイライン通り)
- 福島県道126号福島微温湯線(通称微温湯街道)
- あづま陸橋
- 西町陸橋
- 八木田橋
バス路線
路線バスは福島交通が記載されているすべての路線と、JRバス東北が福浪線(福島駅 - 川俣高校前)を運行している。
- 東口2 - 9・12番、西口1 - 3番ポールは福島交通の運行
東口
1番ポール
2番ポール
3番ポール
- 競馬場・月舘経由 川俣
- 宮下町・大波経由 掛田
- 月の輪台団地
- 月の輪経由 保原、梁川
5番ポール
6番ポール
7番ポール
- 荒井、土湯温泉
- 佐原、佐原経由四季の里(土曜・日曜・祝日のみ運行)
- 第二日東(平日朝7時のみ運行)
- 大森経由鳥川
- 済生会病院経由 平田
- 福島駅西口経由 土船
- 福島駅西口経由 上姥堂・高湯温泉
- 東浜町
- 文化センター経由音楽堂
- 福島市内循環東浜町先回り
- 福島市内循環文化センター先回り
- 福島市内循環東浜町・ヘルシーランド先回り
- 福島市内循環文化センター・ヘルシーランド先回り
8番ポール
9番ポール
- 市内循環ももりん1コース(宮下町回り・午前9時 - 午後4時まではこむこむ館・保健福祉センター経由)
- 市内循環ももりん1コース(太田町回り・朝7時のみ運行)
- 市内循環ももりん2コース(美術館回り・午前9時 - 午後4時まではこむこむ館・保健福祉センター経由)
10番ポール
- 昼行高速バス
- 夜行高速バス
- 一般路線バス
11番ポール
- 観光路線バス(福島駅 - 土湯温泉 - 裏磐梯 - 喜多方)※春 - 秋に運行
- 吾妻スカイライン観光路線バス(福島駅→土湯温泉→浄土平→高湯温泉→福島駅)※春 - 秋に運行
12番ポール
- 志田
- 長沼経由 庭坂(医大病院からの直通便)
- 運転免許センター経由 庭坂
- 中野(平日のみ運行)
- 大笹生(医大病院からの直通便)
- 南沢又経由 荒古屋(医大病院からの直通便)
- 南沢又経由 北沢又
西口
- 1番ポール
- 上姥堂・高湯温泉
- 土船
- 2番ポール
- 由添団地経由 庭坂
- 福島市役所前※平日のみ
- 3番ポール
- 大原綜合病院
- 成田空港(千葉交通)
- 郡山駅前(福島 - 郡山線)
- 箕輪スキー場・箕輪ホテル前[18] ※毎年、冬季に運行
- 観光路線バス(福島駅 - 土湯温泉 - 裏磐梯 - 喜多方)※春 - 秋に運行
- 吾妻スカイライン観光路線バス(福島駅→土湯温泉→浄土平→高湯温泉→福島駅)※春 - 秋に運行
- 4番ポール
- 東邦銀行ローンプラザ福島支店裏
- バスタ新宿・大崎駅西口・東京駅鍛冶橋駐車場(WILLER EXPRESS関東・WILLER EXPRESS東北)
- 池袋サンシャインバスターミナル・東京ディズニーランド (WILLER EXPRESS東北)
あづま総合運動公園内でイベントが行われる場合に臨時バス乗り場が西口に設けられる。
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による当駅の影響
2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)によって、福島駅は大きな被害を受けた。各路線も地震発生直後から運転を中止した。
- 東北新幹線は4月12日に那須塩原駅 - 当駅まで運転再開[20]。4月25日に仙台駅までの運転が再開された[20]。4月12日から24日まで、当駅 - 仙台駅を東北本線で結ぶ快速新幹線リレー号が運転された[20]。
- 山形新幹線は3月31日に当駅 - 新庄駅まで運転再開。在来線ホームから発着していた。4月7日に発生した東北地方太平洋沖地震の余震により再び全線運休したが、4月11日に全線運転再開した。翌4月12日には東北新幹線との乗り入れを再開した[20](E3系単独編成での運転)。4月25日に東北新幹線内の併結運転が再開された。
- 東北本線は、4月5日に本宮駅 - 当駅間、4月7日に当駅 - 岩沼駅まで運転再開した[21]。しかし、4月7日に発生した東北地方太平洋沖地震の余震により黒磯駅 - 盛岡駅間が運休。4月10日に本宮駅 - 当駅間、4月12日に当駅 - 仙台駅間が運転再開し、4月21日に全線運転再開した[21]。
- 奥羽本線(山形線)は、3月31日に全線運転再開した[21]。4月7日に発生した余震により再び運休したが、4月11日に全線運転再開した[21]。
- 阿武隈急行線は、4月28日に当駅 - 瀬上駅間で運転再開し、5月16日に全線運転再開した[9]。
- 福島交通飯坂線は、3月13日に全線運転再開した[5]。
その他
西日本旅客鉄道(JR西日本)にも「福島駅」があるため、切符の駅名は「(北)福島」と表示される。2008年に新型の自動券売機(指定席券売機は除く)に入れ替わってから、近距離乗車券や入場券など一部の切符では「(北)福島」ではなく「福島」と表示されている。
古関裕而生誕100年を記念し、「古関裕而生誕100年記念モニュメント」が、2009年8月11日(8月11日は古関の誕生日である)、東口駅前広場に設置された。このモニュメントは、古関が愛用していたハモンドオルガンを演奏する姿を再現したもので、午前8時から午後8時までの1時間おきに「栄冠は君に輝く」や「長崎の鐘」などのメロディーが流れる。同日、1982年に設置された西口にある駅前モニュメントからも古関メロディーが流れるようになった。
交直接続
奥羽本線の当駅 - 米沢間には、最大勾配38‰の板谷峠が存在するため、太平洋戦争後の1949年には直流電化されていた。しかしその後、黒磯以北は交流電化を採用することになり、1959年12月の白河 - 当駅間交流電化に際して、当駅構内での奥羽本線との交直接続が問題となった。黒磯駅に比して広大な構内と複雑な配線を持つ当駅では、車上切替え方式がまだ実用化されていなかったこともあり、駅構内への地上切替え設備の設置は断念された。構内は全て交流電化とし、奥羽本線上の800m庭坂寄りの福島第二機関区付近に地上式の交直切換設備・中川切換所を設け、ここで機関車交換を行うこととした[22]。なお中川切換所の設置にあたっては、従前に直流機用機関庫の南側に沿って敷設されていた本線を北側に移設のうえ、その北側に交流機用機関庫を新設した。
1968年10月に実施されたダイヤ改正によって、当駅 - 米沢間が交流電化に転換されたのにともない、この交直接続設備は役目を終えた。
隣の駅
- 阿武隈急行
- ■阿武隈急行線
- 福島駅 - (矢野目信号場) - 卸町駅
- 福島交通
- ■飯坂線
- 福島駅 - 曽根田駅
脚注
- ↑ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ↑ JR東日本:各駅情報(福島駅)
- ↑ 4.0 4.1 伊部正之 『《調査報告》庭坂事件を考える―翌年の松川事件に繋がる謀略事件―』 福島大学研究年報 第7号 ( 福島大学) (2012年1月)[1]
- ↑ 5.0 5.1 5.2 『第2編 各鉄道の被害と復旧 8章 福島交通(飯坂線)』 よみがえれ! みちのくの鉄道 ~東日本大震災からの復興の軌跡~ (東北の鉄道震災復興誌編集委員会 (事務局:国土交通省東北運輸局 鉄道部)) (2012年9月)[2]
- ↑ 福島交通 - 飯坂電車の歴史
- ↑ 7.0 7.1 グループ事業展開(JR東日本)
- ↑ 会社概要(JR東日本)
- ↑ 9.0 9.1 『第2編 各鉄道の被害と復旧 6章 阿武隈急行』 よみがえれ! みちのくの鉄道 ~東日本大震災からの復興の軌跡~ (東北の鉄道震災復興誌編集委員会 (事務局:国土交通省東北運輸局 鉄道部)) (2012年9月)
- ↑ Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。(PDF) 東日本旅客鉄道株式会社
- ↑ 東北本線「松川駅」・「福島駅」オープニングセレモニーの開催について(2015年3月17日
- ↑ 福島北ロータリークラブ会報(No.2273 第14回例会) - 福島北ロータリークラブ(2009年10月13日付、2013年5月18日閲覧)
- ↑ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社、2017年、 621頁。
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員
- ↑ 第132回福島県統計年鑑
- ↑ 福島市公共交通活性化基本計画 (PDF) - 福島市、2012年、22頁
- ↑ 1935年の数値は、鉄道省・編『改版日本案内記・東北篇』、博文館、1937年、68頁による。
- ↑ 郡山〜裏磐梯線(スキーシーズン)を運行いたします。(12月1日より)
- ↑ “[福島線]南相馬⇔福島駅西口”. 東北アクセス. . 2013閲覧.
- ↑ 20.0 20.1 20.2 20.3 『第2編 各鉄道の被害と復旧 1章 JR東日本(新幹線)』 よみがえれ! みちのくの鉄道 ~東日本大震災からの復興の軌跡~ (東北の鉄道震災復興誌編集委員会 (事務局:国土交通省東北運輸局 鉄道部)) (2012年9月)
- ↑ 21.0 21.1 21.2 21.3 『第2編 各鉄道の被害と復旧 2章 JR東日本(在来線)』 よみがえれ! みちのくの鉄道 ~東日本大震災からの復興の軌跡~ (東北の鉄道震災復興誌編集委員会 (事務局:国土交通省東北運輸局 鉄道部)) (2012年9月)
- ↑ 杉田 肇「奥羽線四半世紀-電気機関車の変遷」、『鉄道ピクトリアル』、電気車研究会、1976年1月。
関連項目
外部リンク