本塁打
本塁打(ほんるいだ)、ホームラン(英語: home run)とは、野球における打者の記録。スポーツ新聞紙上などでは、HRと略される場合が多い。
定義
- 打者が打った正規の打球が、地面かあるいは「野手以外のもの」に触れることなく(これを「インフライトの状態」という)、両翼のファウルラインとフェンスの交差地点の間(交差地点上を含む)を通過してプレイングフィールドの外へ出た場合。または、ファウルラインがフェンスと交差する地点から垂直に伸びるファウルポール、もしくはポールのフェアゾーン側に伸びている長さ数十センチメートルの金網に当たった場合[1]。「プレイングフィールドの外へ出る」とは、スタンドに入ること、更にはスタンドを越して球場外へ出ること(場外本塁打)を意味する。プレイングフィールドの外にある壁(バックスクリーンなど)に当たって跳ね返り再びフィールドに戻った場合も含まれる。「インフライトの状態」でプレイングフィールドの外へ出るとは、野手のグラブなどをかすめてフィールド外に出る場合のみならず、本来ならフィールド外に出ないような飛球が野手のグラブや頭などに当たり跳ね返ったためにスタンドに入った場合も含む。
- 審判員が明らかに上記1になるであろうと判断した打球に対して、野手が、グローブや帽子などを本来身につけるべき場所から外して投げつけ、現実に打球の進路を変えた場合。ただし、投げつけても、打球に当たらなければそのまま競技続行である。
上記1、2の場合はボールデッドとなり、審判員は右手を頭上で回すジェスチャーとともに「ホームラン」を宣告し、打者を含めた全ての走者には本塁までの安全進塁権が与えられる。走者は本塁まで正規の走塁を行い、その数が得点となる。打者走者が正規に本塁まで走塁し得点が認められたとき、打者に本塁打が記録される。
ランニングホームラン
打者が打った打球のうち、一度でも地面に落ちたフェアボールを守備側が失策を伴うことなく処理する間に、打者走者が本塁まで進塁すると「ランニングホームラン」[2](走本)となる。この場合はボールインプレイであり、審判員の「ホームラン」の宣告はない。記録上は上記1、2と同じく本塁打として記録される。
- 「インフライトの状態」とは、打者が打った打球がまだ地面かあるいは「野手以外のもの」に触れていない状態をいうので、一度野手に触れた後、地面に落ちることなくスタンドに入った場合も、「インフライトの状態でプレイングフィールドの外へ出た」ことになる。すなわち、フェア地域で野手に触れた打球で、まだ地面に落ちていないものが上記の定義1、2に該当する場合は本塁打であり、審判員によって「ホームラン」が宣告される[3]。
- ただし、一度野手が触れた打球は、その時点でフェアかファウルかが確定する[4]。したがって、野手がファウルグラウンドで打球に触れ、インフライトの状態のままフェアゾーン側のスタンドに入った場合は、ファウルボールである。一方、野手がフェアグラウンドで打球に触れ、インフライトの状態のままファウルゾーン側のスタンドに入った場合は、ボールデッドになり、審判員によって二塁打(エンタイトルツーベース)が宣告される[5]。
野手がフェンスの上に登りジャンプして捕球を試みることなども許されている。フェンスに登った野手が、本塁打になりそうな打球をプレイングフィールド内で捕球した場合は、捕球したままプレイングフィールド内に残ればアウト、打球に触れたが、ボールがグラウンドに落ちた場合はボールインプレイとなる。また、捕球した選手ごとスタンドへ入ってしまった場合、審判員が正規の捕球とみなさなければ本塁打、正規の捕球の後にスタンドに入ったと判定した場合は、打者はアウトになり、ボールデッドとなって、無死もしくは一死の場合は塁上の走者に1個の安全進塁権(テイクワンベース)が与えられる[6](1979年公認野球規則に2.15「キャッチ」【原注】[7]が書き加えられたが、アウトになるルール自体が改正されたわけではない)。タッチアップと同等の行為であるが、ボールデッド状態の為この場合は走者がアウトになる事は無い。
なお、フェンスに登るなどしている野手は危険を承知でプレイしているものとみなされ、仮に観衆の妨害を受けたとしても、審判員によって妨害が宣告されることはない。ただし、観衆がフェンスを超えてプレイングフィールド側に手を出して野手を妨害したり打球に触れたりした場合は、審判員によって妨害が宣告され、ボールデッドとなる。審判員は、妨害がなければ競技はどのような状態になったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる[8]。
打球が外野フェンスの頂上に当たった場合はその時点でフェアとなるが、はねた打球がスタンドに入ったとき、それを本塁打と判定するかどうかについてはグラウンドによって事情が異なる。一般には、本塁打と判定するための境界線がフェンスの頂上に設定されているため、打球がその後スタンドに入るかポールに触れた場合は本塁打、プレイングフィールドに落下または野手が処理した場合はインプレーとなるが、例えばフェンス上に設置されている手すりなどがある場合の扱いは各野球場で定められており、この場合はその定められた境界線をフェンスの頂上に準ずるものとして扱う。
ドーム球場のフェア地域の天井や懸垂物などにボールが当たったり挟まったりした場合、その場所によって本塁打と認定するなど各球場ごとにグラウンドルールが定められている。詳しくはドーム球場の特別ルールの項を参照のこと。
日本プロ野球においては、2009年より本塁打の判定に限りビデオ判定を行うようになった[9]。
アベック本塁打
アベック本塁打(アベック弾、アベックホームラン、アベックホーマー、アベックアーチ、アベック砲)とは、同じ球団の2人の選手が同じ試合で放った本塁打をいう。試合毎に回数で数える。1つの試合の中で一方又は双方の選手が複数の本塁打を放って達成した場合も(放った本塁打数に合わせて増えることはなく)1回と数える。2人の強打者が同時期に同球団に所属していなければ多く発生しない。
王貞治と長嶋茂雄のON砲(巨人)による106回、山本浩二と衣笠祥雄のYK砲(広島)による86回、野村克也とケント・ハドリ(南海)の70回、秋山幸二と清原和博のAK砲(西武)による62回が有名である。
サイクル本塁打
日本プロ野球およびアメリカ・メジャーリーグベースボールにおいて「一試合に」一人でソロ、2ラン、3ラン、満塁の4種類の本塁打(サイクル本塁打)を打った者は未だにいない。1999年4月18日、中日のレオ・ゴメスは東京ドームで行われた対巨人戦で2回にソロ、3回に3ラン、5回に2ランを放ち、その後8回の5打席目に満塁の場面で打席が回ったが空振り三振に倒れ記録達成はならなかった。また、2016年4月24日、埼玉西武ライオンズのエルネスト・メヒアは西武ドームにおいて東北楽天イーグルス戦で6回にソロ、7回に2ラン、8回に満塁を放ったが1打席目は四球であったためまたしても達成とはならなかった。
アメリカのマイナーリーグでは達成者がおり、1998年7月27日に行われたカージナルス傘下の2A級アーカンソー・トラベラーズ対サンアントリオ・ミッションズ戦で、トラベラーズのタイロン・ホーンが1回に2ラン、2回に満塁、5回にソロ、6回に3ランと一人で4本塁打、10打点という記録を残している。
合成サイクル本塁打
「一日に」一人で上記の4種類の本塁打は、1979年5月27日にヤクルトのジョン・スコットが甲子園球場で行われた阪神とのダブルヘッダーで2試合に跨る形で記録している(第1試合の1回に小林繁から2ラン、9回に江本孟紀から満塁、第2試合の8回に山本和行からソロ、9回に安仁屋宗八から3ラン)。
1985年8月10日、横浜大洋ホエールズのレオン・リーは広島市民球場で行われた対広島カープ戦で初回満塁弾、3回2ラン、5回3ランを放ち、同夜に宮城球場で行われた対阪急ブレーブス戦で兄のレロン・リー(ロッテオリオンズ)が放ったソロ本塁打と合わせて、一夜に兄弟サイクル本塁打を達成している。
本塁打数に関する記録
日本プロ野球
年間最多本塁打
個人通算記録
順位 | 選手名 | 本塁打 |
---|---|---|
1 | 王貞治 | 868 |
2 | 野村克也 | 657 |
3 | 門田博光 | 567 |
4 | 山本浩二 | 536 |
5 | 清原和博 | 525 |
6 | 落合博満 | 510 |
7 | 張本勲 | 504 |
衣笠祥雄 | ||
9 | 大杉勝男 | 486 |
10 | 金本知憲 | 476 |
順位 | 選手名 | 本塁打 |
---|---|---|
11 | 田淵幸一 | 474 |
12 | 土井正博 | 465 |
13 | T.ローズ | 464 |
14 | 長嶋茂雄 | 444 |
15 | 秋山幸二 | 437 |
16 | 小久保裕紀 | 413 |
17 | 中村紀洋 | 404 |
18 | 山崎武司 | 403 |
19 | 山内一弘 | 396 |
20 | 阿部慎之助 | 388 |
- 記録は2017年シーズン終了時[10]
シーズン記録
個人
順位 | 選手名 | 所属球団 | 本塁打 | 記録年 | 出場試合 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | W.バレンティン | 東京ヤクルトスワローズ | 60 | 2013年 | 130 | セ・リーグ記録 |
2 | 王貞治 | 読売ジャイアンツ | 55 | 1964年 | 140 | |
T.ローズ | 大阪近鉄バファローズ | 2001年 | 140 | パ・リーグ記録(タイ) | ||
A.カブレラ | 西武ライオンズ | 2002年 | 128 | パ・リーグ記録(タイ) | ||
5 | R.バース | 阪神タイガース | 54 | 1985年 | 126 | |
6 | 野村克也 | 南海ホークス | 52 | 1963年 | 150 | |
落合博満 | ロッテオリオンズ | 1985年 | 130 | |||
8 | 小鶴誠 | 松竹ロビンス | 51 | 1950年 | 130 | |
王貞治 | 読売ジャイアンツ | 1973年 | 130 | |||
T.ローズ | 大阪近鉄バファローズ | 2003年 | 138 |
- 記録は2017年シーズン終了時[11]
チーム
順位 | 球団名 | 本塁打 | 記録年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 読売ジャイアンツ | 259 | 2004年 | セ・リーグ記録 |
2 | 近鉄バファローズ | 239 | 1980年 | パ・リーグ記録 |
3 | 読売ジャイアンツ | 226 | 2010年 | |
4 | 西武ライオンズ | 219 | 1980年 | |
阪神タイガース | 1985年 | |||
6 | 近鉄バファローズ | 212 | 1985年 | |
7 | 大阪近鉄バファローズ | 211 | 2001年 | |
8 | 広島東洋カープ | 205 | 1978年 | |
読売ジャイアンツ | 2003年 | |||
10 | 阪急ブレーブス | 204 | 1980年 |
個人1試合最多本塁打
選手名 | 所属球団 | 本塁打 | 記録日 | 対戦相手 | 球場 |
---|---|---|---|---|---|
岩本義行 | 松竹ロビンス | 4 | 1951年8月1日 | 大阪タイガース | 上田市営球場 |
王貞治 | 読売ジャイアンツ | 1964年5月3日 | 阪神タイガース | 後楽園球場 | |
T.ソレイタ | 日本ハムファイターズ | 1980年4月20日 | 南海ホークス | 大阪球場 | |
N.ウィルソン | 日本ハムファイターズ | 1997年6月21日 | 近鉄バファローズ | 大阪ドーム | |
古田敦也 | ヤクルトスワローズ | 2003年6月28日 | 広島東洋カープ | 広島市民球場 |
年齢別シーズン最多本塁打数
年齢 | 所属 | 選手名 | 本数 | 年 |
---|---|---|---|---|
17歳 | 国鉄スワローズ | 金田正一 | 1本 | 1950年 |
18歳 | 西鉄ライオンズ | 豊田泰光 | 27本 | 1953年 |
19歳 | 西武ライオンズ | 清原和博 | 31本 | 1986年 |
20歳 | 西鉄ライオンズ | 中西太 | 36本 | 1953年 |
21歳 | 西鉄ライオンズ | 中西太 | 31本 | 1954年 |
西武ライオンズ | 清原和博 | 1988年 | ||
国鉄スワローズ | 町田行彦 | 1955年 | ||
22歳 | 読売ジャイアンツ | 王貞治 | 38本 | 1962年 |
読売ジャイアンツ | 松井秀喜 | 1996年 | ||
23歳 | 読売ジャイアンツ | 王貞治 | 40本 | 1963年 |
西武ライオンズ | 秋山幸二 | 1985年 | ||
24歳 | 読売ジャイアンツ | 王貞治 | 55本 | 1964年 |
25歳 | 埼玉西武ライオンズ | 中村剛也 | 46本 | 2008年 |
26歳 | 読売ジャイアンツ | 王貞治 | 48本 | 1966年 |
埼玉西武ライオンズ | 中村剛也 | 2009年 | ||
27歳 | 読売ジャイアンツ | 王貞治 | 47本 | 1967年 |
28歳 | 南海ホークス | 野村克也 | 52本 | 1963年 |
29歳 | 東京ヤクルトスワローズ | W.バレンティン | 60本 | 2013年 |
30歳 | 西武ライオンズ | A.カブレラ | 49本 | 2001年 |
31歳 | 西武ライオンズ | A.カブレラ | 55本 | 2002年 |
32歳 | ロッテオリオンズ | 落合博満 | 52本 | 1985年 |
33歳 | 大阪近鉄バファローズ | T.ローズ | 55本 | 2001年 |
34歳 | 読売ジャイアンツ | 王貞治 | 49本 | 1974年 |
35歳 | 大阪近鉄バファローズ | T.ローズ | 51本 | 2003年 |
36歳 | 読売ジャイアンツ | 王貞治 | 49本 | 1976年 |
読売ジャイアンツ | A.ラミレス | 2010年 | ||
37歳 | 読売ジャイアンツ | 王貞治 | 50本 | 1977年 |
38歳 | 読売ジャイアンツ | 王貞治 | 39本 | 1978年 |
ロッテオリオンズ | J.アルトマン | 1971年 | ||
松竹ロビンス | 岩本義行 | 1950年 | ||
39歳 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 山崎武司 | 43本 | 2007年 |
40歳 | 南海ホークス | 門田博光 | 44本 | 1988年 |
41歳 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 山崎武司 | 39本 | 2009年 |
42歳 | オリックス・ブレーブス | 門田博光 | 31本 | 1990年 |
43歳 | 読売ジャイアンツ | 落合博満 | 21本 | 1996年 |
44歳 | 福岡ダイエーホークス | 門田博光 | 7本 | 1992年 |
45歳 | 西武ライオンズ | 野村克也 | 4本 | 1980年 |
- 上記表の年齢はそのシーズンが開催される年に達する満年齢である。豊田泰光、町田行彦、岩本義行、門田博光は早生まれであり、アルトマンも日本の学齢に合わせると早生まれとなる。
- 最年長本塁打の記録は岩本義行の45歳5か月である。
その他の記録
個人
記録 | 選手名 | 所属球団 | 記録年月日 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
連続シーズン本塁打 | 27年 | 谷繁元信 | 中日ドラゴンズ | 1989年 - 2015年 | |
連続試合本塁打 | 7試合 | 王貞治 | 読売ジャイアンツ | 1972年9月11日 - 9月20日 | |
R.バース | 阪神タイガース | 1986年6月18日 - 6月26日 | |||
連続打席本塁打 | 4打席 | 青田昇 | 大洋ホエールズ | 1956年5月6日 | ダブルヘッダー2試合で達成 |
王貞治 | 読売ジャイアンツ | 1964年5月3日 | |||
長池徳二 | 阪急ブレーブス | 1967年6月4日 - 6月6日 | |||
醍醐猛夫 | ロッテオリオンズ | 1971年7月3日 - 7月4日 | |||
羽田耕一 | 近鉄バファローズ | 1974年4月29日 - 5月1日 | |||
松原誠 | 大洋ホエールズ | 1976年6月1日 - 6月2日 | |||
髙木守道 | 中日ドラゴンズ | 1977年6月12日 - 6月14日 | 12日のダブルヘッダー第一試合からの3試合で達成 | ||
T.ソレイタ | 日本ハムファイターズ | 1980年9月4日 - 9月5日 | |||
谷沢健一 | 中日ドラゴンズ | 1981年9月20日 - 9月21日 | |||
R.バース | 阪神タイガース | 1986年5月31日 - 6月1日 | |||
R.アレン | 広島東洋カープ | 1990年5月10日 - 5月12日 | |||
D.ジェニングス | オリックス・ブルーウェーブ | 1995年8月8日 - 8月9日 | |||
N.ウィルソン | 日本ハムファイターズ | 1997年6月21日 | |||
月間最多本塁打 | 18本 | W.バレンティン | 東京ヤクルトスワローズ | 2013年8月 | |
1イニング最多本塁打 | 2本 | 記録多数 |
チーム
記録 | チーム | 記録年月日 | |
---|---|---|---|
連続試合本塁打 | 35試合 | 西武ライオンズ | 1986年8月14日 - 9月27日 |
連続イニング本塁打 | 6イニング | 読売ジャイアンツ | 1967年10月10日 |
連続打者本塁打 | 5打者 | 東映フライヤーズ | 1971年5月3日 |
1試合最多本塁打 | 9本 | 松竹ロビンス | 1951年8月1日 |
阪神タイガース | 1976年9月19日 | ||
阪急ブレーブス | 1980年8月9日 | ||
ロッテオリオンズ | 1980年10月3日 | ||
1イニング最多本塁打 | 6本 | 西武ライオンズ | 1986年8月6日 |
メジャーリーグベースボール
最多本塁打
個人通算記録
順位 | 選手名 | 本塁打 |
---|---|---|
1 | バリー・ボンズ | 762 |
2 | ハンク・アーロン | 755 |
3 | ベーブ・ルース | 714 |
4 | アレックス・ロドリゲス | 696 |
5 | ウィリー・メイズ | 660 |
6 | ケン・グリフィー・ジュニア | 630 |
7 | アルバート・プホルス | 614 |
8 | ジム・トーミ | 612 |
9 | サミー・ソーサ | 609 |
10 | フランク・ロビンソン | 586 |
順位 | 選手名 | 本塁打 |
---|---|---|
11 | マーク・マグワイア | 583 |
12 | ハーモン・キルブリュー | 573 |
13 | ラファエル・パルメイロ | 569 |
14 | レジー・ジャクソン | 563 |
15 | マニー・ラミレス | 555 |
16 | マイク・シュミット | 548 |
17 | デビッド・オルティス | 541 |
18 | ミッキー・マントル | 536 |
19 | ジミー・フォックス | 534 |
- 記録は2017年シーズン終了時[12]
個人シーズン記録
順位 | 選手名 | 所属球団 | 本塁打 | 記録年 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | バリー・ボンズ | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 73 | 2001年 | ナ・リーグ記録 |
2 | マーク・マグワイア | セントルイス・カージナルス | 70 | 1998年 | |
3 | サミー・ソーサ | シカゴ・カブス | 66 | 1998年 | |
4 | マーク・マグワイア | セントルイス・カージナルス | 65 | 1999年 | |
5 | サミー・ソーサ | シカゴ・カブス | 64 | 2001年 | |
6 | サミー・ソーサ | シカゴ・カブス | 63 | 1999年 | |
7 | ロジャー・マリス | ニューヨーク・ヤンキース | 61 | 1961年 | ア・リーグ記録 |
8 | ベーブ・ルース | ニューヨーク・ヤンキース | 60 | 1927年 | |
9 | ベーブ・ルース | ニューヨーク・ヤンキース | 59 | 1921年 | |
ジャンカルロ・スタントン | マイアミ・マーリンズ | 2017年 | |||
11 | ジミー・フォックス | フィラデルフィア・アスレチックス | 58 | 1932年 | |
ハンク・グリーンバーグ | デトロイト・タイガース | 1938年 | |||
マーク・マグワイア | アスレチックス→カージナルス | 1997年 | |||
ライアン・ハワード | フィラデルフィア・フィリーズ | 2006年 |
- 記録は2017年シーズン終了時[13]
年齢別シーズン最多本塁打数
年齢 | 選手名 | 所属球団 | 本数 | 年 |
---|---|---|---|---|
17歳 | トミー・ブラウン | ブルックリン・ドジャース | 2本 | 1945年 |
18歳 | フィル・キャバレッタ | シカゴ・カブス | 8本 | 1935年 |
19歳 | トニー・コニグリアロ | ボストン・レッドソックス | 24本 | 1964年 |
20歳 | メル・オット | ニューヨーク・ジャイアンツ | 42本 | 1929年 |
21歳 | エディ・マシューズ | ミルウォーキー・ブレーブス | 47本 | 1953年 |
22歳 | ジョー・ディマジオ | ニューヨーク・ヤンキース | 46本 | 1937年 |
23歳 | プリンス・フィルダー | ミルウォーキー・ブルワーズ | 50本 | 2007年 |
24歳 | ジミー・フォックス | フィラデルフィア・アスレチックス | 58本 | 1932年 |
25歳 | ベーブ・ルース | ニューヨーク・ヤンキース | 54本 | 1920年 |
26歳 | ロジャー・マリス | ニューヨーク・ヤンキース | 61本 | 1961年 |
27歳 | ジャンカルロ・スタントン | マイアミ・マーリンズ | 59本 | 2017年 |
28歳 | ケン・グリフィー・ジュニア | シアトル・マリナーズ | 56本 | 1998年 |
29歳 | サミー・ソーサ | シカゴ・カブス | 66本 | 1998年 |
30歳 | サミー・ソーサ | シカゴ・カブス | 63本 | 1999年 |
31歳 | アレックス・ロドリゲス | ニューヨーク・ヤンキース | 54本 | 2007年 |
32歳 | サミー・ソーサ | シカゴ・カブス | 64本 | 2001年 |
33歳 | マーク・マグワイア | オークランド・アスレチックス→セントルイス・カージナルス | 58本 | 1997年 |
34歳 | マーク・マグワイア | セントルイス・カージナルス | 70本 | 1998年 |
35歳 | マーク・マグワイア | セントルイス・カージナルス | 65本 | 1999年 |
36歳 | バリー・ボンズ | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 73本 | 2001年 |
37歳 | ハンク・アーロン | アトランタ・ブレーブス | 47本 | 1971年 |
38歳 | バリー・ボンズ | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 45本 | 2003年 |
39歳 | バリー・ボンズ | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 45本 | 2004年 |
40歳 | デビッド・オルティーズ | ボストン・レッドソックス | 38本 | 2016年 |
41歳 | テッド・ウィリアムズ | ボストン・レッドソックス | 29本 | 1960年 |
ラウル・イバニェス | シアトル・マリナーズ | 2013年 | ||
42歳 | バリー・ボンズ | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 28本 | 2007年 |
43歳 | カールトン・フィスク | シカゴ・ホワイトソックス | 18本 | 1991年 |
44歳 | フリオ・フランコ | アトランタ・ブレーブス | 5本 | 2003年 |
45歳 | フリオ・フランコ | アトランタ・ブレーブス | 6本 | 2004年 |
46歳 | フリオ・フランコ | アトランタ・ブレーブス | 9本 | 2005年 |
47歳 | フリオ・フランコ | ニューヨーク・メッツ | 2本 | 2006年 |
48歳 | フリオ・フランコ | ニューヨーク・メッツ→アトランタ・ブレーブス | 1本 | 2007年 |
- フリオ・フランコの年齢は公称であり、資料によっては上記の年齢と西暦が一致しない場合があり。
被本塁打
被本塁打とは、投手が打者に打たれた本塁打のことを言う。ただし、投手によって投球回が違うため、本塁打を打たれやすいかどうかは、被本塁打率(被本塁打数÷投球回×9)で表される。この率が低いほど本塁打を打たれにくい投手となる。この被本塁打率の平均はMLBにおいては1.0ほどである。但し、本拠地球場の本塁打パークファクターによって変動しやすい。
NPB被本塁打記録
順位 | 選手名 | 被本塁打 | 被本塁打率 | 投球回 |
---|---|---|---|---|
1 | 鈴木啓示 | 560 | 1.10 | 4600.1 |
2 | 山田久志 | 490 | 1.14 | 3865 |
3 | 東尾修 | 412 | 0.91 | 4086 |
4 | 北別府学 | 380 | 1.10 | 3113 |
5 | 金田正一 | 379 | 0.62 | 5526.2 |
6 | 平松政次 | 374 | 1.00 | 3360.2 |
7 | 米田哲也 | 370 | 0.65 | 5130 |
8 | 小山正明 | 365 | 0.67 | 4899 |
9 | 工藤公康 | 362 | 0.98 | 3336.2 |
10 | 柳田豊 | 359 | 1.37 | 2357.2 |
- 記録は2015年シーズン終了時[14]
順位 | 選手名 | 所属球団 | 記録年 | 被本塁打 | 被本塁打率 | 投球回 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 池谷公二郎 | 広島東洋カープ | 1977年 | 48 | 1.91 | 226 | セ・リーグ記録 |
2 | 金田留広 | 東映フライヤーズ | 1971年 | 42 | 1.41 | 268 | パ・リーグ記録(タイ) |
高橋里志 | 広島東洋カープ | 1977年 | 1.33 | 284.2 | |||
井本隆 | 近鉄バファローズ | 1980年 | 1.84 | 205.2 | パ・リーグ記録(タイ) | ||
山田久志 | 阪急ブレーブス | 1985年 | 1.70 | 222.1 | パ・リーグ記録(タイ) | ||
6 | 鈴木啓示 | 近鉄バファローズ | 1968年 | 41 | 1.03 | 359 | |
柳田豊 | 近鉄バファローズ | 1980年 | 1.75 | 211.1 | |||
小野和義 | 近鉄バファローズ | 1986年 | 1.88 | 195.1 | |||
9 | 平松政次 | 大洋ホエールズ | 1976年 | 40 | 1.38 | 260.1 | |
10 | 真田重男 | 松竹ロビンス | 1950年 | 39 | 0.89 | 395.2 | |
鈴木啓示 | 近鉄バファローズ | 1971年 | 1.20 | 291.1 | |||
遠藤一彦 | 横浜大洋ホエールズ | 1984年 | 1.27 | 276.2 | |||
山内孝徳 | 南海ホークス | 1986年 | 1.66 | 211.1 |
- 記録は2015年シーズン終了時[15]
選手名 | 所属球団 | 被本塁打 | 記録日 | 対戦相手 |
---|---|---|---|---|
川崎徳次 | 読売ジャイアンツ | 8 | 1949年4月26日 | 大映スターズ |
注釈
- ↑ 公認野球規則 5.05(a)(5)
- ↑ 英: inside-the-park home run または inside-the-park homer。en:Inside-the-park_home_runも参照のこと。
- ↑ アシストホームランとも呼ばれ、元福岡ダイエーホークスの岸川勝也が鈴木貴久の、元読売ジャイアンツの松本匡史がボブ・ホーナーの放った打球を本塁打にしてしまっている。ホセ・カンセコは、カルロス・マルティネスの放った打球が頭に当たり、これがフェンス外側へ飛んで、結果本塁打にしてしまったことがある。その他、大豊泰昭や山田勉も本塁打をアシストしてしまったことがある。1960年8月9日のボストン・レッドソックス対クリーブランド・インディアンスの試合では、レッドソックス外野手のルー・クリントンが、エンタイトル二塁打になるはずだったボールを偶然スタンドに蹴り込んでしまい、間の悪いアシストホームラン、しかも決勝打にしてしまうハプニングが起きている
- ↑ 公認野球規則 本規則における用語の定義 25『フェアボール』(e), 32『ファウルボール』(d)
- ↑ 公認野球規則 5.06(b)(4)(F)
- ↑ 公認野球規則 5.06(c)(3)
- ↑ 当時のもので現在は本規則における用語の定義 15『キャッチ』【原注】に記載されている。
- ↑ 公認野球規則 6.01(e)
- ↑ 2014年度からはフェンス際の打球と適用範囲が広がっている。
- ↑ NPB 通算本塁打記録 - NPB.jp 日本野球機構(シーズン中は毎日更新)
- ↑ NPB シーズン本塁打記録 - NPB.jp 日本野球機構
- ↑ MLB 通算本塁打記録 - Baseball-Reference.com
- ↑ MLB シーズン本塁打記録
- ↑ NPB 通算被本塁打記録 - NPB.jp 日本野球機構
- ↑ NPB シーズン被本塁打記録 - NPB.jp 日本野球機構
関連項目
- 野球の各種記録
- 全球団から本塁打
- プロ野球記念本塁打一覧
- 幻の本塁打一覧
- 左右打席本塁打
- 初打席本塁打
- 満塁本塁打
- セントラル・リーグ個人タイトル獲得者一覧
- パシフィック・リーグ個人タイトル獲得者一覧
- 500本塁打クラブ
- 1998年のMLBシーズン最多本塁打記録対決
- クリケット#ラン(得点) - 「6ラン」は打球がバウンダリーと呼ばれる境界をノーバウンドで超えた場合に6点が与えられるもので、本塁打と性質が類似する。