柏市
柏市(かしわし)は千葉県北西部の東葛地域に位置する市。中核市、業務核都市に指定されている。人口約42万人(2017年4月時点)で、千葉県内では松戸市に次いで第5位である。東京都特別区部への通勤率は42.3%(平成28年国勢調査)。
Contents
地理
利根川を挟んで、北は茨城県との境に位置し、東は我孫子市との境に手賀沼が広がる。市域の大半は下総台地と谷津田から構成され、北端の利根川沿いの地域や、東端の手賀沼に近い地域は低地となっている。海抜が最も低い地点は手賀沼周辺低地で約5 m、最も高い地点は市南端(台地部)で約32 mである。
市中央部は東武アーバンパークライン(東武野田線)・JR常磐線、国道6号・国道16号が交差する交通の要衝となっており、市北部は首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが通り、大学、研究所、産学連携施設などが置かれ、文教地区としての顔を持つ柏の葉地域が中心。商圏人口は、約252万人[1]。 テンプレート:柏市の河川等
地名表記
柏市には〜ケ(が)丘という地名が5つあるが、表記は混在する。
- ケ丘が正式表記
- 大津ケ丘、光ケ丘、緑ケ丘
- が丘が正式表記
- つくしが丘、ひばりが丘
うち、大津ケ丘は、旧・沼南町の地区である。
歴史
柏の名の由来は不明であるが、河岸(杭の意)場に由来するという説が有力である[注釈 1]。東葛地域では明治以前に栄えていたのは水運の便がある松戸・流山・野田などであり、現在の柏の中心市街地にあたる柏村・千代田村は水戸街道沿いにありながら宿駅ですらない寒村にすぎなかった。
大正時代の北総鉄道(現・東武野田線)開通により柏駅は交通の結節点となり、同駅を中心に市街地が形成される。1960年代より東京のベッドタウンとして人口が急増した。1970年代以降はそごう(2016年9月30日閉店)、高島屋、丸井などの百貨店をはじめ多くの商業施設が進出し、東京の衛星都市的な商業地として栄える。1980年代の前後には柏駅周辺に若者向けの商業施設が次々と開店し、東葛地域(旧東葛飾郡北部)の商業拠点となった。
2005年(平成17年)には首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの開通を契機として市北部の柏の葉地域で東京大学、千葉大学、産学連携施設を中心とした文教地域が形成され、郊外型ショッピングモールやマンション開発も活発化した。
- 文明10年12月10日(1479年1月2日)市内の境根原(現柏市酒井根)で境根原合戦が行われた。市域の豪族匝瑳氏が戦闘に加わった。
- 江戸時代 利根川・江戸川の水運が栄えた江戸時代には、川沿いの集落が栄えた。現在の市域北部に位置する布施村(現・布勢)は加村河岸(現・流山市加)と結ぶ鮮魚の輸送ルートとしてにぎわった。
- 明治時代 旧柏村は明治時代の初めに至るまで水戸街道の小金宿と我孫子宿の間に位置する、旧富勢村史に「見るも苦しき寒村」と書かれる程の村落であった。
- 1881年(明治14年) 水戸街道が国道に昇格したのに伴い駅伝取締所が設置され、ようやく宿駅としての機能を有するようになった。
- 1889年(明治22年)10月1日 市制・町村制施行に伴い、柏村は戸張村・篠籠田村・松ヶ崎村・高田村等の区域を以って千代田村を設置し、同日豊四季村とのあいだに千代田村・豊四季村組合を組織した(豊四季村は士族の開墾村であり合併せずに江戸期以来の村々と距離をおいた。)
- 1896年(明治29年)12月25日 日本鉄道土浦線(田端〜土浦間)が開業し、柏駅が設置。
- 1911年(明治44年)5月9日 千葉県営鉄道(柏〜野田町間)が開業。
- 1914年(大正3年)10月10日 千代田村・豊四季村組合の組合を解消し、千代田村となる。
- 1923年(大正12年)12月27日 旧北総鉄道の柏 - 船橋間が開業、現在に至る柏駅の鉄道交通が整う。
- 1924年(大正13年)4月10日 千葉県立東葛飾中学校(現在の千葉県立東葛飾高等学校の前身。地元有志による大正年間中頃からの誘致運動が実り[[東葛飾郡]初の旧制中学校)開校。
- 1926年(大正15年)9月15日 千代田村が町制を施行し柏町となる。柏駅設置後、同駅を中心に新たに市街地が形成されたことから、千代田村内の大字の一つであった「柏」が新町の名称となった。
- 1954年(昭和29年)
- 1964年東京オリンピックの後頃から柏市では市街地再開発の機運が高まり、1969年(昭和44年)に施行された都市再開発法の第1号の指定を受け柏駅前再開発事業を開始。
- 1971年(昭和46年)4月20日 柏市内の国鉄常磐線複々線化が完了。
- 1972年(昭和47年)10月2日 柏駅に快速ホームが開設され、快速電車が停車開始(中距離電車は同日よりデータイムのみ上下とも停車、1980年(昭和55年)9月30日より全てが停車)。
- 1973年(昭和48年)
- 10月6日 柏駅東口に日本初のペデストリアンデッキ(柏市ではダブルデッキと呼んだ)を供用開始。
- 10月10日 柏駅前にそごうが開業。
- 11月2日 柏駅西口に高島屋が開業し、駅前再開発事業が一段落。
- 1978年(昭和53年)6月9日 防災行政無線運用開始。ただし、1981年7月31日まではチャイムが流れていなかった。
- 1981年(昭和56年)8月1日 防災行政無線の夕方のチャイム「夕焼け小焼け(CD音源)」放送開始。
- 1992年(平成4年) 柏駅東口の駅ビル再開発により柏ローズタウンが柏髙島屋ステーションモールに。
- 1994年(平成6年) 柏市を本拠地とするJリーグ準加盟チーム日立FC柏レイソル(1996年より柏レイソル)が、2部リーグ2位で1部リーグ昇格を決める。
- 2001年(平成13年)10月1日 防災行政無線放送等変更。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)度より「ご当地ナンバー」の採用により、柏市と我孫子市を対象地域とする自動車ナンバー、「柏」ナンバーが誕生。
- 2008年(平成20年)伊藤ハム製造工場地下水よりシアン化合物が検出され問題化[3]。
- 2010年(平成22年)8月5日 人口が40万人を突破[4]。
- 2011年 柏レイソルがJ1でリーグ戦初優勝。
- 2014年(平成26年)4月1日 東武野田線の愛称として「東武アーバンパークライン」の名称を導入。
- 2015年(平成27年)3月14日 上野東京ラインの開業により常磐線が東海道線の品川駅まで乗り入れ。
- 2016年(平成28年)9月30日 午後8時、そごう柏店が43年の歴史を終え、閉店。
政令指定都市構想
1990年代以降、周辺市町との合併による政令指定都市移行を目指すべきとの議論が一部から提唱されており、2001年(平成13年)に流山市・我孫子市・沼南町との合併研究会を設けるも、流山市および我孫子市は相次ぎ離脱し、残る沼南町とは2003年(平成15年)に合併協議会を設置して協議を進め、2005年(平成17年)3月28日に同町を編入した。これにより人口は約38万人、面積は約115 km²に拡大、中核市に移行するための面積要件を満たすことにより、2008年(平成20年)4月1日に千葉県内では船橋市に続く中核市移行をした。なお合併直前の旧柏市の人口は333,519人、面積は72.91 km²であった。
なお現在も、柏市と野田市・我孫子市・流山市・松戸市・鎌ケ谷市のいわゆる「東葛6市」での合併による政令指定都市構想があり、この6市で構成されている東葛広域行政連絡協議会が、2006年(平成18年)5月に 政令指定都市問題研究会 を設置し、2006年度(平成18年度)・2007年度(平成19年度)の2ヵ年をかけて、今後の政令指定都市の議論に役立てるため、構成市である6市の基礎データの収集や分析、広域的課題の整理などを行うとともに、政令指定都市制度の研究や東葛地域におけるシミュレーションなどの調査・研究を行ったが、同会は「合併を前提とはしていない」とした。また、2008年(平成20年)7月には、政令指定都市移行による効果や影響、意義等について、より具体的な検証を行うため、松戸市・柏市の2市による 松戸市・柏市政令指定都市研究会 を設立した。一方、船橋市や市川市でも似たような構想があり、松戸市や鎌ケ谷市ではこの方面との合併を模索する動きを見せた。4市合併による政令指定都市移行を研究する「東葛飾・葛南地域4市政令指定都市研究会」が2007年(平成19年)4月に始まり、2009年(平成21年)3月に報告書を出し、終了した。千葉県庁は2000年(平成12年)に策定した市町村合併推進要綱では政令指定都市構想に全く言及しなかったが、2006年(平成18年)に策定した市町村合併構想では、枠組みこそ決めなかったが「合併による政令指定都市移行でステップアップを目指すべき地域」とした。
人口
平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.46%増の413,954人であり、増減率は県下54市町村中5位、60行政区域中7位。
グラフ・統計
柏市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
行政
行政機関
安全
夕刻に防災行政無線で児童の帰宅を促す放送(「夕焼け小焼け」のイントロ)を流しているが、柏市内では「パンザマスト」という呼称で親しまれている[5]。柏市内の小・中学校で「パンザマストが鳴ったら帰宅」するよう指導するほか、市の広報でも以前は「パンザマスト(防災行政無線)」と記載していた。ただし「パンザマスト」とは本来、防災行政無線機などを設置する柱のことであり、日鐵住金建材が商標登録している名称である[5]。
- 警察
- 柏警察署(管内は、柏市全域)
- 新柏交番、高田原交番、旭町交番、柏駅前交番、北柏駅前交番、豊四季駅前交番、花野井交番、増尾駅前交番、松葉町交番、緑ヶ丘交番、南柏駅前交番、南増尾交番、光ヶ丘交番、大津ヶ丘交番、高柳交番、泉駐在所、手賀駐在所、藤ヶ谷駐在所、富勢駐在所、船戸駐在所
- 交通機動隊柏分駐隊
- 第三機動隊(千葉県警察警備部)
- 東葛地区少年センター
- 警察庁科学警察研究所
- 自衛隊施設
- 保健施設
- 柏市保健所
- 健康管理センター
- 医療センター
- 中央保健センター
- 沼南保健センター
- 消防
- 柏市消防局
- 柏市西部消防署
- 富勢分署(2009年6月29日に、庁舎老朽化および手狭な理由により根戸分署を廃署の上、現在地にて開署)
- たなか分署(旧:大室分署)
- 柏市東部消防署
- 逆井分署
- 光ヶ丘分署
- 柏市旭町消防署
- 西原分署
- 柏市沼南消防署
- 高柳分署
- 手賀分署
- 柏市消防団本部
- 消防団5方面42分団
- 柏市西部消防署
- 主な病院
- 柏市立柏病院(柏駅西口、JR北柏駅、つくばエクスプレス柏たなか駅発、市立病院入口バス停下車)
- 東京慈恵会医科大学附属柏病院(北柏駅から徒歩または慈恵医大柏病院バス停下車)
- 国立がん研究センター東病院(柏駅西口発、国立がん研究センターバス停下車)
- 北柏リハビリ総合病院(北柏駅から徒歩または慈恵医大柏病院バス停下車)
- 岡田病院(柏駅西口から徒歩)
- 柏厚生総合病院(柏駅西口より無料送迎バス)
- 聖光ケ丘病院(旧柏光陽病院)(JR南柏駅発、聖光ケ丘病院前バス停下車)
- 柏南病院(東武逆井駅から徒歩)
- 巻石堂病院(柏駅東口から徒歩)
- 千葉・柏リハビリテーション病院(柏駅東口より無料送迎バス)
- 千葉かしわ・たなか病院(つくばエクスプレス柏たなか駅から徒歩)
- 手賀沼病院(柏駅東口より無料送迎バス)
- 名戸ヶ谷病院(柏駅東口発、名戸ヶ谷バス停下車)
- 初石病院(東武初石駅から徒歩)
- 深町病院(柏駅東口から徒歩)
- おおたかの森病院(東武・つくばエクスプレス流山おおたかの森駅、東武豊四季駅から徒歩)
- 辻仲病院柏の葉(つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅から徒歩)
立法
市議会
会派名 | 議員数 | 備考 |
---|---|---|
柏清風 | 11 | |
公明党 | 7 | 公明党 |
日本共産党 | 5 | 日本共産党 |
柏愛倶楽部 | 4 | |
市民サイド・ネット | 3 | 市民ネットワーク千葉県 |
護憲市民会議 | 2 | |
無所属 | 4 | |
欠員 | 0 | |
定数 | 36 |
千葉県議会(柏市選出)
- 定数:5名
- 任期:2015年(平成27年)5月15日~2019年(平成31年)5月14日
議員名 | 会派名 | 備考 |
---|---|---|
阿部俊昭 | 公明党千葉県議会議員団 | |
中田学 | 千葉民主の会 | |
浜田穂積 | 自由民主党千葉県議会議員会 | |
加藤英雄 | 日本共産党千葉県議会議員団 | |
中沢裕隆 | 自由民主党千葉県議会議員会 |
衆議院
- 任期 : 2017年(平成29年)10月22日 - 2021年(元号未定)10月21日(「第48回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
千葉県第8区(旧柏市地域) | 桜田義孝 | 自由民主党 | 7 | 選挙区 |
千葉県第13区(旧沼南町地域) | 白須賀貴樹 | 自由民主党 | 3 | 選挙区 |
宮川伸 | 立憲民主党 | 1 | 比例復活 |
経済
市北部に十余二工業団地、東部に根戸工業団地、中部に柏三勢工業団地、柏機械金属工業団地があり、根戸工業団地内には伊藤ハム東京工場、イチカワ(旧・市川毛織)柏工場がある。市南部増尾地区にはニッカウヰスキー柏工場がある。
農業ではカブ、ネギ、ホウレンソウなどの野菜栽培が盛んで、1975年(昭和50年)頃に日本で初めて中国野菜チンゲンサイ、が栽培された。
柏の葉地区には、東大柏ベンチャープラザ、東葛テクノプラザといった先端産業のためのインキュベーター施設があり、ベンチャー企業の育成が行われている。また、柏の葉キャンパスシティとして、公民学の連携で新しい都市づくりが三井不動産の主導により進められている。このユニークなプロジェクトは、2008年に千葉県、柏市、東京大学、千葉大学により発表された柏の葉国際キャンパスタウン構想で構成されている。 一つは、スマートシティ構想で、ITにより社会インフラを管理する環境型都市づくり。太陽光発電やスマートグリッドを設置し、次世代環境都市を目指す。 もう一つは、公民学の連携による新たなイノベーションを生みだす国際学術研究都市の創設が目標。UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター) をプロジェクトの中心とする実際の街を使ったフィールドテストを段階的に実施中である。
市内に本社のある主要企業
- 日立ヘルスケア・マニュファクチャリング(旧:日立メディコ)
- 三喜
- 三協フロンテア
- ツヅキ
- 昭和ホールディングス
- ジェーソン
- 広島建設
- 京北スーパー
- 日立柏レイソル
かつては、テレビショッピングで有名だった二光(現:西友リテールサポート)も柏に本社があったが、2008年(平成20年)に東京に移転している。
市内に事業所がある主要企業
- 日立製作所グループ
- 日立物流
- 木村屋総本店
- 稲葉製作所
- 伊藤ハム
- ニッカウヰスキー
- 任天堂(配送センター)
- 凸版印刷
- 大日本印刷
- DNPテクノフィルム
- DNPテクノポリマー
- イチカワ
- 東洋ガラス
- 昭和ゴム
- 岡本硝子
- センコー
- オリエンタルモーター
商業施設
柏駅前
- 柏高島屋ステーションモール(高島屋柏店)
- 柏マルイ(2016年4月28日に、旧「丸井柏VAT」をリニューアル)
- ファミリかしわ
- 柏モディ(2016年10月27日に、旧「丸井柏店」をリニューアル)
- SKY PLAZA(ビックカメラや洋服の青山など)
かつては百貨店のそごうもあったが2016年9月30日に閉店した。
南柏駅前
- フィールズ南柏
- キュア・ラ
郊外
姉妹都市・提携都市
- トーランス市(アメリカ合衆国カリフォルニア州)
- 承徳市(中華人民共和国河北省)
- グアム(アメリカ合衆国グアム準州)
- キャムデン市(オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州)
- つがる市(青森県)
- 只見町(福島県南会津郡)
- 綾瀬市(神奈川県)
教育
- 大学校など
- 科学警察研究所
- 大学
- 麗澤大学
- 開智国際大学(旧日本橋学館大学)
- 二松學舍大学(柏キャンパス)
- 千葉大学環境健康フィールド科学センター(柏の葉キャンパス)
- 東京大学柏地区キャンパス
- 東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト - 公・民・学の共同研究と社会実験の全学的拠点。
・UCLAジャパンセンター - 柏の葉スマートシティー内
- 専門学校
- 高等学校
- 公立
- 麗澤高等学校※中高併設
- 日本体育大学柏高等学校
- 芝浦工業大学柏高等学校※中高併設
- 二松學舍大学附属柏高等学校※中高併設
- 流通経済大学付属柏高等学校
- クラーク記念国際高等学校(柏キャンパス)
- 中学校
- 県立
- 市立
- 芝浦工業大学柏中学校※中高併設
- 麗澤中学校※中高併設
- 二松學舍大学附属柏中学校※中高併設
- 小学校
- 市立
- 特別支援学校
スポーツ
- スポーツ施設
- 千葉県立柏の葉公園総合競技場
- 千葉県立柏の葉公園コミュニティ体育館
- 千葉県立柏の葉公園硬式野球場
- 柏市中央体育館
- 柏市沼南体育館・フットサル場
- 利根サイクリングコース
- 冒険の森アスレチックコース
- リフレッシュプラザ柏
- 吉田記念テニス研修センター
- 日立柏サッカー場(三協フロンテア柏スタジアム)
- セレスボクシングスポーツジム
- 柏を本拠地とするチーム
- 柏レイソル(サッカーJリーグ)
- 柏イーグルスTOR'82(フットサルFリーグ準会員リーグ)
- YBC柏(社会人野球・クラブチーム)
- JX-ENEOSサンフラワーズ(バスケWリーグ)
- 柏エンゼルクロス(バレーVリーグのチャレンジリーグ)
- 積水化学女子陸上競技部(実業団)
- 柏ゴールデンホークス(チアダンス)
その他にJR東日本硬式野球部は野球場を含めた新練習場を、日立サンロッカーズ東京は練習ホームコートを市内に置く。
文化施設
- アミュゼ柏
- 柏市民ギャラリー(柏高島屋ステーションモール8階)
- 柏市民文化会館
- 柏市中央公民館
- さわやかちば県民プラザ
- 柏の葉地区にある、県立の生涯学習施設
・パレット柏
- 以前は人間国宝の染色家芹沢銈介の作品コレクションを収めた柏市立砂川美術工芸館があったが、2007年(平成19年)6月29日に閉館した。砂川コレクションは、その後柏市郷土資料展示室(柏市沼南庁舎内)に移管されている。
- 柏プラネタリウム(柏市立図書館2階)
- ドーム直径6 mと公立では全国で2番目に小さく、関東では最も小さいプラネタリウム。
交通
鉄道
東日本旅客鉄道(JR東日本)、東武鉄道、首都圏新都市鉄道の駅が設置されている。中心駅は柏駅である。北総鉄道北総線・京成成田空港線は新鎌ヶ谷駅 - 西白井駅間で旧沼南町の市域を通るが、駅は設置されていない。また、流山市と接する地域では流山市にある東武野田線流山おおたかの森駅・初石駅・江戸川台駅、南部の松戸市と接する地域では松戸市にある新京成線常盤平駅・五香駅なども利用できる。
- 25px 首都圏新都市鉄道
バス
東武バスイーストが市内全域に、阪東自動車が東部を中心に路線バスを運行する。また市域の一部をちばレインボーバス、松戸新京成バスの路線が発着し、京成バスが後述するコミュニティバスを運行している。
高速バスは、柏駅と仙台駅、東京国際空港、成田国際空港を結ぶ路線が運行される。
コミュニティバスとして、南部・沼南地区では上記の路線バスのほかに「かしわ乗合ジャンボタクシー」が運営されている。同じ南部・沼南地区では「かしわコミュニティバス」(東武バスイースト運行受託)も運行されていたが、2013年3月で廃止された。流山市コミュニティバスの流山ぐりーんバスも、主に南柏駅・豊四季駅周辺で乗り入れている(東武バスイーストおよび京成バス運行受託)。
かしわコミュニティバスの廃止に伴い、沼南地区で交通空白地帯・路線バスの本数が極端に少ない地域がいくつか生じているため、2013年1月15日からはデマンド型交通の「カシワニクル」が提供されている。
道路
常磐自動車道が市の北部を南北方向に通り、柏ICで国道16号と交差する。JR常磐線に沿って国道6号が通り、市の中東部から北部を通る国道16号と呼塚交差点で交差する。この呼塚交差点は6号線が上を通る立体交差になっており、渋滞情報がしばしば報道されるため、美女木ジャンクション、穴川インターチェンジと並んで渋滞の名所として知られる。また、千葉県道8号船橋我孫子線には道の駅しょうなんが置かれている。
観光
- 柏駅周辺 - ストリートミュージシャンが多く、連日多くの若者が集まり、若者層をターゲットとした商店も多い。このため「東の渋谷」「プチ渋谷」と表される事もある。特に柏駅東口側(柏神社・柏郵便局付近)は個人商店が多く、裏原宿のようになっていることから、それにならって「裏かしわ(通称:裏カシ)」などと呼ばれることもある。
- 柏まつり - 7月下旬の2日間。柏駅周辺で行われる市最大の祭。約70万人の人出で千葉県最大級。
- 柏おどり・京北音頭 - 上記の「柏まつり」や市内の盆踊りなどで披露される踊り
- 手賀沼花火大会 - 8月上旬。1987年以降、柏市と我孫子市が主催する花火大会(合併前は柏・我孫子両市と沼南町の2市1町主催)。2009年、2011年、2012年には中止されたが、2013年からは再び毎年開催されている。
- 手賀沼トライアスロン - 8月下旬。県協会公認のトライアスロンで、沼南地区を会場に開かれる。
- 手賀沼エコマラソン - 10月。
- アートラインかしわ - 11月。街全体を、芸術と音楽をコラボした催し物で賑わせるイベント。
名所・旧跡
公園
- 千葉県立柏の葉公園
- 植物園、池、柏の葉公園総合競技場、芝生広場、コミュニティ体育館など。
- 風車、農業資料館、バーベキューガーデン、アスレチックコース、サイクリングコースなど。
- 柏ふるさと公園・北柏ふるさと公園
- 手賀沼花火大会の柏会場になる。
- 柏公園
- サクラの名所。
- 手賀の丘公園
- アスレチックコース、キャンプ場、バーベキュー広場
- 千葉県立手賀沼自然ふれあい緑道
- 増尾城址総合公園
出身著名人
公人
スポーツ
- 山中亮輔 - サッカー選手
- 石川直樹 - サッカー選手
- 今村文男 - 陸上競技選手、50000m競歩日本記録保持者、50km競歩元日本記録保持者。
- 碓井健平 - サッカー選手
- 柏大五郎 - プロレスラー(KAIENTAI-DOJO)
- 麒麟児和春 - 元力士 ※旧柏町
- 小宮山悟 - 元プロ野球選手
- 酒井宏樹 - サッカー選手
- 沢松和子 - 元テニス選手
- 白井裕人 - サッカー選手
- 古城茂幸 - 元プロ野球選手
- 魔裟斗 - 元格闘家
- 三輪隆 - 元プロ野球選手
- 谷沢健一 - 元プロ野球選手 ※旧柏町
- 隆の勝伸明(大相撲力士、十両)
- 山口翼 - 競輪選手
芸能
- 荻野目洋子 - 歌手
- 大沢允 - 歌手(元・内山田洋とクールファイブ)
- 大村正樹 - フリーアナウンサー 元鹿児島放送アナウンサー
- 金成公信 - タレント(お笑いコンビ・ギンナナ) ※旧沼南町
- 桑原秀和 - 静岡放送アナウンサー
- 小名川高弘 - ミュージシャン(CHARCOAL FILTER) ※旧沼南町
- 笹本玲奈 - 女優
- JHETT a.k.a.YAKKO for AQUARIUS - ミュージシャン、DJ
- 高木ブー - タレント(ザ・ドリフターズ)、ミュージシャン ※旧柏町、出生地は東京都豊島区。
- 高木渉 - 声優、俳優 ※出生地は千葉県君津市。
- 田中聖 - ミュージシャン(INKT)、元アイドル(KAT-TUN) ※旧沼南町
- 智田裕一 - フジテレビジョン経済部記者、元アナウンサー
- 手賀沼ジュン - ミュージシャン、タレント ※旧沼南町、出生地はネパール王国。
- ナラヨシタカ - ラジオパーソナリティ
- 成嶋早穂 - フリーアナウンサー、タレント、元東海テレビアナウンサー
- 野仲美貴 - タレント
- 長谷川京子 - 女優、ファッションモデル ※出生地は千葉県船橋市。
- パッパラー河合 - ミュージシャン(爆風スランプ)
- 原知宏 - 元タレント ※旧沼南町
- 三田涼子 - フリーアナウンサー、元東京MXテレビアナウンサー
- 三井ゆり - 女優
- motsu - ミュージシャン(m.o.v.e)
- 森下涼子 - 女優
- 宮永治郎 - ミュージシャン
学者・クリエイター
- 池田理代子 - 漫画家 ※旧沼南町
- 岡野剛 - 漫画家
- 後藤仁 - 日本画家
- 水野治久 - 心理学者
- 山内一典 - ゲームクリエイター。グランツーリスモシリーズの生みの親。
- 吉本蜂矢 - 漫画家
- 廣瀬敬 - 地球科学者
ジャーナリスト
- 斉藤健仁 - スポーツライター
その他
- 生食 - 平安末期に活躍した馬
在住著名人
その他
電話番号の市外局番
旧柏市域の市外局番は04716(市内局番なし)となっていたが、1964年(昭和39年)7月26日より、0471(市内局番は67)に変更。2002年(平成14年)2月11日には、柏市を含めた0471区域(柏MA)の市内局番の不足に伴い、04(市内局番は71XX)に変更された。旧沼南町も同様に04となったが、高柳新田・しいの木台の一部は047となっている。これは当該地区が隣接する松戸市と同じ市川MAに含まれ、同MAが1997年1月1日に0473から047に変更されたためである。
マスコット・キャラクター
脚注
注釈
出典
- ↑ 平成23年度柏市商業実態調査 報告書より
- ↑ 1954年(昭和29年)10月14日総理府告示第850号. 市の境界変更 (昭和29年総理府告示第850号). - ウィキソース.
- ↑ 2008年10月のニュースより
- ↑ 柏市人口、40万人突破 千葉日報ウェブサイト、2010年8月7日
- ↑ 5.0 5.1 防災行政無線の定時放送 - 柏市ホームページより
- ↑ “セブン&アイ・ホールディングス最大の商業施設が誕生 ショッピングと遊びがひとつになった、新体験「PARK」 SEVENPARK ARIO KASHIWA 2016年春、千葉県柏市にグランドオープン!” (プレスリリース), セブン&アイ・ホールディングス, (2015年10月23日) . 2015閲覧.
外部リンク
- 行政
- 観光
野田市 | 守谷市 | 取手市 | ||
流山市 | 北 | 我孫子市 | ||
西 柏市 東 | ||||
南 | ||||
松戸市 | 鎌ケ谷市 | 白井市 印西市 |